「マーキュリー通信」no.537【最勝の総合商社的経営論28「幸福経営vs降伏経営」】
中小企業の経営者はとかくワンマンになり勝ちです。取引先の社員の話では、同社の社長は超ワンマンで、いつも「いいから俺の言うことを聴け!」と怒鳴りちらし、社員の言うことに耳を傾けてくれないそうです。同社の社員には降伏感のようなものを感じるそうです。
ドラッカー的に言うなら、こういうマネジメント・スタイルは最悪で、辞める社員も多く、会社自体の成長は余り期待できない。事実その会社は余り大きくなっていないようです。私の取引先に、このようなワンマン社長の会社は結構存在します。そして、皆小さな企業のままです。
一方当社の場合、社員の言うことにはできるだけ耳を傾けるようにしています。性別年齢無くきちんと聴きます。若い人から見れば、私に対しては当然言いにくいと思うので、若い人からの意見にはことさら感謝しています。
当社の若手社員の場合、特に物怖じせず言いたいことをどんどん言ってきます。基本的に、言いたいことはどんどん言わせます。しかし、彼等の主張に対し、異論があれば、当然どこがおかしいか反論します。意見が最終的に食い違う場合には、私が決断を下します。責任をとるのは当然社長である私だからです。
当社としては、降伏経営でなく、当然幸福経営を目指しています。居心地は良いが、仕事中はびしっと締まった、そんな雰囲気の会社となるよう日々努めています。
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