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2007年3月19日 (月)

「マーキュリー通信」no.597【私のコミュニケーション論-27「コミュニケーションの発展5段階」】

 最近コミュニケーションにもその人の成長度合いに応じ発展段階があるのではないかと感じています。
 
 第1段階のコミュニケーションは、自分の身の回りの人とのコミュニケーションです。家族、親戚、学生仲間、職場なら仕事仲間、取引先等です。つまり自分から求めなくても、その与えられた環境の中で必然的に必要となってくるコミュニケーションです。
 第1段階のコミュニケーションにおいては、好むと好まざるを得ず、必要最低限のコミュニケーションをとることを求められます。

 第2段階のコミュニケーションは、自分から新しい人脈を求めて得た仲間、人たちとのコミュニケーションです。
 趣味の仲間がそうです。又、私の場合で言えば、23年前にカナダから帰国した時に、異業種交流会に参加して、社外の人脈を作ろうと思い、各種異業種交流会に参加しました。
 第2段階のコミュニケーションにおいては、自分がコミュニケーションを望まなければ、そのグループから離脱することができます。
 よって、第2段階までのコミュニケーションは、どちらかというと自分中心のコミュニケーションで済む段階といえます。

 さて、第3段階のコミュニケーションでは、自分を取り巻く環境やヒューマンネットワークにおいて、自分一人では世の中生きていけないことに気付かされます。その時点で他人対する感謝の気持ちが湧いてきます。相手から与えられている愛に気付き、その人に対する恩義を感じ、自分も相手の為に何かしてあげたいという気持ちが湧いてきます。
 親から受けた愛情を大人になって気付くのはその類です。又、仕事やプライベートでも、それに気付くことで、利他の精神が芽生え、自己成長に繋がっていきます。

 第4段階のコミュニケーションでは、長い人生、時間軸の中で縁を感じ始めます。この縁では、良きに付け悪しきに付け縁を感じ始めます。
 私の場合、三井物産で10箇所の異なる職場を経験させて頂きました。その時々に私の上司や関係者がいたわけで、そのお陰で私が理想的な人事異動の恩恵に預かることができたわけです。こういう時代環境、そして上司との縁を考えると、本当に感謝の思いでいっぱいになります。
 一方、情報通信の分野で新規事業の仕事をしていた時に、管理部門の担当者にことごとく私の新規事業に反対されました。まるで天敵のように感じました。
 私は新規事業で数多く失敗を重ねました。それが今となっては、自分の大きな肥やしとなっていますが、その時反対した管理部門の担当者に対しては、彼等は、私の事業に対する甘い部分を盛んに指摘してくれていたのだと、今では感謝の念が湧いてきます。時間の流れの中でこういう縁の感じ方もあります。

 そして最後第5段階のコミュニケーションになるともっと長く人生全体といったスパンでの見方になってきます。人の縁が重々無尽の世界となってきます。人という文字を繋げると網となります。私はこの網は投網をイメージしています。
 第4段階のコミュニケーションで縁を感じると言いましたが、この縁の部分は網の結び目の部分です。この網の結び目が多数繋がって投網はできています。
 それでは投網の基の部分は何でしょう。それは大いなる世界に繋がり、私は最後は神仏に繋がるのではないかと思っています。

 私は、その時西遊記の寓話を思い出します。孫悟空が、お釈迦様に対し「自分はきんとん雲に乗って空の果てまで簡単に行くことができる」と豪語して飛んでいった。けれどそこはお釈迦様の手のひらの中だったことに孫悟空は気付かされます。
 大天才であっても、どんな偉業を遂げた歴史上の偉人であろうとも、神仏の前では大宇宙の中の塵にも匹敵しない小さな存在に気付かされます。その時、人間は謙虚となり、神仏に対する感謝の思いが湧いてきます。
 そして、永遠の向上目指して、私たち人類を永遠の旅へと誘ってくれます。神仏の目から見たら、人生の様々な局面局面で、様々な人との出会いがあり、そこに様々なコミュニケーションが生じる。その中で都度多くの学びを得ていきます。そして、神仏の目から見たら、自分も他人もなく、それこそ自他一体の世界なのではないのかと最近感じ始めてきています。つまり人は、自分自身を切磋琢磨努力することで、自分自身を磨く、その為に他人の存在がある。しかし、他人と思った存在が、実は鏡に映った自分のようで、自他一体と気付かされていく。
 
 私自身まだコミュニケーションの第5段階の入り口を垣間見た程度ですが、第5段階のコミュニケーションのレベルに達した時には、本当の自分に出会い、自分の人生計画と実績に満足し、自分の人生に満足できる段階になるでしょう。

 人類が皆第5段階のコミュニケーションに達したなら、そこには争い事はなくなり、平和な世界が実現していることでしょう。

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