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2007年2月 8日 (木)

「マーキュリー通信」no.573【何かおかしいぞ?補助金行政】

 地元池袋の行政書士から東京都から1000万円の補助金がもらえる旨のファックスが入り、「そんなおいしい話があるのか?」という半信半疑の気持ちで行政書士と会いました。
 中小企業に対する補助金は、バブル崩壊後に不良債権で苦しむ都市銀行に血税を投入した時に、都銀ばかり優遇するのかという批判に応える形で発足したそうです。

 補助金にも各種有り、今回当社が対象となりそうなのは、新規事業でした。しかし、申請の為に、500ページもの分厚い書類を提出しなければならないとのこと。
 その為に、行政書士を必要とするようで、行政書士に支払う手数料は、1ページ3500円。500ページなら175万円の手数料の支払いとなります。

 しかしよくよく考えてみると、弁護士等の専門知識を必要とする場合には、弁護士に支払うフィーは納得するけれど、東京都から1000万円の補助金(2年分で2000万円)をもらう為に、行政書士に175万円の高額の手数料を支払うのは何かおかしい気がします。
 補助金の承認が取れたら、その使い道はそれほどうるさく追求されないそうで、いかに補助金獲得の為のテクニックが重要のようです。

 もちろん、中には新規事業立ち上げの為に、補助金を真に必要とする場合もあるでしょう。それなら手続きをもっと簡素にし、補助金受取後の使途をきちんと報告し、余り悪質な場合には、返還請求も有りとするような運営に変えるべきと思います。ここでも役所の安易な血税の使い方が見え隠れします。そして、補助金行政に関連する士業の手助けをしている印象はぬぐえないようです。

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