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2007年3月29日 (木)

「マーキュリー通信」no.605【最勝の総合商社的経営論-33「大局観」を持つようにトレーニングをする」】

 「着眼大局、着手小局」という囲碁の格言があります。
 経営者としては、大局観を持ちながら、個々の戦局では一手一手着実に打っていくことが求められます。しかし、個々の戦局で破れることがあっても、大局観さえ持っていれば、社員は動揺しません。
 即ち、ある商売で損をしても、経営者が、「損して得取れ」、その事業全体で利益を出せば良いと考えていれば社員は動揺しません。
 しかし、「言うは易く行うは難し」、大局観は、日々鍛錬しながら磨いていくことが必要です。
 一方で、大局観は、20歳を過ぎる頃から徐々に出てきます。これは個人差があるようで、リーダーになるような人は、若い時からそのような資質が出てくるようです。

 私の場合、最初に大局観が持てたのは、丁度20歳の時でした。朝日洋上大学の学生として、さくら丸という貨客船で米国(ロスとシスコ)に上陸した時のことでした。
 当時は、1ドル360円の時代。"made in Japan"が土産物店に氾濫していました。しかし、当時は"made in Japan"は「安かろう、悪かろう」の時代でした。

 当時、私は日米格差を肌で感じました。
 一方、360円で物価を計算すると何でも高く感じました。感覚的には、その半分くらいでした。そこで、私は、近い将来このハンデを頂きながら、日本はいつか米国を追いつき追い越す時が来ると直感しました。
 そして、日本は高度成長時代へと突入していきました。「安かろう、悪かろう」の"made in Japan"はいつしか"made in China"にとって代わられていました。

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