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2006年3月 1日 (水)

「マーキュリー通信」no.321【正直者は得をする】

 昨日、耐震診断の結果、震度5程度の地震でも倒壊の恐れがある住宅であることが判明、耐震補強をしても国が定める基準に満たない木造家屋でしたので、耐震補強をお断りし、建て替えを勧めました。
 耐震防災事業に携わって約3年、初めてのケースでした。

 しかし、お客様の方からは、こういう営業をする営業マンは珍しいので、逆に信頼頂いたようで、耐震強度が国の定める基準に満たなくてもやって欲しい旨頼まれました。
 耐震防災事業の世界では、国が定める評価ポイントを意図的に低くして、注文をとってくる不埒な輩も結構います。業界トップのM協会では、そのような風評が立っており、インターネット上で検索するとそのようなクレームが出ています。現に被害にあった人の話も聞いたことがあります。

 昨年の耐震強度偽装事件以来、悪徳業者は耐震補強工事の仕事はがた減りだそうです。逆に当社の場合、耐震強度偽装事件は追い風となり、業績向上に繋がっています。
 耐震補強の仕事は、いかにお客様と信頼関係を作っていくか、私自身ここに最大の力点を置いて普及活動をしています。こういった日頃の地道な活動の結果が実績に繋がっていくものと信じています。

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