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2006年11月16日 (木)

「マーキュリー通信」no.517【丸の内起業塾実戦マーケティング講座開講】

昨夜、丸の内起業塾実戦マーケティング講座が第1回が開講しました。連続5回シリーズで、講師は市場戦略家町田和隆氏です。マーケティングに関する書籍も本年は2冊出版し、結構売れています。
 
 同氏は、マーケティングを「市場と対話しながら売れる仕組み作り」と定義します。
 マーケティングの基本は、4P(Product,Price,Place,Promosion)の最適です。
 しかし、町田和隆氏は、同氏独自の3P(Target Profiling, Communication Process,Market Positioning)を追加することで、更に「いかに売れる仕組み作り」を具体的に構築していくかを力説しています。
 Target Profilingとは、「顧客像推定」と訳しますが、昨夜はゴキブリを例にして解説しました。ゴキブリは夜行性で、暖かくて湿気のある暗いところを好みます。これに合わせて、「ごきぶりほいほい」を仕掛ければ、ごきぶりを捕獲できます。
 お客様をゴキブリに例えるのはちょっと不遜ですが、こういう身近な譬えは分かりやすくて面白いです。

  Communication Processとは、顧客がAIDMA(Attenntion,Interest,Desire,Memory,Action)という心理過程を通じ、購買に結びつくかを分析します。
 つまり、当該商品に対し、注目し、関心を頂き、欲しいと思い、記憶にとどめ、そして最後に購買に踏み切る過程を心理的に分析していくマーケティング手法です。

 最後の、Market Positioningとは、その商品の市場における位置づけをキーワードによる分析していきます。昨夜はパチンコを例に解説がありました。
 パチンコ業の場合、「射幸心を煽る」vs「エンターテイメント」、「独り」vs「グループ」という切り口で4つの分析ができます。
 昔は、個人をターゲットに射幸心を煽っていた業界が、最近ではエンタメ的要素を取り入れ、カップルで来店してくださいという戦略転換しているパチンコ店もあるそうです。
 更に詳しくは、町田和隆著「営業マネージャーの為の使えるマーケティングテクニック」(ソフトバンクビジネス1365円)、「本当に役立つマーケティング入門」(フォレスト出版1365円)がお勧めです。私も同書を読み、私のマーケティング活動の参考にさせて頂いております。

 私は、丸の内起業塾実戦マーケティング講座第3回目11月29日に中小ベンチャー企業のマーケティング」という演題でレクチャーします。

 町田和隆氏が、自著を基に体系立って、説明していくのに対し、私の場合は、中小企業の経営者として、実体験談を基に極めて具体的に解説していくのが特徴です。

 私自身、マーケティングの重要性を認識し、過去1年間マーケティング活動を重視してきました。その結果、会社の業績も上向いてきました。
 最近は、企業業績を向上させる為に、マーケティングの重要性を改めて感じています。それがない場合には、単なる中小企業のままで終わってしまうというのが最近の私の結論です。

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