「マーキュリー通信」no.192【ほめる!知恵、叱る!知恵】
「頭の体操」でブームを起こした多湖輝千葉大名誉教授の「ほめる!知恵」、「叱る!知恵」(海竜社 各1470円)読みました。
「マーキュリー通信」no.188【ドロシー・ロー・ノルトの子供が育つ魔法の言葉】で、本書は経営者にも参考になる旨述べました。「ほめる!知恵」、「叱る!知恵」も母親向けの児童教育書であると同時に経営、人材育成にも大変参考になります。
「ほめる」ことと「叱る」こと、この両方をいかにバランスよくしながら人材育成していくことは経営の極意です。「ほめ方」にもいろいろなほめ方があります。「勇気を与えるほめ方」「自信を与えるほめ方」「能力を伸ばすほめ方」「やる気にさせるほめ方」「成功へ導くためのほめ方」「成績を上げるほめ方」「失敗を失敗させないほめ方」「欠点を長所にさせるほめ方」「これだけはやめたい逆効果のほめ方」、ほめ方は状況に応じいろいろと変化します。ある時は良かったほめ方も、TPOが違うと、却ってマイナスになることもあります。
一方、「叱り方」もTPOに応じ、いろいろな叱り方があります。「考える力をつける叱り方」「我慢する力を植え付ける叱り方」「やる気を引き出す叱り方」「行動力を伸ばす叱り方」「頑張りを応援する叱り方」と状況に応じ叱り方が変わってきます。
私は今後本書2冊を、人材育成の字引代わりに活用してきたいと思っています。
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