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2005年10月 6日 (木)

「マーキュリー通信」no.203【「ハルとナツ」感動の6時間】

 NHKの開局80周年記念ドラマ、 「ハルとナツ」が10月2日~6日5夜連続、6時間にわたって放映されました。
 北海道の寒村で貧乏のどん底の生活苦、高倉一家6人は国のブラジル移民政策に乗ってブラジル移住を決心する。神戸から出港する前に身体検査を受けるが、末娘のナツ(当時7歳)は目の伝染病であるトラホームを患っていることが判り、出国が取り消しとなった。 2歳年上ハルとの悲しい別れ。父は、「3年経ったら必ず帰る」とナツに言い放ち、辛い別れをした。
 しかし、ブラジルでの生活は奴隷同様の生活。生活苦と借金が嵩み、3年で帰国できるなど夢の又夢と判る。

 ハルは日本に残された妹ナツにお金を入れて手紙を送る。しかし、意地悪な兄嫁が手紙とお金を受け取り、そのまま着服したため、手紙はナツに渡されなかった。そんなことを知らないハルはナツに手紙を書き続けるが、意地悪な兄嫁が握りつぶしたため、ナツに1通も手紙が届かなかった。
 一方、ナツもブラジルに住むハルに手紙を書くが、駅留めとなりハルの下に届かない。 いつしか、ナツは自分が家族に見捨てられたと諦める。そして、意地悪な兄嫁のひどい仕打ちに我慢ができず、家出する。 ナツはラッキーなことに、牛飼いの孤老トクジーに拾われ、少女時代をそこで育つ。

 事業の才覚があったナツは、菓子メーカーの創業社長にまで上り詰める。世間的には貧乏のどん底から這い上がった立志伝中の女経営者としてマスコミにも登場。しかし、自分の力だけが頼りと信じて生きてきたナツ、自分が生き残るために多くの人を利用してきたナツ。夫とも死別し、2人の子供とも意見が合わず、78歳の女社長の孤独な境涯。
 一方、姉ハルは2人の兄を失い両親と3人での貧乏暮らし。一生独身のまま両親とともに暮らす決意をする。「いつも周りの人のために生きる」がハルの優しい心根。しかし、そんなハルの下に幸福が訪れる。幼なじみのタクヤとの再会、そして結婚。タクヤとの結婚を機に幸福な人生が始まる。そして、子供、孫、ひ孫にも恵まれ、幸福な後半生の人生を送る。

 ドラマ「ハルとナツ」は、ブラジルの生活にもやっとゆとりができ、80歳のハルが不義理をしていた妹ナツと再会のために、70年ぶりに祖国日本の土を踏むところから始まる。
 しかし、家族に捨てられたと思いこむナツはハルとの再会を拒絶する。しかし、テレビ出演していたナツを、意地悪な故兄嫁の娘が見ていて、ナツに兄嫁から預かっていた手紙が70年ぶりにナツの下に届けられる。手紙を見たナツは、自分が家族から愛されていたことを知る。姉ハルがいかにナツのことを愛していたか、心配していたか、姉の愛情を心の底から感じ取る。
 一方、ハルの下にも、ナツが書いた手紙が、ブラジルから70年ぶりに届く。そして、ひとりぼっちのナツの辛い思いを知る。

 ドラマは、それぞれ手紙を読みながらの少女時代からの回顧録となる。お互いに姉妹の愛情を確認したハルとナツは感激の再会となる。その直後、ナツの経営している菓子メーカーが経営危機のため、ライバル会社に買い取られる。その結果、ナツは殆ど財産を失う。一人から必死になって生きてきたナツは、又ひとりぼっちに逆戻り。それを知ったハルは、ナツにブラジルで一緒に住むことを勧める。ナツはそれを快く受け、70年ぶりに念願のブラジルの大地に足を踏むことになる。

  ドラマ「ハルとナツ」のあらすじは以上ですが、感激と涙の6時間の素晴らしいドラマでした。このドラマは、作家橋田壽賀子さんが史実に基づいて書いたフィクションですが、日本国は戦争以外にもう1つの大罪を犯した。
 ブラジル移民は、貧困に喘ぐ日本人を、奴隷としてブラジルに売り飛ばす結果となった。ブラジルの日本人官僚は冷酷で、非常に事務的だった。それと人間の運命は、その人間の性格まで変えてしまうということをドラマを通じて感じました。
 姉ハルは家族と一緒にブラジル移住。ブラジルでも極貧の生活。自分の不運な境遇を受け入れ、周りの人の為にけなげに生きようとする。いつも両親を始め、周りに人との調和、幸福を考えている。家族が力を合わせることの大切さをブラジルでの移民生活で身をもって経験する。それが最後、たくさんの家族と友人に囲まれ、幸福な余生を送ることになる。
 一方、妹ナツは、家族から置き去りにされ7歳の時からひとりぼっち。誰も頼りにできない。自分一人の力で生きていくしかない。信じられるのは自分だけ。 事業才覚のあったナツは周りの人を利用しながら、事業家として成功していく。しかしながら、子供にも裏切られ、夫とも死別し、寂しい老後を迎える。

 ドラマ「ハルとナツ」は、私にもいろいろと人生で考えるヒントをいただいた。本当に、素晴らしいドラマを与えてくれたNHKに感謝します。こういう素晴らしい番組を提供してくれるな今の受信料では安い感じがします。■br NHKは引き続き受信料不払い運動に遭遇しています。

 受信料不払いの人の気持ちは理解できます。しかし、いくらNHK職員が汚職をしたり、官僚体質としても、それをもって受信料不払いの理由にはなりません。その理屈が通るなら、NHKより汚職がもっと酷く、無駄遣いと官僚体質の権化の役所に憤りを感じている国民は、NHKの比ではないと思います。それをもって税金を納めないなら、個人財産の差し押さえを食らいます。
 我々は、受信料を支払った上で、NHKにどんどん注文をつけるべきと考えます。どんどん提言し、もっともっと国民から愛されるNHKに変えるよう求めていくべきと考えます。私も含む、多くの国民は、法律で受信料徴収を決め、権力として受信料徴収をしているNHKに腹を立てているのです。しかし、この制度を今更変えようとしても、却ってコストアップとなり、NHK、国民双方にとって利益とはならないと考えます。
 せめて、衛星放送くらいは民放と同一条件で、受信料不払い者にはスクランブルをかけて、見えなくするような策をしてイーコール・フッティング(同じ競争条件)の下で競い合い、より良い衛星放送を作っていってほしいと思います。

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