「マーキュリー通信」no.483 【私のコミュニケーション論21「自己主張のコントロール」】
私は子供の頃から自己主張の強い性格で、今でも自己主張が強い方です。しかし、世の中には私より遙かに自己主張の強い人が多数います。
自己主張と自己主張がぶつかったらどうなるか。当然人間関係に影響が出てきます。
私の場合、公私に分けて使い分けています。
プライベートの場合、自分の主義主張を通さなければならないケースは余り多くはありません。従って、会話の中で、自分の意見を押し通そうとする人がいたら、基本的にその人の意見を受け容れます。別に賛成しているわけではありませんが、そのような意見もあるのかと参考にします。自分の意見を主張して、人間関係に影響を与えることのほうがいやですから。
一方、ビジネスの場合には、自分の意見は基本的には主張します。しかし、人の話をよく聴かずに、自分の意見を押し通そうとする人はやはり多数います。
その時は、よほど重要なことでない限り、相手の主張を受け入れます。
相手の主張を受け入れた時に、次の一手、対策を考えておきます。そして、当社のビジネスがうまくいくような展開を考えます。
一方、自分の意見を押し通した場合、責任が生じてきます。自己主張が強い人の場合、相手がどのように思うかを考えないことが多いようです。人はなかなか本音を言いません。自己主張の強い人に対しては、意見を戦わせない反面、だんだんその人との間で心理的な距離が生じてきます。そして、その人から気持ちが離れていく場合もあります。
その人とつきあっていて仕事上のメリットがあるならついていきますが、そうでない場合には、自然と離れていきます。
それでは、相手の自己主張を受けれいた際、自社の経営に大きな影響を与える場合にはどうするか。その場合には、その事業、ビジネスから撤退するしかありません。そのような相手、経営者と今後もビジネス展開していく時、又、様々な場面で意見が合わなくなることが予想されます。そうなれば仕事をしていて楽しくありませんから、そのビジネスから撤退していきます。
凡そ、ビジネスは皆の協力の上に成り立っています。よって、自己主張が強すぎると、人の気持ちが離反し、その人のヒューマンネットワーキングにも影響を与えることになります。その人の器の大きさも自ずと規定され、それ以上大きくなりません。
従って、企業が成長するかどうかにも影響を与えます。その意味で、自己主張のコントロールは対人関係をスムーズにする為にも重要となってきます。
<コーヒーブレイク>
ポケベルを見なくなって久しいです。最近の子供はポケベル、ポケットベルという言葉を知りません。子供達に、ポケベル、ポケットベルのイメージを聞くと、ベルを持ったポケモン、ポケットモンスターをイメージするそうです(;-;)
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