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2005年8月15日 (月)

「マーキュリー通信」no.155【戦後60周年を考える】

 本日は、日本が第2次世界大戦に敗れてから丁度60年の日です。
 日本は戦後驚異的な経済復興を遂げました。その間、ほぼ自民党が政権を担当してきました。一応合格点はあげられると思いますが、今や日本を支えてきた各種制度が制度疲労を起こしています。

 明治維新から先の敗戦までが約80年ですから、その後60年、科学技術の進歩は明治時代の比ではないので、感覚的には明治と比べれば、200年位は経っていると言ってもおかしくありません。 しかし、その改革が急務、急務と言われながら、そのスピードは官僚・族議員の激しい抵抗に遭い、非常に遅いです。 さて、私はここで個々の制度改革を云々するつもりはありません。ここでは、私がマーキュリー通信で時折触れる「精神的荒廃」に言及しておきます。 

 「精神的荒廃」は、どんな改革の遅れや、景気後退よりも一番恐ろしい問題です。これが現代の日本を政治・経済・社会・教育・ビジネスの現場等あらゆるところで蝕んでいます。 「精神的荒廃」は、貧しかった頃の日本では考えられなかった自殺問題、豊かな社会特有の甘えの問題、モラトリアム人間、フリーター、ニートの出現等はその典型です。家庭内暴力、不登校等家庭の問題。 離婚数も圧倒的に増え、当たり前の時代になりました。 官僚や政治家の汚職は後を絶ちません。大企業による経済犯罪、談合、凶悪犯罪の増加。私の子供の頃と比べると、実に住みにくい世の中となりました。

 これらを「精神的荒廃」が原因と見ると、その原因の大半が、戦後一貫して米国の政治経済社会制度を取り入れてきた結果といえます。戦後奇跡的経済成長の副作用といえます。 終戦直後、占領下で、米国は戦前の日本の精神的タフネスさに恐れを抱き、宗教をはじめとした日本人の精神的支柱を取り去りました。
 今、その反動が上述の通りさまざまな分野で現れています。 今、我々がやるべきことは、戦後60年を総括して、米国の良いところは残しつつも、戦前の日本の良い部分は素直に認め、復活すべき時がきたのではないかと考えます。もちろん、戦前の悪しき部分は徹底的に反省し、2度と戦争を起こさないことは言うまでもありませんが。

 日本的良さは、「調和」と「信頼」です。日本のことを昔は大和と呼んでいましたが、大和とは大いなる調和の意味です。 尚、「精神的荒廃」に対する対応策に関してはマーキュリー通信で別途ご案内したいと思います。

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