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2005年10月21日 (金)

「マーキュリー通信」no.215 小泉首相靖国神社参拝「こんな見方もある!」

 小泉首相が靖国神社を予定通り参拝して、日中関係が再び険悪化している。
 最近、知己を得た時事評論家増田俊男先生、いつもながら目から鱗の評論ですが、今回も靖国神社参拝に関し、「えっ、こんな見方もあるのか!」と思わず驚きました。 以下、増田俊男先生の評論を引用します。詳しくは、同先生のホームページをご覧になってください。

 私はNo.306号で「中国の小泉靖国参拝自粛圧力は逆圧力!」と述べ、胡錦濤主席こそ小泉参拝を乞い願っていると書いた。中国は小泉首相の靖国参拝を、反政府国民感情のガス抜きのための反日感情のシンボルに仕立て上げてきた。一方、小泉首相は4年間掛けて靖国参拝が中国国民の反日運動の強力な引き金になるよう準備を重ねてきた。日本にとって、中国のアジアにおける軍事覇権にストップを掛けるにはアメリカの軍事力が必要であり、アメリカの軍事力を動かすには中国の軍事行動を誘発しなくてはならない。

 かつて日本の軍事的野心を粉砕するために、アメリカが日本を真珠湾攻撃に誘導したのと同じ政治戦略である。小泉首相は2001年4月の首相就任以来5度も靖国参拝を繰り返すことによって、やっと靖国参拝を中国国民に最も大きな影響力を持つ「反日カード」に仕上げたのである。2004年11月チリでの日中首脳会談で2005年も靖国参拝をすることを伝え、また本年4月ジャカルタでの首脳会談でも2006年も参拝することを伝え、胡錦濤主席を安心させてきた。小泉首相が靖国参拝を止めない限り、胡錦濤は反政府暴動のガス抜きができるからである。

 いま中国では、毎日数百カ所で反政府運動が起きているので、今回の小泉首相の抜き打ち靖国参拝は胡錦濤主席に激怒する振りをさせると同時に、国民の暴動を反日デモに摩り替えるのに格好のタイミングであった。ところが日米の狙いは、事実上胡錦濤主席をコントロールしている中国の真の権力者、軍権を刺激することにあり、人民軍を対日一触即発状態に追い込んでおくことにある。
私が9月から予測していた今回の小泉靖国参拝は、実は日米仮想敵国中国に対する日米共有軍事戦略の一環なのである。細かいことだが、内政的には公明党排斥の準備でもある。
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※「時事直言」の文章および文中記事の引用ご希望の方は、事前にサンラ・ワールド株式会社 増田俊男事務局(TEL 03-3955-2121)までお知らせ下さい。
ご意見ご感想は:E-mail:info@sunraworld.com
発信者 : 増田俊男(時事評論家、国際金融スペシャリスト)

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