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2004年11月 9日 (火)

「マーキュリー通信」no.17【イメージする力】

新潟県中越地震はいまだ余震が続き、被災者の心労はいかばかりかと察します。
2歳の皆川優太君が奇跡的に救出され、病院にいる元気な姿がテレビで映し出されるのを見ると、亡くなったお母さん、1つ上の真優ちゃんのことやこの子の将来に思いが馳せ、自然と涙が出てきます。
私どもは耐震防災の重要性を、仕事としてお伝えしているのですが、これだけマスコミで連日連夜報道して
いても、「死んだらそれまで」と対岸の火事と捉えている人が多いようです。
地震関連の第一人者東京大学目黒公郎博士は、日本人のそのような受け止め方に対し、「イメージ力の欠如」と評しています。
昨年9月の上野国立科学博物館で行われたザ地震展で、目黒博士は、阪神大震災で亡くなられた方の悲惨な写
真をその場限りと言うことで公開されました。大半の方は、地震発生後15分以内に、圧死、窒息死、焼死等で亡くなられました。
建物の下敷きになった写真、家具が倒壊して押しつぶされ肋骨がばらばらになった死体、大型テレビが飛ん
できてぐちゃぐちゃになった顔、全身黒こげになってミイラのような焼死体等々それは見るに堪えない残酷な死体で、
今でも鮮烈な映像として脳裏に焼き付いています。
「もし、自分の家族や、親、友人がそのような衝撃な死体で発見されたらあなたはどのように感じますか?」と目黒博士は訴えかける。「死んだらそれまで」なんて言う事自体不謹慎と、そんなことを言ってしまう自分を恥じることになります。
我々一人で生きているわけではありません。地震報道でも分かるとおり、多くの人が支え合って生きています。
私は、耐震防災にお金をかけることが、車に保険をかけると同じように、保険の一種として理解される世の中がいずれ到来するものと信じています。それまで耐震防災事業の重要性を訴え続けていきたいと思います。

下記は、東京都で発表している地域別危険度調査結果です。これを見るとご自分の住んでいる地域の危険度を建物倒壊危険度 火災危険度 避難危険度 総合危険度で把握することができます。私の住む豊島区は比較的安全と思われていたのですが、池袋本町 3丁目 は総合危険度は最悪の5,BBBの評価で都内で16番目に危険度の高い地域と判定されています。因みに東京都で一番危険な地域は、足立区千住仲町で、3項目全てにおいて危険度5で、総合でもワースト1位でした。
「第5回地域危険度測定調査結果地域危険度一覧表」
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_5/table.htm

追記
この度、中野区防災課と6町内会の協力の下に、防災マニュアルが完成しました。中野区長の耐震防災事業に取り組む姿勢他、自助、共助、公助の必要性が強調されています。オールカラーの逸品です。ご希望の方は、若干部当方に手持ちがありますのでご連絡ください。

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