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2007年5月10日 (木)

「マーキュリー通信」no.635【私の異見・ひと言申す-28「心の格差社会を無くす」】

 「格差が進行しているのでその是正が必要だ」と政治家、マスコミが盛んに喧伝しています。しかし、日本は世界に稀に見る格差がない社会であり、官僚主導の社会主義国家なのに、ことさら格差社会を強調するのは、政治家がそういえば票がとれるという大衆向けリップサービスに過ぎません。

 一方、私は「心の格差社会」の解消こそが重要と考えています。戦後日本は、日本の精神的支柱だった神道、仏教、儒教が融和した日本独自の宗教が、マッカーサー占領軍によりはぎ取られてしまった。
 戦後60年以上経過し、その影響がいじめ問題、汚職、談合、隠蔽等随所に出ています。ゴールデンウィークに私は那須の研修施設で仏教の修法の1つである止観瞑想を実践してきました。そして日頃堪った心の塵垢をきれいさっぱり取り除いてきました。このように仏教の精神を学び、実践するだけで、心が浄化され、前述の諸問題など起きようがありません。

 さて、「心の格差社会」とは何か?
 
 当社に、2年前Bフレッツ営業をやっていたM君(当時30歳)がいました。彼は不正を働き、会社に損害を与えたので、首にしました。その際、彼は捨てぜりふで、「俺みたいな人間は死んでやる!そしたら会社もすっきりするだろう!」と噛みついてきました。
 彼は、その後当社からの損害賠償を逃れる為にゲイバーでホストとして働き、ほとぼりが冷めた頃、又情報通信業界で働き始めたとの噂を耳にしました。そして、現在は横浜の豪華マンションに住んでいます。
 
 M君は、会社や人を騙し続ける人生を送っても、どこかでばれて留置場行きです。仮に判らなくても、心に大きな傷跡を負ったまま一生生き続けることになります。彼の心中はいつも地獄状態です。服役状態といえます。

 本人の能力、努力の度合いに応じ経済格差がつくのはある程度やむを得ません。しかし、それより問題なのは心の格差が問題です。

 私と同年代の知人で最近新居を建てました。しかし、夫婦の気持ちはすれ違い、子供達も別居したり、家族がばらばらといった感じです。
 この家族は、若い頃は親と同居していました。2DKの狭い部屋に家族5人が住んでいました。しかし、その頃の方が家族の気持ちが通い合い、一体感があったようでした。

 私も幼い頃、6畳一間に台所の狭い家に家族4人で貧乏暮らしをしていました。しかし、その頃を決して不幸とは思っていませんでした。貧乏ながら楽しい思い出の方が多かったです。

 私も物質的豊かさ、経済的豊かさを決して否定はしません。しかし、あくまでも心の豊かさ、幸福感がベースにあってこその経済的豊かさだと思います。

 「経済的格差」より「心の格差」解消の方がより重要と考えます。

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