「マーキュリー通信」no.302【感激の新旧テニス女王対決】
マルチナ・ヒンギスが2002年10月に故障のため、テニス界を離れてから3年4ヶ月振りに戻ってきた。
東レ・パンパシフィック・テニスでは、今や日本人に一番人気の妖精マリア・シャラポワと新旧女王の準決勝対決。試合開始前、大方の予想はパワーのシャラポワがヒンギスを圧倒するのではないかとみていた。
しかし、いざテニスが始まると、ヒンギスの技がシャラポワを上回る。シャラポワのパワーあるスピードテニスをヒンギスががっちりと受け止め、シャラポワをほんろうする。これまではシャラポワ人気一色だった会場も、この試合ばかりは、私も含めヒンギスへの応援が圧倒していた。
そして、ヒンギスは一度もブレイクされずに、6-3,6-1で2セット先取して、大方の予想を覆し、見事決勝進出を果たした。
ヒンギスのテニスのすごいところは、パワー全盛の時代に、技で圧倒したことです。技のすごさもさることながら、3年4ヶ月のブランクを感じさせないテニス、そして衰えを感じさせない試合運びと体力。ここまでくるには、多分想像を絶する努力があったのではないかと思います。そんなヒンギスに拍手大喝采です。明日の、決勝では、是非優勝して、日本のファンに女王復活をアピールしてほしいものです。
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