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2005年4月21日 (木)

「マーキュリー通信」no.95【朝日新聞、武富士に編集協力費5千万円返済】

 朝日新聞社が週刊朝日の連載企画に対する「編集協力費」として消費者金融最大手武富士から5千万円の提供を受けていたという記事が日経に載っていた。
 日経では、メディアに厳しい倫理観が必要と主張していたが、私はもう1つの重要な側面を提起したい。 最近の日本人の精神的荒廃の原因の1つにポルノの解禁と消費者金融問題がある。
 本来、消費者金融は、昔の質屋の代わりのビジネスであり、生活上どうしても行き詰まった人の救済措置としての役割はもっている。しかしながら、これが過剰になってくると、巷に氾濫する商品、ブランド品欲しさに高利の消費者金融についつい手を出してしまう人が多数出てる。これらの人は、なかなか自分を律することができず、又、精神的にも弱く、後の返済のことを考えずに、消費者金融に手を出してしまう。
 消費者金融は、以前はサラ金といわれ、サラ金から借りること自体罪意識をもっていた。そして、やくざを使った過酷な取り立て等今でもその問題は解決していない。にも関わらず、消費者金融がテレビCMにも大手を振って登場している。各社のCMは、サラ金の悪いイメージを払拭するイメージアップ広告が主流。

 一方、駅前の一等地は今や消費者金融に占拠されてしまった。本来裏街道でひっそりと営業すべきサラ金が大手を振って一番目立つところで広告塔を出している国が一体どこにあるのだろう。これは日本の国辱だ。政府は、こういうところを厳しく取り締まるべきところを、それを助長するかのような光景が日常茶飯事となってしまった。
 このような過剰露出とイメージアップ作戦により、消費者金融会社の利益は今や大手都銀をもしのいでしまった。その反面、自己破産者が年々増加の一途をたどり累計で100万人を超える異常事態となり、大きな社会問題化している。自己破産者数の推移 1998年 10.3万人 1999年 12.2万人 2000年 13.9万人 昨年は 16万人 今年は昨年の40%以上も増加している。
 更に呆れるのは、このように社会問題化しているにもかかわらず、大手都市銀行が次々と消費者金融との資本提携を開始したことだ。 バブル期に過剰融資で批判を浴びた銀行各行は、今度は見境無くサラ金に走り出した。儲かれば何をやっても良いのか?一体バンカーとしての誇りはどこへ行ってしまったのか。

 話を朝日新聞の武富士からの編集協力費に戻ります。
 朝日新聞には、2つの罪が発生します。1つは、日経が指摘するように、本来広告として掲載すべきところを、そうでなく記事として掲載したら、読者はそちらの方を信用してしまう。つまり、武富士のイメージアップ作戦に一役買ったということ。
 2つ目は、社会的悪を助長するようなビジネスには協力しないという新聞社本来の使命感の欠如。朝日新聞始めマスコミ各紙は、ポルノ雑誌の広告を平気で掲載している。この辺も新聞社の倫理観の欠如といえる。以前、マスコミの人にポルノ雑誌の広告をなぜ止めないのか聞いたところ、「言論、表現の自由があるので」と奥歯に物が挟まっているような言い方で応えていました。

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