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2005年11月 8日 (火)

「マーキュリー通信」no.229 【世界最小の総合商社的経営論10「竹の生命力」

 先日杉並区にお住まいのH邸で耐震診断をした際に、畳を上げたところ、畳の下の中から竹が成長して畳を突き上げようとしていました。 あの暗闇の中でなおも成長しようとする竹の生命力に驚きました。

 1年半前に世界最小の総合商社として産声を上げ、今年の売上高は昨年と比べ倍以上とそれなりに成長はしています。主力であるNTT Bフレッツ営業はやっと軌道に乗ってきましたが、その他事業はまだまだ離陸のためのパワーが必要です。 当社の社員数は現在10名(含む業務委託社員)ですが、この1年間10~15名の間を行ったり来たりしています。
 当社のような中小企業では、社長の器、能力が会社業績に全て反映されます。 その意味で、私は竹の成長を思い出します。竹は節を作りながら成長していきます。その節がしっかりしていればいるほど、激しい雨風にも耐える力がついてきます。
 当社の業績は現在踊り場を迎えていますが、これは次の飛躍のための試練と捉えています。そして私の弱点が経営にも現れています。経営を通じ、私の弱点を具体的に発見することができます。その弱点を反省し、矯正し、克服することで経営体質が強化されます。私はそれを竹の節と捉えています。

 こんな小さな会社ですが、経営者として実に多くのことを日々学ばさせて頂いています。日々実に様々な経営判断を要求され、その他交渉力、洞察力、先見力、決断力、人心掌握術等々実に多方面に亘り、自分の能力を磨くことができます。そして、それが当社の足腰を強くしていきます。 その意味では、1年半前と比べ、大分会社の組織らしくなってきました。そして、私自身この1年半で数年分の経験をさせて頂いたような気がします。そして、それが自分の自己成長に繋がり、それが喜びとなります。経営という仕事は、自分の魂を磨き、自己成長をしていくには実にありがたい職業とこの1年半で実感しています。

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