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2005年4月23日 (土)

「マーキュリー通信」no.96【NTTドコモデータ流出】

 NTTドコモの契約社員が同社顧客リスト約25千件を流出させた事件が報じられた。なぜ個人情報の流出が後を絶たないのだろうか?
 日経ビジネス(2月28日号)に、ヤフーBBの顧客情報660万件を流出させた首謀者(ハッカーネーム黒川かえる)による「事件の全容を語る」ショッキングな記事が記載されていた。個人情報が流出されるまでのヤフーBBのセキュリティ対策は全く杜撰で、ヤフーBBの個人情報へのアクセスが、外部のインターネットカフェ等から易々と侵入できていたという恐るべき事実が露呈した。

 4月1日に個人情報保護法が施行され、今後企業の情報セキュリティ対策は強化されていくことでしょう。しかし、情報漏洩を撲滅することは不可能と観た方がよい。各企業は不況対策として、正社員を減らし、ひたすら非正社員の比率を上げてきた。その結果、人件費比率の低下と、流動費化の促進により、企業収益は回復してきた。一方で、終身雇用制度は崩壊し、企業に対する忠誠心が薄れてきた。
 リストラで辞めた社員は、その企業にどういう思いを抱くか?必ずしも円満退職をした社員ばかりとは限らない。中には恨みを持つ社員も当然出てくる。それでは、正社員だけで固めた企業に関する情報セキュリティ対策は万全でしょうか?

 私は、もう1つ大きな落とし穴があると観ています。それは、昨今の日本人の精神的荒廃です。「マーキュリー通信」では、ここ3回続けて精神的荒廃を取り上げています。これはたまたま重なっただけのことなのです。前回も、今回も、実は違うテーマで「マーキュリー通信」を発信する予定でしたが、たまたま朝日新聞の武富士取材料事件やNTTドコモの情報漏洩事件が発覚しために、急遽テーマを変えて「マーキュリー通信」を書きました。

 マクロで観るなら、日本社会全体の精神的荒廃、ミクロで観るなら家庭の崩壊、企業内においてはテクノストレスから来る精神障害等、これらが複雑に絡み合い、精神的荒廃が社会、企業内、家庭内で進行しつつあります。これらの病理を根本的に取り除かない限り、日本及び日本人全体を襲う精神的荒廃を防ぐことは困難と考えています。
 根本的病理を取り除く為に、「心の教育」が今ほど重要視されることはありません。昨今ゆとり教育の弊害として、子供の学力低下が問題となっています。しかし、「心の教育」は、学力低下以上に重要な問題であることに早く日本人全体が気付いて欲しいと思います。
 そして、いずれ日本最大規模の情報流出、「住民基本台帳」の大量個人データが流出するという大事件が日本人を震撼させることが、そう遠くない時期に訪れることを私は予測しておきます。

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