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2005年6月

2005年6月30日 (木)

「マーキュリー通信」no.122【○「創レポート」(6月号)「意図的な余裕を作る」大切さ

公認会計士・税理士 伊藤 隆氏より毎月「創レポート」を送って頂いていますが、今月も大変参考になります。「意図的な余裕を作る」大切さを、駅の待ち時間、JR尼崎線の大事故から、経営\n面への応用等非常に参考になります。また、個人においても参考となりますので、「創レポート」を吟味し、皆様の仕事に役立たせてください。
世界最小の総合商社(有)マーキュリー物産  最小から最勝へ 
代表取締役 チーフ・リスナー 菅谷信雄

○「創レポート」(6月号)を送付させていただきます。
意図的に“余裕”を持つこと、それが実は“組織活力”の源泉…?
☆☆☆ 経営管理の視点から ☆☆☆
◆本レポートの内容◆
【1】駅での待ち時間…、なぜそんな話をするか?   ………… 1
【2】人材の“やる気のなさ”と関係しているから     ………… 2
【3】やる気向上のために業績目標を下げるのか?  ………… 3
【4】意図的な“余裕”には想像以上の効果がある!  ………… 4
【5】“無理”が生む目に見えない利益破壊の回避策  ………… 5
○興味がありそうなご友人には、是非“転送”してあげてください。
○お役に立てれば幸いです。
★もしこのメールがご迷惑でしたら、お手数をおかけしますが、このメールをそのまま返信してください。今後、送信は控えさせていただきます。★よろしくお願い申し上げます。-----中小零細企業の存続とその未来のために-----
【公認会計士・税理士 伊藤 隆】
銀   座 TEL:03-3538-5798
四日市 TEL:0593-52-0855
携   帯  090-7605-7460
URL  : http://www.cpa-itoh.com

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2005年6月28日 (火)

「マーキュリー通信」no.121【私の健康法-2「帽子をかぶる」】

 気象庁が梅雨入り宣言をしたとたん皮肉なことに真夏日が続いています。
 私は真夏対策として、日射病、熱中症にかからないように外出する際に防止をかぶります。その際、紫外線防止のためにサングラスもかけます。

 昨年、ハローワークからの紹介で62歳の男性U氏を採用しました。U氏は、外回り中心なので、帽子をかぶるようにアドバイスしました。特にU氏の場合、普通の人と比べ直射日光をまともに受けやすい髪型(要は禿げているということですが_(._.)_)なので、帽子をかぶることを強く勧めました。しかし、U氏は、「自分はこれまで健康体で来ました。この程度の暑さなんて大丈夫ですよ」と明るく応えました。
 その後、帽子をかぶらなかったU氏は、不整脈で倒れ入院してしまいました。 特に中高年の方は格好より健康です。変な見栄がU氏のような事故を招いてしまいますので、「真夏の事故防止には帽子で対応」をのかけ声で真夏の暑さを乗り切りましょう。

 一方、昨今流行りのクールビズは大賛成です。昭和48年のオイルショックの後、省エネの為、当時の通産省がノーネクタイを推奨し、サファリルックを役人が着ましたが、ネクタイ業界の猛反対に遭い、敢えなく挫折。
 今回も、ネクタイ業界が猛反発していますが、小泉首相以下閣僚がクールビズ姿で率先し、小売業界もそれに便乗した形でヒットの兆しが見えています。クールビズは、小泉政権最大のヒット作になるかもしれませんね。
 私の場合、初めての相手で、礼を失するような場合を除いて、基本的に夏は半袖ノータイ、ノースーツです。これだけでもかなり快適さが違います。

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2005年6月23日 (木)

「マーキュリー通信」no.120【アナグマ商法からの脱出】

 私が住む北大塚界隈の商店街でもシャッターを下ろす店が相次いでいます。ブティックから安売りの八百屋に鞍替えしたお店も敢えなく閉店。昨年倒産した地元の食品スーパー、マイフレンドの店を買収したチェーン店全日食に買い取られた。

 閉店する店の共通点は、自分の店から一歩も出ようとしないことです。まさに穴から出ようとしないアナグマの如きです。閉店した八百屋は百円野菜を売ろうとしたけれど、これが間違いの元です。薄利で戦っても、品揃えが少ないから、客が余り寄りつかない。同じような価格で売っている店は他にもたくさんあるから、客には魅力がない。たまに客と目線があっても、挨拶すらできない商店主が多い。
 お客への挨拶は商売のイロハですが、これができない町の商店主が意外と多いのには驚きます。八百屋の前の食料品店の店主などいつも苦虫をかみつぶしたような顔をしている。私と目線が会ってもいつも目線を背ける。この食料品店にお客が入っているのを見たことがないけれど、これも頷ける。

 高齢社会になって、町には沢山の高齢者が住んでいます。ちょっと視点を変えて、この高齢者をターゲットにした商売をやったらどんなにか繁盛することでしょう。
 食料品店や八百屋、米屋なら重い食料品やかさばるものなら配達してあげたらよい。電気店なら、蛍光灯の付け替え作業や、調子の悪い家電製品をチェックしてあげるのも良い。

 最近は悪徳商法が流行り、高齢者が良く騙される。そのような悪徳商法の相談に乗ってあげて高齢者を守ることで信頼関係を気付いていく。又、高齢者の話し相手になって上げることも大事だ。
 高齢者に気に入られたら、その他多種多様多岐に亘る商品を取り扱える。訪問販売が非常にしづらい世の中になり、町の商店主が自ら訪問販売業というコンセプトに切り替えたら商圏がぐっと広がり商売繁盛間違いなし。

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2005年6月21日 (火)

「マーキュリー通信」no.119【私の健康法:睡眠法】

 時候の挨拶の際に、「菅谷さんお元気ですか?」とよく聞かれますが、その際、「元気だけが取り柄です」と良く応えます。
 現在56歳の私には夢があり、60歳になったら老人ホーム「ユートピア館」を建設しようと考えています。第1号のユートピア館は、比較的管理運営しやすい一人暮らしの高齢者向けのコミュニティ・ハウスを考えています。月々の家賃は、光熱費、食費、管理費込みで月10万円程度にしたいと思っています。その為、現在世界最小の総合商社でその資金作りをしています。

 私のイメージする老人ホームは、全員心身共に元気な高齢者です。予防医学の実践により、ユートピア館は介護保険の不要な寝たきり痴呆老人ゼロの施設にしたいと思っています。予防医学とは、?@正しい生活習慣?A正しい食事?B適度な運動?C禁煙、?Cそして不足している栄養素をサプリメントで補う。?D精神面での生き甲斐、\nつまり、心身共に充実したセカンドライフを送ることにより、寝たきり痴呆老人ゼロの社会を目指していくものです。

 そこで、私自身が常日頃予防医学の観点から、健康によいと思うものは実践しながら、そのノウハウをユートピア館で実践していこうと考えています。私自身10以上の健康法を実践していますが、今回は「睡眠」の話です。

 私の場合、毎日10時頃まで仕事をすることが多いです。仕事が終わると歩いて5分の自宅に帰宅します。帰宅するとまず入浴します。入浴で1日の疲れをとり、さっぱりした気分で、録画したDVD等をアルコールを飲みながら見ます。量は、1缶350cc程度です。この程度が、熟睡するには適量です。\n 寝る時間は11時から12時の間が多いです。たまに眠れない場合には、本を読みます。その内眠くなってきます。面白い本の場合、2時、3時まで起きていることがあります。しかし、人間3時間睡眠でもOKとの説もあるので余り気にしていません。
 しかし、翌日は多少疲れが残るので、その場合昼寝を心がけます。昼寝が出来ない場合には、電車の中などで眠るようにしています。
 朝は6時に起床します。夜寝るのが遅くとも、基本的には朝6時に起きます。これで睡眠のリズムをつかむことができます。夏は、日の出が早いので、調子の良いときは5時頃起きてしまいます。その時間は、読書の時間等に当てています。
 尚、起床の際、目覚ましはかけません。これは正常の覚醒を妨げるので、目覚ましなしで起きます。目覚ましをかけなくても、体内時計で6時に目が覚めるものです。

 又、土日祝日もなるべく6時に起きます。以前は土日祝日は7時過ぎに起きていたのですが、この場合、月曜日のリズムが狂うので、土日祝日も6時に起きます。そうすることで、土日祝日の時間が有効に使え、充実感があります。
 この睡眠のリズムをつかむと、健康な毎日、正しい生活習慣を送る第1歩となります。

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2005年6月18日 (土)

「マーキュリー通信」no.118【三井物産(株)槍田(うつだ)社長は退任すべし】

 東京都の環境政策の一環として排ガス規制が実施され、その排ガス浄化装置のデータ捏造で三井物産(株)の担当室長と同室員、関係会社社長が詐欺罪で逮捕された。
 この事件発表の当日、三井物産(株)鎗田社長は記者会見の席上姿を現さなかった。そして、同社長は2月末に発表した本人の減給3ヶ月だけで、追加処分はない旨発表した。この対応見て、三井物産(株)社友(OB)の私としては非常に残念な思いがする。同社長は、国後島ディーゼル発電施設工事の入札妨害事件で三井物産(株)から逮捕者が出るに及んで、清水前社長が引責辞任した後を受けて、平成14年10月社長就任したいきさつがある。
 就任直後、同事件を深く反省し、かかるような事件を2度と起こさぬよう社内では、「コンプライアンス、コンプライアンス(法令遵守)」とお題目のように唱えてきた。 そして、2002年11月に『三井物産の志すもの』として、「人と社会と共に歩む三井物産」のスローガンを掲げてきました。

 しかし、そのような状況下、今回再び大不祥事が起きた。今回も前回同様、社内では「コンプライアンス、コンプライアンス(法令遵守)」のお題目の嵐が吹き荒れている。\n 一方、三井物産?鰍ナは2005年3月期連結決算で1211億円という史上最高の当期純利益を達成した。

 三井物産(株)のような大手総合商社の場合、国内外の利権ビジネスに深く関与していることが多い。国内においては官公庁から天下りを受け入れ、関係省庁との関係緊密化を図る。これも1つ間違えば、官公庁からの情報漏洩と汚職に発展する恐れがある。

 一方、海外においてはODA絡みで現地政府等とのパイプ作り。必ずしもきれい事で済まないことも多い。日本的感覚で見れば明らかに犯罪行為でも、現地では必要悪として対応せざるを得ないことも多い。海外のダーティビジネスに長年関与してきた大学の先輩と久しぶりにあったときのことです。大学時代は爽やかなスポーツ青年で、後輩の私が見てもかっこいい先輩でしたが、あの好男子の先輩の面影はすっかり消え、全く異質の波動を感じたことを今でも鮮明に記憶しています。
 法令遵守に忠実に本当にダーティな部分を排除してしまえば、三井物産?鰍ェ掲げてきた経常利益一千億円の夢は夢物語になるというジレンマに陥る。物産マンには、儲けに向かってただひたすら邁進していくという悲しい性がある。通常は法令遵守という物産マンとしてのブレーキ・見識が働くのですが、どうしても過酷なノルマの重圧から危ないビジネスに手を出してしまうリスクが潜んでいる。
 物産マンの場合、ボトムアップ型経営なので、槍田社長自身排ガスデータ捏造事件は知らなかったはずです。しかし、知らなかったからといって今回の事件の責任から逃れられる訳ではありません。そのような事件が発生する温床、組織風土を、前回の事件を契機に大変革できないまま過去2年半社長として経営に携わってきたわけですから、その責任は重大です。

 もし、鎗田社長が退任しなければ、悪しき前例が出来ます。逮捕者がでるような大事件が起きても、社長は3ヶ月の減給という軽い処分ですむなら、社員の志気は落ちます。そして、社内外に対する悪影響も大きく、大多数の社員はやるせない思いに駆られてきます。ここは潔く引責辞任して、後任に譲るべきです。1211億円もの最高益を出したのは、鎗田社長だけの経営手腕ではありません。バブル崩壊以降不振を極めていた鉄鋼部門がよみがえり、その他素材市況の活発化が決算に貢献しており、この最高益の裏には、これまでの経営陣の汗の結晶の部分も含まれています。

 鎗田社長の評判は、事件発生以前からも、我々OBには決して良いものではありません。同社長の驕りがOBにも伝わってきます。物産にはまだまだ人材が沢山います。鎗田社長の勇気ある決断に期待しています。

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2005年6月13日 (月)

「マーキュリー通信」no.117【私の読書法】

 「マーキュリー通信」の情報源としては、人からの生の情報が多いですが、書籍からの情報も貴重です。特に良書に出逢ったときには、本当に嬉しいです。著者が得た情報を、僅か1千円から2千円程度の投資で、入手できるのですから本当に安上がりです。

 私自身年間最低100冊は読むように目標を立てています。ジャンルは多岐に亘っていますが、友人知人の紹介、友人知人の書いた書籍、新聞、雑誌、それから時々書店に行って気に入った本を買ってきます。読んだ本で気に入らなかったものは、ブックオフ行きです。行ったついでに本を仕入れてきます。ブックオフで引き取ってくれない本は、私のマンションのリサイクル文庫行きです。実は、私が理事長の時に、リサイクル文庫制度を作り、結構活用されています。私も、このリサイクル文庫からも仕入れてきます。

 私の読書法は、多読、熟読・精読の併用です。内容が面白くない場合には、さっと読んでしまい、次の本に移ります。面白い本は熟読します。更に、座右の銘となるような本は何度も読み返したり、キーセンテンスを活用して、仕事や人生への応用、キーワードをベースにして思索にふけたりします。時には、考えて、考え抜くこともあります。こうした読む習慣を付けていくと、知らず知らずのうちに、私の脳内の格納庫の引き出しはどんどん埋まります。情報の質と量が格段にアップしていきます。そして、マスコミ情報、人から得た情報をリンクして、いろいろな発想が出てきます。このアウトプットの一部が「マーキュリー通信」として発信されてきます。
 さて、週末読んだ本で、長谷川慶太郎著「中国反日の末路」(東洋経済新報社1575円)は実に面白く、マスコミでは得られない情報で満載でした。本書を読むことで、今後の中国情勢を読み解く鍵となります。それは、日本人として決して放置できない重要事です。ここでは、そのエッセンスを書きますが、詳細は是非本書を読んでみてください。
 現在、小泉首相が、「靖国神社参拝」で又ぞろマスコミ、政治家、評論家が騒ぎ立てています。しかし、一番押さえておくべきポイントは、中国が、多民族国家を共産党による一党独裁政権維持のために、「反日」を中国政府が利用しているという点です。中国は、日本が再び戦争をするということは絶対ないと思っている。しかし、仮想敵国を米国にするには余りにもリスクが大きすぎる。米国には戦争で勝てないと思っているので、国民を「反日」の方向でまとめるには、小泉首相の「靖国神社参拝」問題は、格好の材料提供となる。寧ろ、「靖国神社参拝」をしてくれた方が、「反日」でまとまるには好都合とさえ思っている。仮に、小泉首相が「靖国神社参拝」を中止しても、次のカードを出してくる。

 さて、いくら「反日」で、国民をまとめようとしても、共産党政権は崩壊寸前まで来ている。かつて、ソ連のゴルバチョフが、情報の自由化を進めてソ連が崩壊したように、中国も情報統制がとれずに崩壊の一途をたどっている。国民の情報源は、世界一の普及台数となった携帯端末である。現在3億2千万台も普及している。インターネットは、7千万人が加入しているが、こちらは情報規制がかけやすいが、携帯電話の規制は難しい。国民は、携帯電話を通じて、情報のネットワークを形成してしまった。この情報ネットワークを通じて、デマも含め様々な情報が流れる。この情報ネットワークを通じ、中国では毎日のように各地でデモが行われている。
 中国は、高度経済成長路線をとり続けているが、その実態を見ると、高度経済成長の歪みが爆発寸前のところまで来ている。公害対策は殆ど取られていないため、大気汚染、河川汚染は深刻の一途をたどっている。かつて日本がたどった同じ道以上のひどい公害病に中国民は悩まされている。揚子江や黄河の水は干上がっているそうだ。電力不足や水不足は深刻だそうだ。週の内半分はストップするのが当たり前の地域も多い。2008年開催予定の北京オリンピックで、電力と水が円滑に供給できるかどうかが最大の悩みだそうだ。

 中国には現在7千の工業団地があるそうだが、大半は中央政府の承認なしに地方政府が勝手に認可してできあがる。中央集権とは名ばかりで、実態は面従腹背、つまり一応表面的には、中央政府からの通達には従っているふりをして、実際にはその逆のことをやっているそうだ。工業団地は農地を転用して造る。農地を失った農民が、民工として働く。しかし、工業団地は、無秩序に造られるため、倒産も多い。そこで、他の場所に別の工業団地を造る。この繰り返しだそうだ。この自転車操業状態を続けないと、貧しい民工が暴動を起こす。彼等は明日の食料にも事欠くくらい貧しい生活を強いられている。もし、失業状態が長引けば、携帯電話の情報ネットワークを通じ、大規模ストを打つことくらいたやすいそうだ。

 一方、今年は自動車ブームもピリオドを打ち、減産体制になるのではないかと危惧されている。自動車産業は非常に裾野の広い産業なので、もし減産体制になったら多くの業界に与えるが深刻となり、中国経済は一挙に破綻に突き進んでいく。自動車の購入には、ローンの活用をするが、その不良債権率が、一説には5割を超えているとも言われている。銀行の不良債権問題は、日本の銀行の比ではいそうだ。政府はそんなことはおかまいなく、自動車の増産体制を維持するために、自動車ローンを奨励している。この点は、これからどんどん値下がりしていくことを承知で、マイホームローンを奨励する日本政府と似ている。

 更には、役人の不正、汚職、腐敗は堕ちるところまで堕ちてしまったようだ。中央から、地方に天下り、我がもの顔で私腹を肥やそうとする。誰しも中国経済が時間の問題で破綻することは知っている。国家が破綻する前に、できるだけ蓄財しようとする。既に、私財を海外に預けている役人、経営者は多数いる。そして、中国が破綻を来したら、海外逃避も念頭に置いている官僚、経営者は多数存在する。中国官僚の徹底した腐敗ぶりを見ると、日本の官僚の腐敗ぶりなどまだまだ可愛く、スケールが小さいように思えてくる。

 先日、森木亮著「2008年IMF占領」で、日本の国家破綻は2008年とお伝えしました。しかし、中国の国家破綻はそれ以前、北京オリンピック以前もありうべしと著者長谷川慶太郎氏は警告する。もし、そうなら日本に対する影響も甚大なものとなる。現在、多数の企業が中国進出しているが、現地の工場没収や破壊とか、想像を絶することが起こることも考えておかなければならない。
 中国を世界の工場、そして世界の大市場と捉え、各企業が集中豪雨的に中国に進出しているが、そろそろ中国のカントリーリスクも考慮に入れた経営を考える時期となってきた。

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2005年6月10日 (金)

「マーキュリー通信」no.116【橋梁談合公団工事の配分を事前に公団OBに連絡】

 道路公団発注の鋼鉄製橋梁工事に関し、天下り先のOBに、入札参加各社の配分を長年に亘り事前連絡していたことが分かった。国交省からの天下りは約200名、内役員は21人もいる。
 民間企業が天下りを受け入れるのは当然その費用を上回る利益が期待できるからであり、これは常識です。それが談合であり、談合に必要な情報の漏洩です。情報漏洩は重大犯罪ですが、護送船団方式の我が国において官庁と企業のなれ合いで罪意識が希薄です。
 このような利権構造は大なり小なり全ての官庁でできあがっており、これは言うまでもなく国家の重大犯罪であり、マスコミはなぜ徹底的に糾弾しないのか首をかしげる。\n その中で、最大の悪は、国税庁の役人の天下りでしょう。税金を取る立場の役人が、今度は税理士として各企業に天下った場合、当然税務調査で手心を加えてもらうわけです。このような腐りきった構造となっているため、脱税が後を絶たず、まじめに納税した方が損をするという風潮ができあがってしまうわけです。数年前に国税庁の天下り役人の脱税が大問題となりましたが、いつのまにかうやむやとなってしまいました。今でも、どこかで国税庁の天下り役人が甘い汁を吸い、その特権を活かし、脱税に血眼になっていることと思います。

 このような国家犯罪が今までも問題になりながら、その都度トカゲのしっぽ切り程度で済ませてきたのは、大物政治家も絡み、利権構造を断ち切ることが出来ないだけの話です。

 小泉首相が声高に聖域なき構造改革を叫んでも、そう簡単にこの利権構造を断つことは困難です。もし徹底的に断行したら、命を狙われます。
 別の種類の天下りとして、特殊法人の問題があります。これは役人が自らの利権を確保するために、特殊法人を乱立させ、そこに役人の定年後の第2の職場を確保させる。

 昨年から1円で株式会社が設立できるようになった。来年からは、有限会社がなくなり、全て株式会社となる。その時一番美味しい汁を吸えるのが、公証人役場です。彼等は法務省の天下り先ですが、定款のチェックを一応していることになっているが、存在そのものが邪魔なだけで、殆ど機能していない。\

 長引く不況で各企業は贅肉落としに必死ですが、役人の場合、このような無用な組織を作ると、ゾンビのように営々と生き続けてしまう。このような非関税障壁をなくしていかないと高コスト国家日本は、競争力を失い、世界の厳しい競争から取り残されてしまう。

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2005年6月 7日 (火)

「マーキュリー通信」no.115【劇団ふるさときゃらばんサラリーマンミュージカル  「パパの明日はわからない」を観劇して】

 4年間に亘ってロングランで全国公演されてきた劇団ふるさときゃらばんサラリーマンミュージカル「パパの明日はわからない」の東京最終公演が昨夜池袋の東京芸術劇場で行われました。

 ふるさとキャラバンは、15年ほど前に異業種交流会で紹介され、その魅力にとりつかれ、私もふるさときゃらばんの団員となり応援を続けています。ふるさときゃらばんは、その時々の社会情勢を反映したサラリーマンものとふるさとものを交互に上演しています。今回の、「パパの明日はわからない」では、千名以上の方の取材を通じ、現在の企業を取り巻く環境を足で取材し、台本に反映しています。だから見る方が共感を呼びます。今回のテーマは「リストラ」を巡る人生模様。非常に考えさせられるものがありました。
 今回のミュージカルの内容はhttp://www.furucara.comから見ることができます。ミュージカルの素晴らしさの一端をかいま見ることが出来ます。

 さて、「マーキュリー通信」の読者の皆様には、昨夜の東京最終公演観劇の感激の一端をご紹介したいと思います。
 グルマン食品栗木勉は家庭を一切顧みず仕事一辺倒。会社の命令で、人事部課長として、リストラで多くの社員の首を切る辛い役目。それが評価され、商品開発部長まで昇格した。しかし、妻敏子は夫に愛想を尽かし、インテリアコーディネーターとして活躍を始める。長男は流行りの金髪で浪人。将来の進路が分からず呻吟している。高校生の娘はぐれて家出し、栗木家は崩壊状態。
 そんな栗木に会社は退職勧告。栗木が失業した時、妻は自分が栗木家の家計を支える代りに夫に主婦を薦め、栗木はそれを受ける。栗木は主婦業をやって、主婦の仕事の重要性を認識する。家族の経済的危機状況が発生した時、子供たちは自立し始め、却って家族関係は好転する。

 一方、グルマン食品では、栗木の商品開発部長としての置き土産、「キジ焼きめし」が大ヒット。24時間体制のフル操業でも追いつかない。栗木は主婦業の傍ら仕事を探しに行くが、全然見つからず、とうとう地元のスーパーのパートとして働く。栗木はプライドを捨て、顧客サービス係として一生懸命働き、周りの若い人たちの手本となる。プライドを捨てた栗木の働く姿を見ていて、これまで部長までやった人間がパートで働くなんて格好悪いと思っていた家族が栗木を見直し、家族の結束が強まる。

 今回のミュージカルも本当に感激しました。仕事一辺倒の栗木の姿は、世の男性諸君の姿そのものだし、家族の崩壊状態もかなり世相を反映している。
 その一方で、家庭が経済危機に陥ると却って子供たちも親に甘えていられないと言う自立意識が芽生えてくる。皆さんの中にも、夫、妻、子供に対する不満をお持ちの方も多いと思います。しかし、失ってみて家族の素晴らしさを実感することは良くあることです。 仕事もそうです。失業してみて、仕事が出来るありがたさ、そして家族にとっては収入が安定的に入ってくるありがたさを痛感するものです。ですから、普段当たり前にあると思ったものに対し、感謝してみることも大切だとミュージカルを通じて改めて感じました。

 一方、当社も中高年、年配者の方を昨年来多数採用しています。しかし、皆さんご自分のこれまでの職歴、年齢、肩書き等のプライドを捨て去ることが出来ません。そして職場と調和できずに去っていく中高年、年配者の方が多数います。本ミュージカルの栗木元部長のように捨てるべきプライドを一切捨て、素直になり、今仕事が出来ることに感謝し、自分のやるべき仕事を全うし、本来あるべき姿を発揮すると、年齢に関係なく職場にとけ込み、職場は受け入れてくれます。本ミュージカルでプライドを捨てることの重要性を教えてくれました。プライドを捨てると、人間どんなことでもできることを手本で見せてくれました。

 プライドに関しては、10年ほど前、米国ユタ州で行われたコンベンションで聴いた盲目のマルチタレント、トム・サリバン(Tom Sullivan)の言葉が今でも忘れません。彼のメッセージが私の魂の中にぐさっと突き刺さりました。トム・サリバンは全盲で、バンジージャンプ、スキー、水泳、司会者等多数の仕事をこなし、多数の米国人にいつも感動を与えているスーパースターです。
"Pride is a personal responsibility for each individual's daily efforts"\n訳すと、「プライドとは、個人の日々の努力目標設定に対し、自分が個人としてどの程度反応できたか」ということになります。日本語の責任は、英語でresponsibilityとなります。つまり、反応する力が責任ということです。反応する力とは、自分が日々課している課題、目標に対し、自分の経験に加え、自分の周囲から入ってくる情報を素直に受け止め、処理し、課題の克服、目標の達成をしたかどうかと私は受け止めています。この情報を素直に受け止めることが非常に難しいといえます。これが年配になればなるほどフィルターがかかり、難しくなってきます。

 私自身Tom Sullivanのメッセージを私の座右の銘として、毎日肝に銘じ、日々努力を続けています。そして、その努力が不足していたとき、私は自分のプライドに恥ずべきと反省し、明日への飛躍・発展、魂の向上に繋げていこうと日々肝に銘じています。

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2005年6月 6日 (月)

「マーキュリー通信」no.114【新しいレシピ】

 昨夜は妻の体調が悪い為、私が久しぶりに代役で料理を作りました。
 私の場合、出たとこ勝負で、冷蔵庫、冷凍庫にある食材を使って、思いつくままに経験と勘を頼りにえいやーっと料理を作ってしまいます。それでいて味は結構いけてます。但し、2度と同じものは作れませんがv(^^)v\

 昨夜は、冷蔵庫に、3日前に作ったスパゲッティのゆでた残りがあったので、セロリを切って、コンソメスープにつけて食べようと思いつきました。その後、冷蔵庫に乾燥椎茸、ちくわとチーズが見つかり、更に冷凍庫からシーフードミックスが見つかったので、これも入れました。
 味は、どうかとおそるおそる食べてみたら、この味が1ヶ月ほど前に食べた長崎チャンポン(サンシャイン レストラン街クオーゼ)と非常に似ていました。いや手前みそですが、私の作った即席スパゲッティ麺スープの方が断然美味しく、妻と一緒に「美味しい、美味しい」といってそのスープを一気に全部飲み干してしまいましたo(^▽^)/"

 本日の「マーキュリー通信」は転才シェフからの案内でした。転才とは、その場その場で機転を利かせながら、料理を作っていくという意味で私が只今造った造語です。

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2005年6月 3日 (金)

「マーキュリー通信」no.113【民主党海江田万里代議士による今後の政局と経済】

 昨日の異業種交流会(アジア太平洋経済環境研究会)で、民主党海江田万里代議士の講演会から耳寄り情報を仕入れましたので、ご参考に供します。
 今後の政局として目を離せないのが、都政と国政との一連の政治的な流れです。石原都知事の腹心である浜渦副知事の問責決議が通り、7月22日に辞職する。又、石原都知事は、現在都庁に週2~3日しか登庁しないので非難を浴びており、都政に対する情熱が薄れ、都知事を辞任するという噂が出ている。
 先日セクハラで議員を辞任した中西一善前代議士の補選が、10月21日に実施される。当初石原都知事の3男が立候補する予定だったが、石原都知事自らが出馬する可能性も出てきた。

 一方、国政に目を転じると日本の国連常任理事国入りの夢は遠のき、郵政民営化の進展次第では小泉首相責任論が浮上し、小泉政権のレイムダック化が進みつつある。
 そこで、小泉首相の退任花道論が浮上してきている。次の総理を誰にするか?本命は安部晋三氏だが、まだ若すぎるので、党内に反発も多い。そこで、今年の秋の内閣改造で外務大臣のポストを得て、海外にも知名度を上げ、その後の総理に備える。

 一方、中2階と言われている候補者(福田、麻生、平沼各氏)はいまだ総理に未練があるが、所詮彼等では総選挙は戦えない。そこで急浮上しているのが石原都知事だ。7月の衆院補選で勝ち、議員バッジを取得。そして、安部総理までのショートリリーフとして総理になれば、解散総選挙も自民党として勝ち目が出てくる。石原都知事の総理就任には、自民党の実力者亀井静香氏も押している。

 ところで、民主党が一番恐れている自民党の総理は、野田聖子議員だそうだ。最近少子化対策が重要政策として取り上げられてきており、野田議員が子供と一緒に撮ったポスターが貼られれば、一大ブームを起こし、その時は自民党が圧勝する可能性が出てくる。

 さて、石原都知事が国政に転じた後の都知事には、民主党四天王(小沢一郎、鳩山由紀夫、岡田代表)の一人菅直人が都知事立候補にやる気満々だそうだ。菅さんはいまだ総理に未練があるものの、現状では難しく、都知事に転身の方が現実味を帯びてくるようだ。菅さんに対する対抗馬としては、自民党の鳩山邦夫氏が有力視されているが、昨年の衆院選で菅鳩一騎打ちで敗退しただけに、もし菅さんが都知事立候補の際には、出馬しないだろうとの読みです。

 いずれにしろ政界の一瞬先は闇なので、海江田万里氏の読みが当たるかどうかは分かりませんが、今後の都政、国政は面白くなりそうです。
 最後に、海江田氏として小泉総理を評価する点は、「やらないことは徹底してやらなかったこと」だそうです。特に防災対策は殆ど手つかず状態。この点、サッチャー首相は、防災対策も含めロンドン再開発を実施し、イギリス経済の再生に繋げたことは、評価に値する。この辺がかけ声だけの小泉首相と、実際に経済政策を断行し、イギリス経済を復活させたサッチャー首相の力量の差といえる。

追記)海江田万里氏への質疑応答コーナーで、私は次のような質問をしました。民主党岡田代表のパワーが落ちているなら、次の代表に河村たかし代議士が良いのではないか。彼とは一橋大学の同期生で、日頃彼の政治理念、行動力、実行力と彼の人物を考えたら、はちゃめちゃなところはあるが小泉首相よりずっと行動力もあり、今の民主党に革命を起こす男です。彼は常日頃「総理を狙う男」として公言してはばからないけれど、何故、彼のような民主党の代表になって欲しいような人物が民主党の代表選すら出てこれないのか?

 上記質問に対し、海江田万里氏はちょっとためらいながらも、「彼とは同い年で、河村氏の政治信条、行動力は評価するが、党内でもっと彼の信奉者を地道に作った方がよい。言いたいことをずばずば言うだけでなく、後輩の面倒を見るとか、党内の支持基盤もしっかりと作った方がよい」との回答でした。陰ひなたなくずばずばと思ったことをいう彼の性格を知る私としては、「なるほど」と頷く次第でした。
 「出る杭は打たれる」風潮の日本社会にあって、河村たかし代議士のような存在は、目の上のたんこぶとして党内外に反発はあるでしょう。しかし、彼のような骨のある政治家の出現により、日本の政治はがらりと変わるはずです。ただ、現時点で彼にその政治的力がないのが残念です。

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