「マーキュリー通信」no.306【私のコミュニケーション論14「コミュニケーション力とコミュニケーション能力」】
私自身日頃マーキュリー物産の社員、取引先、経営者から学生・主婦に至るまで実に多種多様多岐に亘る人たちとのコミュニケーションがあります。人によって、コミュニケーションの価値基準がまるで違う場合が多く、日々多くの学びがあります。
コミュニケーション力とは、「理解し、意識し、努力することで習慣化する」、これを実践することでついてくると思います。 コミュニケーション力は、食事をしたら歯を磨くようなものだと思います。食事をしたら歯を磨く。これは歯を磨かなければ、虫歯になると理解し、歯を磨かなければいけないと意識し、子供の頃の努力が実って、大多数の大人は習慣化しています。歯を磨く行為は面倒ですが、殆どの人がこの面倒な習慣を実践しています。
一方、コミュニケーション力の場合、私の会社でも基本的なことでも実に個人差があります。「e-メールや携帯メールで社員に報告を求めたら社長に返事を出す」、こんな基本中の基本ができない社員もいます。何度言ってもできないわけです。歯を磨くことよりずっと簡単な作業ですが、実に不思議なんですができないわけです。こんな基礎的なコミュニケーション力がないので、いつもコミュニケーションでトラブルを起こしています。本人はその度毎に謝罪するのですが、喉元過ぎれば熱さを忘れてしまいます。
一方、技術系の人の場合、どうしても自分中心に物事を考えることが多いようです。もののとらえ方は様々な角度が捉える必要があるわけですが、自分の狭い世界でしか物事を考えられないようです。ここから外れてしまうとパニクッってしまうようです。
さて、コミュニケーション力を更に深化させていくと、コミュニケーション能力となってきます。一芸に秀でたところがない私の場合、この部分の向上と深化を図っています。 コミュニケーション能力を高めていくことで、マーキュリー物産という小さな会社のファンクションが高まり、付加価値が高まってきます。この定量化できないけれど、奥の深い部分に、日々多士済々の方達とコミュニケーションすることで日々学びを深めていっています。
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