« 「マーキュリー通信」no.363【日本人の精神的荒廃を考える-4 「愛国心」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.365【ペットブームが晩婚化、非婚化の一役を担う】 »

2006年4月24日 (月)

「マーキュリー通信」no.364【第3のショックも視野に入れておく】

 今後益々激動の時代に突入するに当たって、2つのショック、即ち、国債が暴落してハイパーインフレとなる可能性、そして日本国が破産してIMFの管理下に入り、小泉改革など及びもつかないほどの超過激な改革が起こるショックも視野に入れておくべきことをboblog「マーキュリー通信」で伝えてきました。

 昨年、知己を得ました時事評論家増田俊男先生の新著「史上最大の株価急騰がやってくる」(ダイヤモンド社1575円)ではまたまた目から鱗が落ちる思いをしました。それは、米国の世界戦略を理解することで、今後の世界情勢を先読みすることです。増田先生の論拠は、長期間に亘る米国滞在経験を基に語っているところが他の評論家と違うところです。視野視点がこれをベースに語られています。

 さて、米国の世界戦略の1つに中国の脅威が上げられる。中国の外貨準備高は日本を抜いて世界最大となり今や1兆ドルに迫る勢いです。日本の外貨準備高は米国がコントロールできる。しかし、中国はできない。イラクのフセインがイラクの外貨をドルからユーロにシフトさせ、米国ドル暴落の引き金を作った。これを恐れたブッシュはイラクに化学兵器があるとでっち上げ、イラクを攻撃した。
 次は、どうやって中国をたたくかだ。その為に北朝鮮が利用される。北朝鮮が核保有国であることを認めれば、北朝鮮をたたく口実ができる。北朝鮮を利用した米中戦争が起こる可能性がある。

 一方、米国は日本に核武装させたい。そして、日米軍事同盟の下、中国を攻めたい。しかし、建前上非核3原則がある日本において平時では日本の核武装化は不可能なので、北朝鮮、中国からの侵略という有事体制になれば日本の核保有の道が開けてくる。現在、日中間は険悪な雰囲気となっており、東シナ海の領海問題を巡り、一触即発の状態である。この問題で、中国が日本に攻撃を仕掛けてくれば、米国にとっては中国攻撃の恰好の口実が得られる。
 米国は、世界戦略遂行のためには、イラク攻撃のように、黒も白にして既成事実化してしまうという力の論理の世界だ。

 戦後60年日本は米国の庇護の下に平和を謳歌してきた。しかし、今後は、米国の世界戦略の下、日本自身も戦争に巻き込まれる可能性が高まってきた。くれぐれも言っておきますが、私自身平和愛好主義者ですが、戦後60年日本は米国の属国としての地位に甘んじてしまい、最早米国の傘の下から逃れることは極めて難しい状況に追い込まれてしまった。
 従って、第3のショックとして、戦争の可能性も視野に入れた国家戦略を構築することも、国益を確保するには大事な要素となってきたことを肝に銘じておく必要があるようです。詳しくは、増田先生の新刊書を読んでみてください。

|

« 「マーキュリー通信」no.363【日本人の精神的荒廃を考える-4 「愛国心」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.365【ペットブームが晩婚化、非婚化の一役を担う】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「マーキュリー通信」no.364【第3のショックも視野に入れておく】:

« 「マーキュリー通信」no.363【日本人の精神的荒廃を考える-4 「愛国心」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.365【ペットブームが晩婚化、非婚化の一役を担う】 »