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2006年11月26日 (日)

「マーキュリー通信」no.521【私のコミュニケーション論23「ピーター・ドラッカーのコミュニケーション論」】

 毎日、ピーター・ドラッカーの「ドラッカー365の金言」を読んでいます。毎日1ページ、テーマを決めて、ドラッカーの著作集の中から格言が記載されています。経営上様々なヒントが得られます。
 さて、本日はコミュニケーションに関する4つのヒントを頂きました。この4つを深く考えることで、ビジネス上も、日常の生活上にも、様々な分野で応用できることと思います。

1.人は知覚できるものしか知覚しない。コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない。

 ※人は、とかく自分の普段使っている言葉で話し、それで相手も通じるものと思いこんでしまうことが往々にしてあります。
 先日、営業チラシに、「鎌倉市では生ごみ処理機の助成金が40千円出ます」と記載したら、ある主婦から、「ミスプリで40千円と書いてある。正しくは、4万円ですよ」と指摘されました。ビジネスマンの世界では、40千円という表記は極めて一般的なのですが、主婦の世界だと誤植と映るようです。それ以来、金額のみならず、チラシには、主婦が理解しやすいような表現にしています。

2.人は期待しているものだけを知覚する。

 ※30分間説明しても、その内人が理解できる部分はごく一部です。人は期待している場合、特に金額に関しては、一番よく覚えているものです。この部分をないがしろにしていると後で不信感に繋がったりします。

3.コミュニケーションは、それが受け手の価値観、欲求、目的に合致しないとき、全く受け付けられないか、抵抗される。

 ※当社で好評販売中の「ペットのフンも同時に処理できる生ごみ処理機・環境生活館」に関してはまさにこのことが当てはまります。
 当社のウェブサイトを見て関心を持ったお客様は、まさに受け手の価値観、欲求、目的に合致しているので、ウェブサイトからの購入がかなりあります。
 一方、ペットオーナーがまさにターゲットなので、ペットオーナーに絞ったテレマーケティングを実施したのですが、電 話や資料だけでは、受け手であるペットオーナーに「環境生活館」の良さが届きづらいようです。

4.受け手が記号の意味を知らなければ、情報は使われるどころか、受け取られることもない。送り手と受け手の間に、予め何らかの了解、即ちコミュニケーションが存在しなければならない。

 ※IT時代では、e-メールだけで簡単に済ませることができます。しかし、商売の基本はやはりお互いに面談して、相手のことを知覚し、理解することで、その後のコミュニケーションの基本が造られます。
 福岡県久留米市の会社が、ウェブサイト上から販売店を希望してきました。暫く携帯電話のやりとりでした。先日、日帰りで同社幹部が上京し、生ごみ処理機メーカー㈱東北環境を訪れました。朝5時起きで来てくれました。その熱意に、同社との信頼関係は一気に増し、その後のコミュニケーションがスムーズになりました。

<コーヒーブレイク>
我が家の朝食-9061125_choshoku  

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