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2005年5月

2005年5月31日 (火)

「マーキュリー通信」no.112創レポート5月号【社会“不安”の内容変化がビジネスマネジメントに残す“教訓”】

 今回も「創レポート」から大きな学びを頂きました。
 私が「マーキュリー通信」を通じ度々日本人の精神的荒廃を訴えていましたが、この精神的荒廃が企業のリスク・マネジメントにも影響を及ぼしていることに気付きました。今回の「創レポート」は、どうしたらリスク・マネジメントの一環\nとして、泥棒対策を考えるべきか具体的事例を交えて学びました。

 一方、単に泥棒対策だけにとどまらずに会社が遭遇するリスクに対し、経営者として対処していくのか、経営者のみならず、中間管理職、末端の社員に至るまで、企業のリスクをどのように把握し、対策を取っていくのか、大いなるヒントを頂きました。
 この「マーキュリー通信」を読む方は、様々な階層、立場の方がいますが、それぞれご自分に引き直して、自分ならどうすべきかを考える格好の材料を提供してくれます。
 菅谷信雄○「創レポート」(5月号)を送付させていただきます。
 社会“不安”の内容変化がビジネスマネジメントに残す“教訓”
☆☆☆ 経営管理の視点から ☆☆☆
◆本レポートの内容◆
【1】ついに“治安悪化”が社会不安のトップに…  ……… 1
【2】会社の通帳と印鑑と“時間”を盗んだ知能犯  ……… 2
【3】もっと詳しく知ってから…、では遅すぎる!  ………… 3
【4】マネジメントでも同じことがないだろうか?  ………… 4
【5】マネジメントには2つの流れが不可欠  ……………… 5
○興味がありそうなご友人には、是非“転送”してあげてください。
○お役に立てれば幸いです。
-----中小零細企業の存続とその未来のために-----
【公認会計士・税理士 伊藤 隆】
銀   座 TEL:03-3538-5798
四日市 TEL:0593-52-0855
携   帯  090-7605-7460
URL  :  http://www.cpa-itoh.com

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2005年5月30日 (月)

「マーキュリー通信」no.111【出生率1.28最低更新】

 2004年の人口動態統計で、一人の女性が生涯に産むとされる子供の数(合計特殊出生率)が4年連続低下して、過去最低の1.28となることが厚労省のまとめで分かった。   
昨年成立した年金制度改革では、出生率が04年まで1.32で推移し、07年に1.30程度で底を打ち、30年頃には1.39に上がる前提で保険料の負担と給付水準を設計している。

 しかし、厚労省の出生率予測を信頼している人は殆どいない。事実、昨年年金制度の改悪時に出生率が厚労省の試算と既に食い違っていたにもかかわらず、そのまま押し通してしまった。出生率に関する識者の見方は、今後更に低下し、現在1を切り始めた東京並みまで低下するだろうというのが一般的。当然、厚労省の役人もこの事実を知っているが、各種利権構造の上に成り立っている年金制度に抜本的なメスを入れるか、又は制度自体を廃しすることは殆ど不可能な状態だ。

 一方で、超高齢化社会が予想以上に進展し、平均寿命は更に延びていく。人生80年時代から100年時代へと向かっており、年金支給開始年齢は、更に引き上げられると予想しておく方が賢明といえる。今後の年金受給者はこういう前提で老後の設計を立てることを迫られることでしょう。

 事実上破綻している年金制度を、族議員、官僚と社会保険庁、業界のエゴで国民を騙し続けるのはもういかんせん限界が来ている。 最近識者の間でも、年金制度は「世界最大のネズミ講」との意見を頻繁に聞くようになった。民間業者には、法律でネズミ講は違法としているのに、頭の固い官僚は自分たちの年金制度をネズミ講と気がつかない。
 民間のネズミ講は何故禁止されているのか?
 それは被害者が必ず出るから、法的に規制しておくわけです。
 であるなら、年金制度は、最早破綻して、将来政府が主張しているような額をもらえないことは賢い国民は皆知っている。それを知っている若者は、年金の掛け金を支払わないわけです。

 いずれ、年金制度は、「ネズミ講」としてその違法性を正式に訴える市民団体が出てくることを期待しています。最近消費税率の値上げ論議が出てきたが、都合の悪いことはひた隠しにして、どこまで国民を納得させられるのだろう。今こそsilent majorityたる一般国民が怒りを爆発させる時期だと思いますが。

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2005年5月28日 (土)

「マーキュリー通信」no.110【小さな幸福】

 昨日は私の56回目の誕生日でした。

 私の場合、私の誕生日、妻の誕生日、結婚記念日は、我が家にとってスペシャルデーとして、残業、夜の約束、出張等は、この3つの記念日は外して、仕事が終わったら直ぐに帰宅します。昨夜、帰宅すると妻が2時間もかけて作った特製バースデーカードが私を出迎えてくれました。その次は、バースデープレゼントのオンパレード。全部で7種類もありました。妻が、ここ数ヶ月間で私の誕生日のために買い集めた商品でした。そして食事は、私の大好物のなすの挽肉詰めフライでした。私は子供の頃から、なすの挽肉詰めフライが大好物で、誕生日には定番メニューとして出ます。結婚してからも妻が引き継いでいます。どんな高級料理よりもこのなすの挽肉詰めフライが好きなのです。そして、毎年のように「どうしてこんな美味しい料理がレストランで出ないんだろうね?将来自分でなすのひき肉詰めフライのレストランでもやろうか?」などと会話を交わします。

 結婚して26年目、子供好きの私に皮肉なことに子供が出来ませんでしたが、こういう一時を私は大切にし、こういう小さな幸福を大事にし、又、明日への活力としています。

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2005年5月26日 (木)

「マーキュリー通信」no.109【介護保険赤字3倍に】

 介護保険サービスの費用を賄いきれず、都道府県からの借入金に頼った実質赤字の市町村数が2004年度は291に上り、前年度より7割増加、赤字総額は150億円、前年比3.4倍となっていることが日経の調査で判明しました。
 介護保険制度に関しては、私は以前から役所がやってはいけない制度と主張してきました。その理由の1つとして、このような制度を作った場合に、必ず族議員と官僚、そして、利権団体、業界との癒着が起こるからです。事実、介護保険料は、年金同様利権の温床と化しているようです。介護業界最大手、ニチイのトップの介護保険制度の実態に関する話です。
 この業界は中小・零細企業が圧倒的に多く、福祉という美名の下に、役所から予算獲得の為に群がっている。例えば、老人用の杖が必要な旨役所に働きかける。予算がつけば、老人が必要かどうかはチェックされないまま、予算消化の為に大量の杖が老人に配布される。
 介護ベッドや、車椅子等日本製品の質は非常に悪く、リコール対象のものも数多く存在する。それはこれらの商品のユーザーは物言わぬ介護老人の一方、お金を出すのは役所、そして、家族も施設に預けっぱなしのことが多いからだそうです。\

 次に、役人が介護保険制度に関わると、民間と比べ生産性が悪く、又、非営利事業とはいえ採算マインドがないため、赤字の垂れ流しになることが多い。更に、人口動態的にみると、現在は人生60年時代から80年時代、更には100年時代へと平均寿命が伸びていく。寝たきり・痴呆老人も増加の一途をたどり、現在2百数十万人がいずれ500万人、1000万人の時代がくると言われています。
 役人、族議員は、こういう都合の悪いことは隠し、自分たちの利権を築き上げるために、介護保険制度をスタートさせました。彼等には、戦略や理念はありません。目先のことしか考えません。確かに、役人、族議員が主張するように、介護保険制度自体もちろん制度導入のメリットは否定しません。しかし、いったんこのような制度を導入すると、赤字は自己増殖して、幾何級数的に膨らんでいくのは年金の歴史が証明しています。

 介護保険料の支払いは、40歳以上が対象ですが、現在支払対象者の引き下げが検討されています。又、保険料収支の赤字を補うために、今後保険料の値上げは加速化していくことでしょう。国は、年金負担の増額に加え、介護保険制度維持のために、今後国民負担の増大を強いていくことでしょう。そして、その問題は年々大きくなり、気がついたときには、年金同様破産状態となるでしょう。それでも役人や族議員は、年金同様、詭弁を弄し、国民を煙に巻くことしか考えないでしょう。

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2005年5月25日 (水)

「マーキュリー通信」no.108【談合は日本企業社会の特質】

 国発注の鋼鉄製の橋梁建設工事の談合が発覚、しかも40年以上も続いてきたと連日マスコミで報道されている。談合に関与した企業は、横河橋梁、石川播磨重工、三菱重工、JFEエンジニアリング等日本を代表するそうそうたるメンバー。
 談合は古くて新しい問題であり、見つかった企業の担当者は運が悪いくらいにしか思っていないでしょう。私も、30年前、三井物産?轄蒼燗S鋼部門(土木建材)の営業マンとして働いていたとき、業界では談合は日常茶飯事に行われていました。
 受注形態は、大手ゼネコンがとるのか、商社が取るのかに別れていました。商社が役所(当時は運輸省港湾局)に直接販売することを支給材といって、役所より直接商社に発注していました。
 役所向け鋼材商売は値引きがないので高収益商売でした。当時、民間ゼネコン向け商売は値引き合戦が激しく、手形も台風手形のような超長期の手形で、採算が悪く、役所向けの商売で何とか一息ついている状態でした。
 三井物産?鰍ヘ新日鐵を担いで入札に参加しました。私も入札に参加しましたが、毎回どこのメーカーがとるか事前に決まっており、入札札を間違えないようにするのに最大の神経を使いました。\n\n 役所が、その業界の受注状況、落札金額、シェア等チェックすれば、談合をしているのは一目瞭然ですが、役所は形式的に要件を満たしていれば、見て見ぬふりをするのが役所の体質でした。又、各企業及び社員とも談合は悪いことは分かっているけれど、罪意識は全く感じていませんでした。

 私のいた業界が現在も談合を行っているかどうか、30年も前のことで、当時の談合自体既に時効なので知りません。しかし、役所の体質を考えれば、日本全国津々浦々このような役所との癒着関係は、企業の大小を問わず、良きにつけ、悪しきにつけ存在すると考えた方が自然です。

 当社で販売中の「家庭用生ごみ処理機」では、全国自治体の7割が助成金を出しています。中には、地元企業育成のために、地元企業からの購入した場合に助成金を出している自治体もあります。これなど役所と地元業者との癒着関係が発生し、不正の温床となります。事実、鎌倉市では地元業者が助成金を悪用した事件が発覚しました。
 さて、談合は不公正取引で、独禁法に触れます。他の不公正取引としては、取引上の地位を乱用、悪用して、立場の弱い下請け業者、納入業者に、不当な取引を要求する例はこれも日本企業の取引としてごく当たり前に行われている商行為です。これも各企業の現場の担当者に罪意識はありません。皆、会社のためにやっているケースが大半です。
 取引上の地位の乱用の最大のケースは、国債の発行を日銀、大手都銀に押しつけてきた大蔵・財務省です。\n 今や日本の国債など外国企業は見向きもしません。いずれ暴落する日本国債などリスクが大きすぎて、通常のビジネス感覚なら怖くて買えません。後は、マスコミに踊らされてつい買ってしまった一部の国民です。\n 立場の弱い日銀、大手都銀に無理矢理押しつけてきて、その総額は何と888兆円にも上っています。8が3つでハサンという皮肉なジョークが飛び交っているほどです。

 そして、国の破産が現実のものとなったときに、独禁法違反の国家の大罪を日銀、都銀が国を告訴する勇気があるかどうか。もし、訴えなければ、泥舟もろとも沈んでしまうわけですから、背に腹は代えられないので、そのような訴訟が起きると筆者は読んでいます。

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2005年5月21日 (土)

「マーキュリー通信」no.107【紫外線から身体を守る】

 本日は五月晴れの好天、というより太陽がまぶしい夏日です。こういう日は、特に女性はお肌をUVカットのスキンケアで守ろうとします。私の子供の頃は、ビタミンD不足のため、太陽は健康によいとされ、親は子供にいっぱい陽を浴びさせたものです。
 しかし、地球のオゾン層が破壊されつつある昨今では紫外線は皮膚癌の原因となるとその害の方がクローズアップされています。米国の故レーガン元大統領が皮膚癌の手術を受けたことは有名な話です。

 さて、紫外線の害でもう1つ気を付けなければいけないのは、紫外線により目に活性酸素が発生し、白内障の原因となることです。従って、この季節、4月~10月の半年間はサングラスをかけて、目が白内障にならないように予防することが重要です。
 サングラスの色は、濃い色が必ずしも紫外線カットになるとは限りません。信頼できる眼鏡店で、必要なUVカットが施してあることを確認してから購入することです。又デザインは、自分の好みや用途に合わせればよいです。
 目は、今大丈夫でも、歳を取ってから白内障になる人が近年増加していますので、若い内から予防しておくことが大事といえます

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2005年5月18日 (水)

「マーキュリー通信」no.106【エコノミスト森木亮先生『2008年IMF占領』出版祝賀会に参加して】

 本日、出版記念講演も兼ねた森木亮先生の出版記念パーティに参加しました。森木先生の講演は、その名の通り森(マクロ)と木(ミクロ)の両方から明快且つ痛快な切り口で物事の問題を明らかにされるので、毎回多くの学びを頂いて帰ってきます。

 日本国の財政は99年に「財政爆発指数」が初めて100を突破し、101となり破産過程に突入した。その間、小渕~小泉内閣で国の財務内容は一向に改善されず、破滅の道をひたすら突き進んでいる。
 現在、マスコミでは、国の債務は774兆円に膨らんでいると報道されている。しかし、これは間違いで、現実には、国の債務は888兆円、これに地方の債務205兆円を足し、これから国と地方の重複分34兆円を差し引くと1059兆円という恐ろしい数字になる。

 更に、年金の隠れ債務として約900兆円を足すと、国の債務は2000兆円近い天文学的数字に膨れあがる。\n\n 国の財政状態は、企業で言うなら債務超過が6年も続き、明らかに倒産状態となる。難破船タイタニック号に喩えるなら、船内に水が滲入し、多数の人が不安視し始めた状態といえる。そして、一気に沈没する時期は2008年、その時、先ほどの「財政爆発指数」が311、即ち利払い費+隠れ借金+借換債の合計を税収で割った数字が3.11倍になることが確実視される。
 そして、その時日本はIMFの手により破産処理を通告され、その手続きに入ると森木先生は予測する。\n その時の日本国の経済状態は、ハイパーインフレとなり物価の高騰、そして政府は、新旧勘定分離による借金棒引きを実施するだろう。

 さて、IMFが介入したらどういうことになるのか?
(1)公務員数の30%削減及び給料の30%カット。ボーナスは全てカット
(2)公務員の退職金の100%カット
(3)年金の一律30%カット
(4)国債の利払いの5~10年の停止
(5)消費税を5%から20%に引き上げ
(6)課税最低限を年収100万円にまで引き下げ

 上記諸施策は極めてショッキングな政策だが、非常時下では現実味を帯びてくる。まさに太平の眠りを覚ます蒸気船であり、日本にとっては米国に対し太平洋戦争の敗戦に続き2度目の無条件降伏となる。なぜならIMFは米国が牛耳っているわけだから。そして、戦後60年間で築き上げた各種利権構造が木っ端微塵に粉砕されるときとなる。
 さて、森木先生は、最後に、「日本国は確実に破産するが、破滅ではない!」と愛情を持って力説する。

 日本は過去2回国家破産したが、いずれも奇跡的に立ち直ってきた。そして、3回目の破産となる2008年以降、日本は再びフェニックスのように奇跡の復活を遂げるであろうと締めくくっています。
 森木先生は、単なる評論家ではなく、財務省に多数の人脈を持ち、森木先生を囲んで大蔵省~財務省の現役・OBに対し談話会を四半期に一度開催して、財政危機を訴え、警告し続けている。

 本日の出版記念パーティには、福井日銀総裁、大蔵省元主計局長も参加していた。更には、堺屋太一氏、海老沢NHK前会長、早大学長、パリーグ会長、太田沖縄元県知事、藤井丙午民主党幹部他多彩な人脈を擁し、その影響力を伺わせる。
 日本の国家破産は避けられないでしょう。しかし、破産状態から立ち直り新しい日本国を再構築して欲しいと思います。この続きは、森木亮著「2008年IMF占領」(光文社刊1000円)を是非読んでください。力作です。

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「マーキュリー通信」no.105【免許証の更新手続きのスピード大幅にアップ】

 今月が誕生月なので運転免許証を更新しました。
 免許証の更新には半日はかかり、待ち時間と講習、面倒な手続きを考えると気が重くなります。しかも、土日祝日は休みなので尚更気が進みません。しかし、今回は5年前と比べ、手続きが大幅にスピードアップしたのにびっくりしました。
 更新手続きのはがきを見ると、私の場合住まいが豊島区なので、都庁の第2本庁舎の2階の更新場で手続きを済ませました。まず、受付で更新のお知らせのはがきを呈示すると、その場で更新用紙を作成してくれます。これにより、これまで更新場近くの代書屋に頼んでいた事務手続き及び費用が不要となりました。反面、多数の代書屋が廃業したのではないかと思います。
 次に、更新用紙の氏名、住所、生年月日を確認後、2800円の更新費用を支払います。その後、視力検査に進みますが、視力検査も以前より簡略化されました。そして写真撮影して手続き終了。この間、5分もかかりませんでした。尚、写真撮影代も、2800円の中に含まれています。
 その後、9時から安全運転の講習会に参加。私の場合、優良ドライバーなので、講習時間は30分間。講習会終了後、新しい免許証が手交されます。5年前は郵送で免許証を送ってもらいましたが、当日その場で手交されたのにはびっくりでした。
 私の会場到着は8時45分頃、そして免許証受領が9時30分、僅か1時間足らずでした。こういう行革は大歓迎です(^y^)

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2005年5月16日 (月)

「マーキュリー通信」no.104【市民フォーラム「自殺防止キャンペーン」に参加して】

 昨日、板橋区グリーンホールで開催された市民フォーラム「自殺防止キャンペーン」に参加しました。講演会あり、市民による劇等があり、自殺の空しさ、自殺は家族や周りの人だけでなく、死んだ自分まで更に苦しみが深まることがわかりました。
 自殺者は、毎年3万人以上に上り、これは交通事故死の3倍以上で、先日起こったJR西日本福知山線のような事故が毎日起こっている計算となります。自殺を年代別に見ると、2つのピークがあり、1つは10代から20代の若者、2つ目が50代から60代の老壮年期。
 若者の自殺の原因のトップは失恋。これだけ若者の性解放が進んでも、いまだ失恋で真剣に悩む若者が存在することは、昔も今も変わりないようです。失恋の痛手に関しては、これだけ晩婚化が進み、10代、20代の時の恋愛相手と結婚する方が寧ろ少ないわけで、もう少し大局観、長期的に人生を考えることも学校等で教える必要がある。
 次に、学業不振、そして、学校、家庭内における人間関係と続く。これは昨今の家庭内暴力、不登校、イジメ等を考えると頷ける。「マーキュリー通信」では、日本人の精神的荒廃を何度も取り上げ、「心の教育」の重要性を訴えていますが、このようなデータを見るとますます実感します。
 一方、老壮年期においては、病気の苦しみと経済的な問題が重くのしかかっている。歳を取れば病気をする、車と同様それだけ故障しやすくなるものだともう少し楽観的に考えると良い。そして、なによりも重要なのは、死んだら肉体は灰になって何もかもおしまいと考えるのではなく、仏教の教えでは、死後の世界があり、人間は転生輪廻を繰り返している存在であることを知ること。病気や、経済的問題は、今世自分が生きていく上での修行課題と捉え、いかにその問題を解決していくのかという観点から捉えると、病気の意味も全然変わってきます。

 さて、自殺をすると現在の苦しみから逃れられるのではないかと多くの自殺者は思いこむわけですが、これは全くの思い違いのようです。\n 寧ろ、残された家族、周りの人の悲しみ、苦しみはいっそう強くなる。そして、自殺した本人は、不成仏霊として地上の人間に憑依し、更に自殺者を誘発していく引き金となっていく。自殺の名所と言われているところなどは、こうした不成仏霊による仕業とのことです。
 今回は、市民団体の劇によりこの辺の仕組みが非常に分かりやすく、楽しく学ぶことが出来ました。いずれにせよ、こういった市民の地道な活動が、自殺予防、そして自殺者の減少に繋がり、精神的に荒廃した日本人の心を救う一条の光となってくれたらと思います。

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2005年5月14日 (土)

「マーキュリー通信」no.103【失敗を繰り返す症候群】

 JR福知山線の脱線事故から20日間が経ちます。107名の死者と、540名の負傷者を出した史上最悪の脱線事故。この事故から考えさせられることが多い。

 国鉄が民営化して20年、今回は民営化の悪い点が出たようです。
 激化する競合路線、顧客サービスを優先するために、安全を軽視した過密ダイヤとスピードアップ。事故の直接原因はカーブの部分でのスピード違反。その元をたどれば、電車の遅延を取り戻すために、運転手が危険を承知でスピード違反する。福知山線では「電車の遅延を取り戻して一人前」という風潮があり、こういう体質が今回の大事故に繋がったと言える。そして、JR西日本では、他でも同種の重大事故が多数発生しているそうだ。こうなると重大な経営問題になってくる。

 しかし、このような失敗はJR西日本だけのことではない。日本企業を襲う病理と言える。そこで私は「失敗を繰り返す症候群」と名付けました。
 最近ではカネボウの粉飾事件、三井物産の排ガス規制データ捏造事件、三菱自動車のリコール事件、少し前では雪印乳業の腐敗牛乳による食中毒事件、東海村JCOでの臨界事故、その他大企業の不祥事、事件、事故が後を絶たない。 何故このような不祥事、事件が後を絶たないのでしょうか?
 それは資本主義の悪い部分、利益優先の企業体質が出ているからです。時の経営者、現場の担当者、責任者は悪いと分かっていても、「経営者は対株主、そして社員は上から利益を上げろと言われているし、コスト削減の為にやむなし。どうせ分からないだろう。自分の在任期間中にはばれないだろう。」というサラリーマン根性が働いてくる。

 一方、西武グループの前総帥堤義明氏のようなオーナー経営者の場合、企業の成長発展に伴い慢心が出てくる。そして、部下の言うことを聴かなくなってくる。その結果、「裸の王様」となる。同時に転落が始まる。 いずれにせよサラリーマン経営者にしろ、オーナー経営者にしろ他人の失敗を我が事と捉えることが出来ない。ここに「失敗を繰り返す症候群」及び予備軍が沢山出来てくるわけです。

 東京大学畑村洋太郎教授が「失敗学のすすめ」(講談社1680円)で、失敗には良い失敗と悪い失敗があると述べています。
良い失敗は人間の成長を促す基となる。一方、悪い失敗は繰り返してはならない。

 今回のJR西日本の場合、99年にコンクリートの剥落事故を起こし、安全性の重要性を認識しているのにそれが経営や現場に活かされていない。脱線事故当日ボーリング大会をやっていたり、その後ゴルフや宴会に興じている企業体質では失敗を今後の教訓として活かすことは難しそうだ。
 畑村教授は、「失敗のハインリッヒの法則」を述べている。「ハインリッヒの法則」では1:29:300の比率で労働災害が発生しているそうだ。畑村教授は、この労働災害の比率を企業の失敗にも当てはめている。「放っておくと失敗は成長する」という失敗がもっているもともとの特性にある。
 新聞記事に載るような大事故は、偶然起きたものではない。その裏には、顧客からの不具合の指摘等軽度のクレームが29存在する。更にクレーム発生に至らずとも、社員が「まずい」と認識した程度の潜在的な失敗が300件ある。
 以前、畑村教授の「失敗学」の講演会を拝聴したときに、企業の失敗を「ハインリッヒの法則」と企業が受ける損失額にまで関連づけていました。つまり、企業が受ける損失額は幾何級数的に増大し、小さな失敗を放置していくと、やがてはその失敗は、企業に数千倍、数万倍、数億倍の比率で跳ね返ってくる。

 今回のJR西日本の損失額は恐らく数百億円に上ることでしょう。企業が失敗のリスクを軽視すると取り返しのつかない信用力の失墜と莫大な損失に見舞われる。その結果、雪印乳業のように企業を倒産にまで追い込むケースが出てくる。

 今回のJR西日本の大失敗、大失態を他山の石として、企業経営者並びにビジネスマンは、企業規模の大小を問わずご自身の反省の材料としたらいかがでしょうか。あなたの会社も「失敗を繰り返す症候群」及び予備軍になっているかもしれませんから。
 私が最近ビジネスで関わった某大企業も既にこの「失敗を繰り返す症候群」に陥っており、いずれ重大な新聞記事種となるかもしれません。

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2005年5月 9日 (月)

「マーキュリー通信」no.102【プロ野球セ・パ交流試合開始】

 今年のプロ野球改革の目玉としてセ・パ交流試合が先週末スタートし、今後1ヶ月半続きます。先週末3連戦の結果は、パ・リーグの10勝7敗でした。
 ドラフトの逆指名制度、フリーエージェント制度以降セ・リーグの金持ち球団巨人、阪神にパ・リーグの高年俸の一流選手がどんどん移籍し、その結果、日本シリーズでも毎年セ・リーグがパを圧倒し、日本シリーズを制してきました。今や実力もセ・リーグの時代となりました。 しかし、先週末のセ・パ交流試合の結果は、パ・リーグ優勢の情勢です。お金がなければ、ないなりに工夫して、選手の育成に努力するわけです。又、競争の中から選手ははい上がろうとします。

 一方、巨人のように他球団の一流選手を毎年採用し続けると、「高額年俸の選手はそれなりに実力があるのだ、だからできるだけ使って元を取ろう」という気持ちが働きます。しかし、ここがくせ者で、FAの結果、選手の年俸は高騰し、年俸と実力の極端な乖離が出てきて、今や高額年俸の選手=好成績が出せる一流選手という図式は余り成り立たなくなりました。
 一方でFAに載らない若手選手の年俸は低く抑えられ、若手で伸び盛りの選手のやる気を殺ぎ、若手選手の活躍の場を奪い、せっかく獲得した有望選手が毎年辞めたり、他球団に移っていくことになります。巨人はこの愚行を毎年繰り返しています。

 一昨日、昨夜と2日連続楽天-巨人戦の中継を観ました。一昨日大差で負けていても、ファンは途中で帰らず最後まで楽天を応援していました。楽天ファンはふがいない球団に罵声を浴びせるような下品な行為はせず、温かく応援しています。
  昨夜は、エース岩隈が頑張り一矢報いました。その時の楽天ファンのフィーバー、感激ぶりに胸を打たれました。楽天ファンの喜び方に一種のさわやかさを覚えました。巨人ファンの私でさえ、楽天の勝利に、熱烈なファンに対し拍手を送りました。これぞプロ野球の原点と感じました。

 残念ながら巨人の優勝は今年もないでしょう。いずれ、球団史上最悪の堀内監督を解任し、監督の首をすげ替えることになるでしょう。開幕初戦の巨人の戦いぶりを観て、今年の巨人軍はだめだとファンに思わせてしまうほどお粗末な巨人軍首脳と堀内監督。今年は落ちるところまで落ちて、巨人ファンの声を真摯に耳を傾け、猛反省して、来年立ち直って欲しい。
 その際、常勝巨人軍の呪縛から解き放たれて欲しい。今年の楽天を見よ!お金のない広島カープの選手育成策、戦い方を見よ!巨人生え抜きの選手を基本とし、ウィークポイントを他球団からの選手補強で賄うという球団経営の基本に立ち帰って欲しい。間違えても、又来年他球団から4番打者を取る愚行だけは止めて欲しい。必要なのは、抑えの守護神とメジャーリーグ入りを希望している上原の後釜の確保。ここさえしっかり押さえれば、投手陣には逸材がそろっており、歯車が回転し出す。そして、打者にも好影響を与える。チームの一体感が出てきて、歯車が噛み合い、好循環となってくる。
  こういう基本的な経営の原点に立ち帰れば、巨人軍は強くなり、野球人気も回復してくると思います。

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2005年5月 7日 (土)

「マーキュリー通信」no.101【心の塵・垢をとる】

 経営者は傍から見ている以上にストレスが溜まるものです。
 そこで、ゴールデンウィークの真ん中である5月3日~5日に、2泊3日で日光にある研修施設に泊まり、日頃溜まった心の塵・垢をとってきました。研修内容は、釈尊の説いた八正道です。参加者の魂の傾向性を切り口に、八正道の8つの徳目である正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定の順で反省していきます。
 正見とは、「正しく見る」ことですが、仏教的にいうなら、「原因結果の法則」です。別の言い方をするなら「縁起の理法」です。過去の失敗、現在の苦しみ等は、この世に産まれてから己が自ら撒いてきた種の結果です。これは仏教の基本原則である「自己責任の原則」です。それは、各人の魂の傾向性に基づき、種が蒔かれてきます。そして、研修ではその魂の根っこの部分を見つけます。多くの場合、それは両親との関わり合いにあることが多いです。
 私の場合も、父親と母親でした。私は、目黒区の祐天寺で裕福な家庭の長男として産まれました。しかし、父が株で騙され、家業である瀬戸物の卸は倒産しました。その結果、一家は貧乏のどん底に落ち、調布の実家(母方)の土地に6畳一間の小さな家を建ててもらい、そこに産まれたばかりの妹と4人で住みました。
 倒産にショックの父は、仕事をせずに、赤と青の色鉛筆を持ち、毎日競輪新聞とにらめっこをし、賭で儲けてやろうと必死でした。間もなく母は過労で倒れ、私が5歳の時に白血病で亡くなりました。母の死にショックを受けた父は、翌年1つ年下の妹と私を残して、家出をしてしまいました。
 私と妹は実家に預けられ、祖母の下で育てられました。このような環境下におかれたら、ぐれる子供もいますが、私の場合、精神的に落ち込むこともなく、明るくのびのびとした屈託のない少年でした。又、父を恨むことも一切ありませんでした。

 時が過ぎ、10年後、私が高校2年生の時に、父が突然現れました。父は肉体労働者として日焼けし、多少酒気を帯びていました。殆ど無一文に近い状態でした。父が現れたので、伯父は一緒に住むことを勧めましたが、祖母は大反対です。そこで私に、「信雄、どうする?」と聞かれたので、私は、「親子だから一緒に住むべき」と、淡々と無表情で応えました。それから父親と妹との3人暮らしが始まりました。それまでの10年間、実家で世間並みの暮らしをしていましたが、又貧乏に逆戻りです。
 私はその時誓いました。魂の叫びがありました。「絶対父親のような人生を送りたくない!それには、一生懸命勉強して、国家の役に立つような人物になりたい!」。そこから私の猛勉強が始まりました。そして、一橋大学商学部に現役で合格し、三井物産?鰍ノ就職しました。三井物産?鰍ノ入社してからも、絶えず目標を設定し、それに向かい努力しました。
 新入社員の時に英会話教材セットを25万円で購入しました。当時の25万円は、初任給47千円の時代でしたから、かなりの高額でした。この投資を無駄にしないために、毎日15分間の勉強を続けました。その努力が実り、海外駐在のために必要な英語の社内資格を同期の連中より早く取得しました。そして、31歳の時、カナダ駐在となり、これが私にとり大変貴重な経験となりました。又、三井物産?鰍ナも3年毎に様々な部署を経験させて頂きました。

 「大きな目標を立て、その目標に少しでも近づくために、小さな目標を立て、その目標に向かい努力し、目標を達成する。そして、一歩一歩人生の階段を上っていく」という私の人生哲学の型ができあがりました。
 さて、私も人生において多くの失敗をしました。父が、大きな失敗をしたために、家業を倒産させたという苦い思い出があります。その為、「若い頃は、小さな失敗は寧ろ進んでしよう、その失敗を肥しや糧にして自己成長に繋げていこう」という考えをもっています。

 ここで八正道の2番目の徳目、「正思」がでてきます。「正思」とは、「貪・瞋・癡(とん・じん・ち)慢、疑、悪見」という人間の六大煩悩で自分の思いに間違いがないかを観ていきます。私の場合、失敗のパターンを観ると、この六大煩悩の内、4番目の慢が多いです。即ち、成功パターンが続くと、自信過剰になり自惚れ心が出てきます。その時はそう思わなくても、後々振り返ってみると、憎上漫になっている自分を恥じいます。その時が転落の始まりということに後から気付きました。又、自分の実力以上のことにチャレンジして失敗することもままありました。これは過ぎたる欲望で、貪欲(とんよく)といいます。そして、3番目の癡(ち)、つまり物事をよく知らない愚かな自分も見えてきました。

 この最初の2つの徳目である正見と正思がしっかり出来ると、後は「思いの部分」から発せられた正語(正しい言葉)、正業(正しい行い、判断)、正命(正しい生活習慣)がきっちと反省できてきます。そして、正精進(正しい努力精進)、正念(仏に向けた正しい念い)という思いの方向性をしっかりと定め、その後正見から正念をやることで正定(正しい瞑想、禅定)といくことが出来ます。
 このころになると、いつの間にか心の塵や垢はとれ、心身共にすっきりとしてきます。私にとっては心の洗濯がしっかりとでき、明日へのエネルギーがわいてきた貴重な3日間でした。

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2005年5月 2日 (月)

「マーキュリー通信」no.100【マーキュリー通信を発信して100号】

 世界最小の総合商社の経営者、菅谷信雄の五感で得た情報を縁あって出会った方々にに提供する目的で昨年10月14日にスタートした「マーキュリー通信」、あれから6ヶ月半が経過し本日でno.100となりました。

 その間、500名近い方から励ましの言葉、意見、コメント等を頂きました。私の意見に賛同する人、異論を唱える人、本当にいろいろな人がいて私自身も大変勉強になりました。
過去100号をジャンル別に分類すると
経営           21%
マーキュリー物産   13%
政治経済社会     31%
趣味、健康、スポーツ16%
人生、その他     19%
という結果となりました。政治経済社会が31%というのは意外な感じがします。このジャンルの大半は日常のマスコミ情報に対する私の率直な意見を述べています。過去半年にいろいろな事件、出来事が起きています。「マーキュリー通信」の材料に事欠きません。その為、嬉しい悲鳴ですが、「マーキュリー通信」として未発表の題材が1年くらい貯まってしまいました。
 昨年末に「私を育ててくれた元上司達」というテーマで書く予定でしたが、ずれずれになっています。その他、「世界最小の総合商社的経営論」「私のコミュニケーション論」等も貯まっているテーマです。

 これまで一番反響のあったテーマは、「12月1日結婚25周年を振り返る」「2月15日 母の命日50周年に思う」「3月25日 その時人生が動いた」の3つで、「感激した!」というストレートな感想が多数ありました。それから意外に多かったのが、「e-メールコミュニケーション」でした。「これは参考になった」とか実用的に参考になったというご意見が多かったです。
尚、「マーキュリー通信」のバックナンバーをご覧になりたい方は、http://www.mercury-b.com/mercury.htmlをクリックして頂ければ、ご覧いただけます。
 一方、「ブログを早くやるべし」とのご意見も結構頂いているので、今後はブログも検討していきたいと思います。

 これまでいろいろなことに関心を持ち、アンテナを張ってきました。そして、「マーキュリー通信」を発信することで大変勉強になり、皆さんからご意見を頂戴することで大いなる学びを得ています。
 本当に皆様に心から感謝申し上げます。今後もご支援の程よろしくお願い申し上げますm(__)m

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