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2006年1月31日 (火)

「マーキュリー通信」no.296【精神的遺産を残す】

 ライブドア事件以来ホリエモンに関する評価は、オセロゲームに喩えるなら、盤上を白が7割ほど占めていたのが、事件以来殆ど黒になってしまったようです。

 ホリエモンのやったことは車の運転に喩えるなら、スピード制限を100キロ位オーバーしたので、捕まれば当然免停ものです。本人逮捕も多分想定内だったかもしれません。 ホリエモンは、「金が全て」と豪語していましたが、逆に「金が無くなれば皆離れていく」。これもビジネス界のみならず社会の常です。今回の逮捕で、「金が全てでない」ことをホリエモン自身が悟り、獄中で十分反省すれば、今後社会復帰した際に、立ち直りも比較的早いかもしれません。

 さて、よきにつけ悪しきにつけ、僅か過去2年間に国民に話題を提供し続けてきたことは天才的です。そして、旧体制に風穴を開け、若者の共感と支持を得たことは、閉塞感の強い現代社会において、ホリエモン自身の功績であり、一種の精神的遺産といえます。

 さて話は変わりますが、19年前の1987年6月23日にテレマーケティングの新会社株式会社もしもしホットラインが設立されました。新会社設立の記念パーティがホテル高輪でささやかに行われました。パーティの席上で、初代社長星崎治男氏のスピーチに私は感銘を受け、これに手直しを加え、それを「使命感と4つの誓い」という経営理念にまとめ上げました。
 そして、星崎社長に、これを毎朝朝礼の際に全社員で唱和するよう進言し、了解を頂きました。

 「使命感と4つの誓い」の内容は、高度情報化社会が進展していく中で株式会社もしもしホットラインの発展はあるのだ、その中で社員の幸福と会社設立に関わって頂いた株主に貢献しながら会社が成長していくことを謳いました。

 まず、なによりも大事なことはお客様を大切にすること。そして、基本動作の錬磨の重要性と、いつまでもチャレンジングスピリットを失わないこと、又、当時もしもしホットラインは異文化の人間の集合体だったので調和を重んじることを盛り込みました。
 あれから20年近くが経った現在でももしもしホットラインの朝礼ではこの「使命感と4つの誓い」全社員が唱和しています。同社は既に従業員数15千人(含むパートアルバイト)の大企業に成長し、「使命感と4つの誓い」の作者を知っている社員は殆どいません。\n しかし、私自身もしもしホットラインに精神的遺産を残せたことに対し、誇りに思い、又、ライブドア事件等この種の事件を見るにつけ、経営理念、会社の使命感等の重要性を再認識する次第です。

 同時に、私自身現在マーキュリー物産という世界最小の総合商社の経営に携わっていますが、この「使命感と4つの誓い」の内容は、当社の経営にも当てはまります。時代は変わっても、普遍の真理は変わらないものだと、その精神的遺産のエッセンスを頂いた星崎初代社長には改めて感謝する次第です。

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