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2006年4月16日 (日)

「マーキュリー通信」no.358【小学校からの英語教育はデメリットの方が大きい】

小学校5年生から週1回程度英語学習を実施しようという動きがあるようです。しかし、小学校高学年に週1回程度英語学習をしても殆どメリットはなく、却ってデメリットの方が大きいです。

 デメリットとしては、国語教育と道徳教育の強化が急務です。国語教育に関しては、最近の若者の国語力の低下には目を覆うものがあります。
 又、最近の若者の振るまい、マナーなど私がここで取り上げなくても、多くの方はご理解できるはずです。だから小さい頃から、きちんとしたしつけが必要なのです。

 私自身、塾で小学校5年生の時から週1回英語の授業を受けました。中学生に進学してから多少プラスにはなりました。だからといってこれで英語が話せるようになったわけではありません。

 日本人が英語が話せない理由は、英語がなくても一部の人を除き日常生活に特に困らないからです。これに対し英語を話すことが出世するために欠かせない発展途上国の人達にとっては、英語を話すことが死活問題に繋がるため、英語に対する情熱が俄然違います。
 バングラディッシュでは英語教育に力を入れているそうですが、エリート層の大半は英語のコミュニケーションができます。従って、英語を話すことが絶対必要という認識を日本人全体が持たない限り日本人の英語力は絶対に向上しません。

 日本の教育には、英語も含め他の教科もこの部分が欠落しています。特に数学など、中学生以上で学ぶ方程式、微分積分、幾何学等勉強する意義を理解していないから、数学嫌いの生徒が多数存在するわけです。
 私が、英語が話せるようになったのは、「世界を股にかけるビジネスマンになろう。その為には英語は必須」と強く目的意識を持ったこと。そして、三井物産の社員としてカナダ駐在し、英語がビジネスをするために必須であったために、英語力が上達したわけです。
 従って、「何のために英語を勉強するのか」ということと、その為に現地で実体験すること、この2つが無い限り英語の上達することは困難です。

 このようなしっかりとしたビジョンを持たずに、小学生からの英語教育を始めると、又、ゆとり教育の2の舞になります。そして、教育の場合、一度制度を作ってしまうと、それを廃止することが難しいことです。

 美濃部都政時の最大の失敗作である学校群制度など、未だに廃止されていないことをみれば、ムードに流されて、その場しのぎの対応は絶対やって欲しくありません。迷惑するのは、当の生徒達であり、何のためにやるのか理解しなければ、これで英語嫌いの生徒も沢山出てくるはずです。"This is a pen."なんて1~2年早く覚えても、英語力は絶対にアップしませんよ。

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