« 「マーキュリー通信」no.157 人生の新発見ー2【本当の自分との葛藤、偽物の自分との葛藤】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.159 人生の新発見ー4【やさしさの発見】 »

2005年8月18日 (木)

「マーキュリー通信」no.158 人生の新発見ー3【他人の純金部分を発見する】

 川砂をふるいにかけると、砂金、純金の部分とふつうの砂の部分とに分けられます。純金部分とは、もちろん「本当の自分」であり、光り輝いている自分です。 砂の部分は、この世的なお金、地位、名誉、物、出世、財産等に振り回されている自分です。

 さて、高校受験に失敗した私は、「大学受験は絶対合格するぞ!」と誓い、他の物を一切犠牲にして、受験勉強一筋に没頭しました。そして、現役で一橋大学商学部に合格しました。この時、私には、「目標を設定し、それに向かって努力すれば、目標は達成される」という自信を持ちました。そして、この自分の得意な型を持ち、以降このやり方で人生をずっと走り抜いてきました。そして、それなりの成功を収めてきました。
 しかし、高校生以降の自分の純金部分は、中学生の時ほど光り輝いていないことに気づきました。 それは、高校生以降の自分の自己実現は、自分のための自己実現と気がついたからです。15年ほど前にそのことに気づきました。15年ほど前、私の行動哲学、「活私豊幸」=「自分を活かしながら人生の途上で出会った人々をいかに豊かに幸福にできる人間でありたい」がスタートしました。「活私豊幸」の 基本は、「他人の幸福も考えた自己実現」です。その究極の自己実現が「ユートピア館」の建設です。

 15年前に、新たな行動哲学、ベクトルを変えることで、私の純金部分はだんだんと光り始めました。 しかし、商社マンの生活とは相容れない部分も多く、その葛藤に悩んだことも結構ありました。三井物産を退職した理由に、この辺にも一因があるようです。
 さて、自分の純金部分を発見できると、他人の純金部分も発見できるようになります。その純金が余り光り輝いていなくとも、一緒に磨くように協力しようと考えます。こうなってくると人間関係もどんどん好転してきます。

| |

« 「マーキュリー通信」no.157 人生の新発見ー2【本当の自分との葛藤、偽物の自分との葛藤】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.159 人生の新発見ー4【やさしさの発見】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「マーキュリー通信」no.158 人生の新発見ー3【他人の純金部分を発見する】:

« 「マーキュリー通信」no.157 人生の新発見ー2【本当の自分との葛藤、偽物の自分との葛藤】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.159 人生の新発見ー4【やさしさの発見】 »