「マーキュリー通信」no.452【人生の新発見-番外編4「死は神仏の慈悲と悟る」】
「人生の新発見-番外編2」で、自分の過去を振り返った時、あるのは心のみであることに気付きました。又、人生は「自己発見の旅」であることにも気付きました。
「菅谷信雄」という一個人の人生ドラマを生きていく内に、「本当の自分と出会う」喜びを得ました。「本当の自分」、本来持っている「光り輝いている自分」を発見し、その自分を様々な人との出会い、事件、出来事の中で磨き、自己成長していく喜びを発見します。そこにあるのは「心」だけなんだと気付いた時、死は「恐怖」から「神仏が我々人間に与えてくれた慈悲なんだ」という見方に変わってきます。
人は誰でも100%死にます。歳をとり、世の中の役に立たなくなってきた段階であの世へと旅立つことは、「神仏の慈悲」であることに気がつきます。
もし、不老不死の薬を発明して、500歳、1000歳という高齢者が世の中にあふれかえったらどうでしょうか。考えただけでも憂鬱です。
確かに自分の親、身内が亡くなることは悲しいことです。
仏教の教えに転生輪廻があります。人間は、あの世に還っても、又生まれ変わってきます。この世で縁のあった方とは、又来世で縁を持つ可能性が高いそうです。そう思うと、死は一時的な別れと理解できます。
先ほど話した、「心の実相」の部分は、エネルギーの法則と捉えることもできます。現代の科学では、まだそこまで解明できていません。しかし、いずれこの部分のエネルギーをキャッチできる霊界通信機が発明され、あの世の人との交信ができるようになるといわれています。エジソンは、霊界通信機の開発にまで取り組んでいたそうです。
超高齢社会は益々進展していきます。今後、このような「死生観」を持つことが重要です。仏教で説く、「あの世の存在」と「転生輪廻」の事実だけでも伝えることで、「死生観」ががらりと変わります。そして、死に対する恐怖が無くなります。
本日の日経に、健康保険料の上限を年収の10%まであげる案が出てきました。健康保険料を支払っている大半の人は支払損です。
末期癌患者に1000万円以上保険料から支払われていると聞きました。病院にとっては、建前はともかく、末期癌患者はおいしいお客さんです。
もし、私が末期癌にかかっていると判ったら、延命治療や手術、抗ガン剤投与は断ります。仮に残された期間が後3ヶ月としたら、その間自分の全勢力を世の為人の為に徹底的に尽くして、残された最期を全うするつもりです。そして、今世に大満足してあの世へと旅立っていきたいと思っています。
平均寿命が延びることが幸福の指標 ではありません。末期癌患者を延命治療させることが幸福の指標でもありません。老後いかに心穏やかに生き、最期自分の人生に満足し、あの世へと心おきなく旅立つことが重要なことではないかと私は考えます。
| 固定リンク | 0
« 「マーキュリー通信」no.451【靖国問題を取り上げる新聞各紙に対する識者の論評】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.453【世界最小の総合商社的経営論-21「反省からの発展」】 »
コメント