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2006年11月 9日 (木)

「マーキュリー通信」no.514【第53回「新しい時代を創る経営者の会」スターブランド村尾隆介社長「中小企業のブランド戦略」】

 「新しい時代を創る経営者の会」を主催して早5年、当会では「山椒は小粒でぴりりと辛い」と言った中小企業の経営者が毎月素晴らしいプレゼンテーションをしてくれます。 昨夜も、期待に違わず素晴らしいプレゼンテーションでしたが、村尾隆介社長のプレゼンターとしてのスキルは、1経営者のプレゼンテーションというよりはこれはもうプロの領域でした。

1.「中小企業のブランド戦略」
 大企業のブランド戦略は、大量の広告宣伝を駆使し、イメージを訴えるものが
中心。
 しかし、中小企業の場合には、具体的かつ判りやすいものをターゲットに訴え
ること。

2.ターゲットに訴求したものが届くと、これが求心力となる。自社を取り巻く
様々な要素(商品、信用力、評判、評価他)が自社に求心力として向かってくる。
しかし、これを外すと、外部から見たらその企業のイメージがつかめぬまま、力
が分散してしまう。

3.ブランド力
 よって、ブランド力をいかに強める方向で構築していくかが中小企業にとって
も重要であり、ここに付加価値が付いてくる。

4.ブランド構築の重要ポイント
 経営者がまずビジョンを明確にすること。「自分がなりたい姿、やりたいこと」
をイメージし、ビジョンを描くこと。そのビジョンを基に、デザインを作成する。
ビジョンに反したことはやらない。これを徹底することがブランド構築の際に重
要。ブランディング=ビジョンの表現活動。
※「経営成功の要因の50%は経営理念の確立である」(松下幸之助)
※ビジョンがある企業の経常利益は、ない企業と比べ1.76倍の経常利益
 経営計画のある企業の経常利益は、ない企業と比べ1.56倍の経常利益
この2つを掛け合わせると、2.75倍となる。つまり、ビジョンと経営計画のある
企業は、両方ともない企業と比べ、それだけ収益力が高まることとなる。

5.ビジョンを持っている国家は繁栄している
・スイスは国旗を企業活動の様々なシーンで活用し、企業の繁栄に繋がり、その
結果、国家の繁栄にも繋がっている。
・米国;250年前は荒れ地だった。「自由の国米国」というビジョンを掲げ、
未曾有の繁栄を遂げた

<菅谷信雄の個人的感想>
・日本の今後:「美しい国」を目指すなら、日本の良いところ、つまり「大和」
とは大いなる調和を意味している。
 憲法改正を目指すなら、聖徳太子が創った17条の憲法を手本として、「和を
持って尊しと為す」の精神を憲法の始めに盛り込む。これをベースとした、平和
を希求する国家作りをしていけば、自衛の為の軍隊を持っても、海外から脅威と
ならないと思います。但し、これまで日本は、黒を平気で白と言い続けてきた国
(つまり海外では自衛隊は軍隊としての位置づけなのに、国内では軍隊ではない
と主張する欺瞞性)、この辺の根回し、下地作りが何よりも重要ですが。

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