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2005年4月13日 (水)

「マーキュリー通信」no.92【憲法改正!?】

 日経の世論調査で、「改憲すべき」と回答した人が54%に対し、「現行のままでよい」は29%と回答。10年前、両者は拮抗していたけれど、時の経過と共に改憲派が増加しています。戦後60年経ち未だに改憲論議をしているのが実に不思議に思います。60年間も経てば、諸外国では、現状に合わせ頻繁に憲法を変更しています。しかも、現行憲法は、米国が創った借り物で、当時のGHQマッカーサー元帥が、秘書に指示して短期間に創らせた即席憲法です。
 米国の意図は、日本の将来に対し?@軍事力を持たせない?A財閥の経済支配をさせない?B宗教を日陰に追いやることで日本の精神力の骨抜き、この3つを画策したものであることは識者の間では常識的なことです。
 こういう米国の思惑の下に創られた憲法なのに、いまだにありがたがっている人がいて、改憲の話を打ち出すと、「あいつは右翼だ」という早合点をする思考力停止の人もいまだに存在します。

 しかし、終戦直後1950年の朝鮮戦争勃発で米国の思惑、特に?@と?Aは吹き飛んでしまいました。つまり、米ソ対立の冷戦構造のスタートです。
 本来改憲論議は冷戦時代に行うべきだったのですが、現行憲法は、時の為政者に都合の良い形で解釈され、米国の思惑の変更に合わせ、日本政府は柔軟に詭弁を弄しながら、米国追随外交という方針の下に戦後政治が繰り広げられてきました。

 現行憲法と現状を比べても憲法違反は多数存在します。
まず第1は、自衛隊という軍隊の存在
第2は、政教分離と明確に謳っているのに、政教一体の政党の存在
国会議員の定数の地域間の著しい格差
長期間に亘るゼロ金利政策:これは財産権の侵害で違憲状態です。
花粉症:国民の健康に重大な影響を与えるので違憲状態です。
自由のはき違え:例えば、過度のヘアヌード露出による青少年への害毒の垂れ流し。「ヘアヌード解禁を取り締まるべき」とマスコミ人に話すと、「憲法で保証された言論の自由に抵触する」との消極的なコメントが返ってきます。自由には責任が伴うことを理解しないのには驚きます。

 終戦直後に出来た現行憲法は、焦土と化したどん底日本の時代に創られた。しかし、現在は世界第2位の経済大国です。
 世界第2位の経済大国日本という現実を直視すべきです。そこにはおのずと国際的な責任と役割が異なってきます。

 新宿中央公園に住むホームレス(即ち60年前の日本の状態)を襲う人は殆どいないが、現在の豊かな日本に対し、何らかの対価を潜在的にも顕在的にも要求しようと思っている諸外国は多数存在します。
 平和の理念は重要です。しかし、60年前と現在とでは、日本自身も、そして国際的にも変わっていることに気付くべきです。そして、60年前との最大の相違は「環境問題」と「個人のプライバシーの問題」、そして「心の問題」です。過去60年間で快適な生活は得られた。しかし、失われたものも大きい。その最大のものが「心の問題」です。精神的荒廃、倫理観の欠如、宗教心の欠如、思いやりの欠如、豊かな社会特有のハングリー精神の欠如、ニートのような昔では考えられない若者の存在。
 上記諸問題を取り入れながら、現行憲法の問題点を充分議論を尽くし、その上で、日本人の手作りによる、日本人の魂の入った新しい憲法を創って欲しいと思います。

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