「マーキュリー通信」no.197 【今年の巨人軍】
今夜、いつものふがいない戦いであっさり阪神に負け、地元甲子園での胴上げを許してしまった巨人軍。阪神ファンにとっては、宿敵巨人を地元甲子園で破り最高の舞台でした。一方、巨人はいやっというほど屈辱を味わった。
今年の巨人は、こうなることを私は開幕戦の戦いぶりを見て、4月2日「マーキュリー通信」で予想しましたが、巨人ファンの私としては残念ながらそうなって欲しくないと思いつつものの見事当たってしまいました。
巨人軍の敗北は、驕れる者の結末、戦略やビジョンの欠落、そして堀内監督というだめ監督を使ったツケが一気に吹き出した感じです。 私のような素人の予想が開幕戦を見ただけで当たってしまうくらい、今の巨人軍の経営者はお粗末であることを認識すべきです。
ファンを魅了するような野球、それは本来のビジョン「スピード&チャージ」という原点に回帰し、チーム作りをしていくべきです。 これまでの巨人のやってきたことは、ビジョンと全く反対の、各チームの4番打者、大砲ばかり集め、大味な野球ばかりやってきた。本来「スピード&チャージ」を担うべき将来有望な若手をせっかくドラフトで獲得しても、他球団からトレードで獲得し、その芽を摘み、中途半端なまま他球団に移籍させるという愚挙を過去繰り返してきた。
阪神、ロッテ、ソフトバンク等を見ていると、しっかりとチーム作りができ、その結果が出て、ファン層も拡大している。うらやましい限りです。目先の勝利にのみこだわらず、ファンをわくわくさせるような面白い野球をやって欲しい。矢野、亀井、三浦、鈴木、岩館他せっかく活きの良い若手が出てきたのだから、日替わりメニューでも良いから、若手に出場のチャンスを与えて、活き活きはつらつとした若い巨人の戦いぶりをファンに見せて欲しい。
後2~3年は優勝できなくても、面白い野球を魅せてくれるなら、ファンはついてくる。最悪なのはこれまでのような大砲、4番打者ばかり集めた淡泊な打線を再び引きずること。来年西武からカブレラを獲得する情報があるけれど、余り歓迎しません。巨人軍改革の為には、戦犯中の戦犯、巨人軍のドン、ナベツネが去らねば巨人軍は良くならない。このような前世紀の妖怪が居座るようでは、真の巨人軍改革はできないと危惧します。
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