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2005年4月 2日 (土)

「マーキュリー通信」no.87「プロ野球開幕:懲りない旧人類の経営者達」

 昨日4月1日はセリーグもプロ野球開幕となりました。
 私は長嶋茂雄氏が昭和33年に巨人軍に入団以来の巨人ファンです。しかし、最近の巨人戦はどうも面白味に欠けています。特に松井が大リーグに移って以来、精神的支柱が無くなり、以前ほど巨人戦を見てもエキサイトしなくなりました。
 長嶋監督以来、本来「speed & charge」の野球を目指してきたはずなのですが、現実にはそれと逆のことを毎年やってきています。毎年4番打者ばかり集め、大味な試合が目立ちます。毎年やるべきことは、抑えのエースを獲得することなのですが、今年もその課題を解決することなく開幕に臨みました。昨年までのつぎはぎ補強のつぎはぎを取っただけでした。そして、その不安が見事的中したのが、昨夜の開幕試合でした。開幕戦だけで、今年の全てを占うわけにはいきませんが、毎年この不安が的中してしまうのが辛いです。
 又、人気を出すために、清原を4番に据えましたが、彼は既に峠を越えた選手、余り期待できません。そして、彼がブレーキとなって、打線にまで影響し、投打の歯車が噛み合わず、チームが調子の波に乗れず、このスタートのつまずきが、ペナントレースの最後の段階にずしりと影響を及ぼしそうな気がします。

 一方、新球団楽天イーグルスですが、予想通りの成績で、もし近鉄のエース岩隈が移籍していなかったら更に空恐ろしい事態になっていたことでしょう。
 今年は、プロ野球改革元年といわれていますが、これはマスコミが作り上げた活字だけの絵空事で、実態は殆ど変わっていないようです。本気で改革するなら、新球団楽天イーグルスの戦力アップに協力していたはずです。オリックスと近鉄が合併するときに、希望選手は楽天にいけるようにしたり、各チームの楽天への移籍希望選手は最低1名は楽天にいけるような制度を作れば、戦力均衡が図れ、もっと野球が面白くなったはずです。楽天は、今後も負け続け、だんだん見向きもされなくなってしまうのではないかと心配しています。そうなることは分かっているのに、先を読みながら手を打てないところに、この旧態依然とした球団経営者の頭の固さを憂えます。そして、今年のストーグリーグの問題として、常敗軍団楽天の対応が話題となり、これまた問題先送りで翌シーズンに持ち越されること大と見ています。そんな私の杞憂が当たらないことを祈っています(;-;)

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