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2006年12月14日 (木)

「マーキュリー通信」no.530【縦割り行政の弊害】

東池袋駅の近くに高層マンションが建設中で、まもなく完成です。豊島区では、現在ある中央図書館を閉館し、その中に文化施設を中心とした図書館を移転する計画が発表されました。年間経費は、8~9億円だそうです。

 一方で、豊島区では財政難の折、学童保育制度を廃止の方向とのことです。学童保育は、共稼ぎ世帯が当たり前になり、又、物騒な世の中の現在、お母さん方が安心して仕事をする為には必要な制度です。しかし、予算削減の下、廃止の方向で検討されています。

 本日も、NHKで、保険料を払えない高齢者が増加し、そのお陰で医療費負担に苦しむ高齢者の実態が放映されていました。

 図書館のようにあればそれなりに便利な程度の施設はできるだけ減らし、その分本当に困っている人、必要としている人に予算配分をしていくのが行政の役割であり、心の通った行政です。豊島区には、あれば便利程度の箱モノ、文化施設が多数あります。これらを廃止したり、売却して予算削減を図り、住民が本当に必要としているものに予算を重点配分すべきと考えます。

 しかし、未だに役所の縦割り行政は存在し、住民不在の行政は続きそうです。私は豊島区民として、中央図書館を止めて、その分学童保育、高齢者医療に回すよう苦情を伝えました。区側としては、一応聞き置くとのことでした。

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