「マーキュリー通信」no.304【ナショナルFF式石油暖房機を探しています】
首題の内容で松下電器産業から、私の自宅と事務所に往復ハガキが届きました。20~14年前の製品で、対象商品には1台当たり5万円の支払いをするそうです。多分boblog「マーキュリー通信」読者の皆さんのところにも行ったことと思います。
こういうリコール商品が出るとメーカー側は莫大な損失が出るわけですが、一方、20年前の商品をなぜ今更という感じもします。問題を先送りし続けてきたのか、その辺は判りませんが、当時と比べ企業の社会的責任が格段に重くなったことも起因しているかもしれません。
こういうケースに接するにつけ、畑村洋太郎先生の「失敗学の法則」という名著を思い出します。つまり、「失敗というのは、小さい内にその芽を摘んでおけば、被害は最小限に済むのだが、その失敗を先送りし続けると、その被害額は幾何級数的に増え続ける」という法則です。こういう法則があるにもかかわらず、本当にこの法則通りの事件が次から次へと出てきます。
現在、CSR(企業の社会的責任)ブームですが、この「失敗学の法則」をきちんと学び、実践することで、企業の被害額は未然に防げます。これもCSRと並び重要といえます。
<追記>
昨日、くろねこヤマトのメール便に関してboblog「マーキュリー通信」を発信したところ、読者から早速下記のような返信が届きましたのでご参考に供します。
『ヤマト運輸のメール便は、下請けの酒屋さんとかお米やさんとかが配達するため、住所がちょっと違っていたり、転居していると、後の追跡・問い合わせをしないで、そのまま返してしまう場合が多いようです。
我社でも使っていますが、それも配達を請け負う業者さん次第。きちっと転居先を探して、転送してくれた人もいました。
宅急便は、自社のドライバーが配達を行うため、管理はしっかりしています。住所違い・転居の場合は、必ず問い合わせがあります。最近はメール便でも、配達状況の追跡ができるようになりました。徐々にお客様の意見を取り入れて、改善にも取り組んでいるようです。』
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