「マーキュリー通信」no.15 【やはり楽天に決定】
プロ野球新規参入は予定通り楽天に決まった。
決定理由は、ライブドアより楽天の方が経常利益が多く安定しているからとのことです。
楽天の株式時価総額は11月2日現在で9400億円で、これはプロ野球界トップのオリックスの1兆500億円に肩を並べる。
一方、ライブドアは2400億円でプロ野球界の中では、中間に位置し、ダイエー、阪神1200億円の2倍だ。
西武鉄道2000億円の丁度上に位置する。
オーナー達は、ライブドアの収益力から、長期的にプロ野球団を経営していくことに疑問を呈していた。
自分たちの収益力を考えるとライブドアの収益力を云々するのは茶番劇だし、わざわざ時間をかけるほどの事はない。
但し、時間をかけた分、これまで一般には無名だったライブドアの知名度が一気に上昇し、
ライブドアに対する判官贔屓が増え、ライブドアの企業イメージがアップし、マスコミによる広告宣伝費を考えた場合、
ライブドアが得た無形の財産は計り知れない。
一方、自分たちの広告塔程度にしか考えていない企業経営者が、長期的経営を主張するのは極めて滑稽に映る。
そもそも企業は営利が目的なのだから、プロ野球団所有が企業経営上プラスなら継続するし、
その赤字額が維持するには大きすぎる場合には、近鉄のように放棄せざるを得ない。
現在ダイエーが最後の選択を迫られて、ソフトバンクが買収に意欲を見せている。
今回の楽天のプロ野球進出を見ると、企業の盛衰を垣間見る。
つまり、鉄道、スーパー、食品会社等伝統産業が衰退し、IT関連企業の躍進が目立つ。
僅か7~8年前に設立され、共に2000年に上場した両社の株式時価総額が、伝統企業の株式時価総額を
いとも簡単に抜き去ってしまうことに驚きを禁じ得ない。
楽天のプロ野球進出を機に、是非プロ野球の大改革を進めて欲しい。
球団を維持できない収益力の弱い企業はどんどん退場すればよい。
IT企業以外でも高収益企業は、トヨタ、ホンダ、ソニー、セブンイレブン、キャノン等々いくらでもある。
それらの企業がスポンサーしたくなるようなプロ野球団に改革していくべきと考える。
私としては、Jリーグ方式を見習い、全国主要都市にプロ野球団を設立して欲しい。
球団数は現在の12から倍の24に増やす。その代わり、現在の2軍を廃止して、1部リーグ、2部リーグとし、
1部リーグの最下位は2部リーグの首位と毎年入れ替わる。外人枠も撤廃し、韓国、台湾選手もどんどんスカウトする。
選手の年俸は、もっと身の丈にあったモノに大幅ダウンさせる。
メジャーリーグとの年俸格差がついても、実力のない選手は行けない。
その一方で、選手をもっと大切にする。例えば現在の人工芝は選手の腰や膝に良くないので、天然芝に切り替える。
そして、ファンのための改革を徹底的にやる。
さて、皆さんはどんなふうにプロ野球を改革したいと思いますか?
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