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2005年10月10日 (月)

「マーキュリー通信」no.208 【義経vs頼朝】

 NHK大河ドラマ「義経」からは多くのことを学びます。9日の放映分は、義経・頼朝の兄弟の袂を分かつドラマ最大の山場の1つ。 義経・頼朝双方の立場から考察すると経営面にも役立ちます。

 義経の立場から見るなら、平家を滅ぼした最大の功労者。自分が天下とろうという二心なく、ただ主君である兄のために任務を全うする。純粋そのものである。血の繋がった弟をなぜ兄頼朝は、自分の労を償わないばかりか、会おうともしないのか理解できない。
 ただし、惜しむらくは軍事の天才義経には大局観がない。兄頼朝が、源氏再興にとどまらず、戦争の無い平和な国造りを目指すということを義経は理解しているが、現実面では情に流される行動が目立つ。 今の頼朝・義経の関係は、兄弟の関係ではなく、新しい国造りをしていくそういう経営幹部という認識がない。 そして、策略家後白河法皇の陰謀に気づかずに、官位を甘んじて受けてしまう。そのことを頼朝の逆鱗に触れたことを心底理解していない。

 一方、頼朝は情にほだされることの危険を骨身にしみて理解している。平清盛が、情にほだされ、頼朝を島流した。義経は殺さず、母常磐御前を娶り、我が息子として育てた。これが仇となり、平家滅亡の原因となる。
 頼朝の側から見ると、軍事の天才義経を切ることは、軍事上も大きな痛手となる。又、自分の弟を切ることも実に忍びない。その辺の苦渋が、10月9日放映ではよく現れていた。新しい国造りをしていくために、義経の情に流される性格は、鎌倉幕府運営上も大きな支障を来すことが予測されると頼朝は判断した。 この苦渋の決断は、頼朝にとっても実に辛い決断だったと推測される。しかし、義経は頼朝を非常な兄とあくまでも情の面でしかとらえることができない。そして、兄との決別を決意する。

 さて、私自身の性格は義経に似ており、当然義経の方が好きです。歴史上の好きな人物で上位にランクされます。しかし、企業経営の面から考えると、頼朝の冷徹と思える決断は、重要であり、経営上大いに参考になります。私自身その人のためと思ってやっても、こちらの気持ちを理解されず、裏切られることもままあります。この辺は、私のお人好しの部分、情に流されやすい部分であり、この辺のバランス感覚を保たないと、長所が短所にもなりうるということを常々理解しています。しかし、そうは思っても、実際の場面に出くわすと、なかなか理屈通りいかないのも経営です。その意味で、頼朝の苦渋の決断、大局観に立った経営判断は私のウィークポイントを補う面で良い事例となりました。

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