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2005年10月27日 (木)

「マーキュリー通信」no.220 【千葉ロッテマリーンズ31年ぶりの優勝おめでとう!」】

 千葉ロッテマリーンズが31年ぶりに優勝しました。50年近い巨人ファンとしては、他球団が優勝しても余り関心がないのですが、今回は正直「うらやましい」と思いました。同時に、経営者として、いろいろと学ばせて頂きました。

 他球団から4番打者ばかり集め、生え抜きの若手選手の成長の芽を摘み、戦力的にじり貧傾向の巨人軍に対し、毎年大赤字でパリーグのお荷物球団ロッテはドラフト中心の戦力補強。その中で、西岡、今江の21歳、22歳の若手コンビが成長し、今江は今シリーズ8打数連続ヒットで日本新記録という偉業を達成し、MVPに輝いた。その他、投手陣も2桁勝利の投手陣がずらり。抑えも小林雅が守護神の役割を充分果たし、理想のチーム体制となった。

 これは中小企業の経営にもいえる。大企業と違い優秀な社員を金に任せて採用することは難しい。じっくりと育てていくしかない。その中で、会社の経営理念・方針を理解し、社長と一緒になって会社を成長させ、それが自分の成長にも繋がり、それが自身の喜びに直に跳ね返ってくることを体験してもらう。これは一朝一夕にはいかず、時間がかかる。 又、中小企業の場合、大企業と比べ、社長にノルマがあるわけではないので、巨人のように優勝、即ち毎期増収増益を義務づけられているわけではない。その経営的な視点の違いにより、大企業と異なった経営姿勢を貫くことができる。

 一方、バレンタイン監督と堀内監督を比べた場合、監督としてのキャリアが俄然違うことを思い知らされた感じがする。 米国でも名監督としてならしたバレンタイン監督は、日本でも言語の壁を超え、監督としての優秀さをいかんなく発揮した。堀内監督は、V9戦士として活躍したが、監督経験はゼロ。素人でも首をかしげたくなるような采配ぶりでその無能さをさらけ出してしまった。

 これを中小企業の社長にたとえるなら、社長は優秀な営業マンでなければならないと同時に、指揮官、監督としての能力も求められる。各社員の能力をしっかりと把握し、適材適所の人事とそれに見合った処遇をしていくことが重要だ。 しかし、口で言うのは簡単だけれど、実際にやってみるとなかなかその通りにはいかないことが多い。日々勉強だし、それが自己成長に繋がり、だから社長業は大変な反面やりがいがあるといえます。

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