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2005年8月14日 (日)

「マーキュリー通信」no.154 私の健康法ー5【オーラルケアの重要性】

 私の友人から歯槽膿漏でつらい思いをしている旨、メールが入りました。
 実は、日本人の約9割は歯周病にかかっており、歯周病がひどくなると膿んできて、歯槽膿漏になってきます。ただし、最近は、歯槽膿漏という言葉より歯周病という言葉の方がよく使われているようです。 厚生労働省では、8020(ハチマルニイーマル)運動を推進しています。これは、80歳になって、20本の自分の歯を持とうという運動ですが、実際には、80歳で20本の歯を持っている高齢者は15%程度だそうです。

 その原因に、歯周病があげられます。
 歯周病対策は、ひとえに予防医学にかかっています。歯茎には、歯周ポケットがあり、深さ2mm以下ならOK。3mmは黄色信号。4mm以上は赤信号。歯周ポケットに、食べ物のかすがたまり、これが腐敗して、歯茎が腐っていきます。 もし、自分の口臭が気になったら要注意です。最寄りの歯科医にいけば、歯周ポケットの深さを測ってもらえます。もし、歯周ポケットが3mm以上なら、削ってくれます。その時に、歯についた歯垢も取り除いてくれます。歯垢は、当然虫歯の原因になるし、歯周病の原因にもなります。これをプラークコントロールといいます。プラークとは歯垢のことです。歯科医には、半年に一度いくことがベストです。
 さて、プラークコントロールで重要なことは、歯の磨き方ですが、各自の自己流を歯科医で指導してもらえます。

 一方で、デンタルフロスによるフロッシングも重要です。日本人には、まだなじみが薄いですが、私の場合、カナダに駐在していた25年ほど前から実施しています。あちらでは広く普及しています。 デンタルフロスで、歯と歯の間に溜まった食べ物のかすを取り除きます。私の場合、毎日就寝前に一度就寝前に行っています。デンタルフロスで驚くほどの食べ物のかすが取れ、驚きます。今や、デンタルフロスをしない生活は考えられません。歯磨きより重要と考えています。 私の場合、デンタルフロスでとりづらい箇所は、更に歯間ブラシを使います。これで安心して眠れます。
 それだって、完璧ではないので、半年に1度程度は歯科医で歯茎及び歯垢、虫歯の状況をチェックしてもらいます。 年をとってから、歯のない生活は、食事も楽しめず、言語不明瞭となり、結局苦しむのは自分です。こういう生活は嫌ですから、今から歯を大事にしています。

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