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2006年8月16日 (水)

「マーキュリー通信」no.448【私の異見・ひと言申す-4小泉首相靖国神社参拝問題を機に政教分離政策について考えてみよう】

本日の日経では、小泉首相の靖国神社参拝を批判し、東京裁判で判決が下された「戦争犯罪人」を「A級戦犯」と決めつけ、更に大東亜戦争を侵略と決めつけた記事が掲載されていました。改めて同紙の不勉強とジャーナリズムの不見識さに大いなる疑問を感じました。
 小泉首相の靖国神社参拝を批判し続けても、単に中国と韓国を喜ばせるだけです。国民の大多数は小泉首相の靖国神社参拝に関して余り関心がありません。マスコミで朝から晩まで報道されるので、嫌がおうにでもインプットされるだけです。
 一方、中国や韓国民の多数も関心がありません。中国も韓国も内政面でかなり国民の不満が鬱積しており、靖国神社参拝問題は、為政者が国民の不満をそらすために利用している政治問題と捉えるのが筋です。

 日本のマスコミのとるべき態度は、自虐史観を改め、歴史的認識を正しく持ち、その上でジャーナリズムの見識の基に小泉首相の靖国神社参拝に対し論評すべきです。
 米国GHQのマッカーサー元帥でさえ、東京裁判は誤りだったと認めています。
 
 日本の戦後外交はこれまで米国の顔色をずっと伺ってきたので、「東京裁判は誤りだった。従って、東條英機首相はA級戦犯ではない。」という正論を展開する勇気がなかった。それが戦後そのままずるずると今日まで来てしまったというのが実態です。
 従って、政治的に米国にものを言えない状況を考慮して、マスコミが正論を堂々と展開するのが筋です。そして、中国、韓国に政争の具にさせないような論陣を張っていくべきです。中韓のやっていることはひどい内政干渉です。マスコミはここにも触れるべきです。

 一方、A級戦犯を分祠して、別の無宗教施設を作る案は、政教分離の現行憲法から来ています。
 現行憲法は米国の国益の基に作られたものです。死をも恐れぬ戦前の零戦特攻隊の突撃精神に恐れをなした当時の米国政府が、その日本の精神的支柱を根絶やしにしようとの方針の下、政教分離条項が盛り込まれたことは、多くの日本人の知るところです。
 
 この政教分離政策のお陰で、日本はただひたすら経済的効率を求め、高度成長を遂げることができました。しかし、その反面、日本人の精神的荒廃は進み、堕ちるところまで堕ちてしまいました。
 
 そして、「自分は無神論者だ」と平然と公言する知識人が多数出現し、邪教が跋扈する世の中となってしまいました。これは世界の常識から見たら明らかにおかしな世の中です。
 
 私が25年前に、カナダ三井物産に赴任する前に、人事部研修で、「宗教は何を信仰しているか?」とカナダ人から聞かれたら、「仏教徒」と応えるようにアドバイスを受けました。「無神論」と応えると、「ちょっとおかしな人間、危険人物」と捉えかねないからです。そのくらい海外では、自分がどの宗教に属しているかが重要となります。そして、どの宗教を信仰しているかで、その人物のある程度の判断材料となります。何を考えているか判ります。

 さて、日本人の精神的荒廃を救うために、今一度宗教の重要性を真剣に考えたらいかがでしょうか。日本は政教分離と憲法で謳っていながら、政教一体の政党が与党に存在するおかしな国です。国が完全な違憲状態に見て見ぬふりをしています。

 義務教育の段階で世界の主要宗教を教えることで、宗教に対する基本的知識を体得させます。大人になってから、自分の信仰すべき宗教を選択させればよいのです。さすれば、おかしな新興宗教に引っかかることもなくなります。

 正しい宗教を信仰することで、日本人の精神的荒廃は改善していきます。そして、日本が世界から信頼される国家となってきます。

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