「マーキュリー通信」no.636【第59回「新しい時代を創る経営者の会・外個人労働者の派遣事業で急成長する㈱W5スタッフ・サービス橋本桂子社長」】
時代は大きく変化している。その変化の中から、いかにビジネスに結びつけ、事
> 業を発展させていくか、「言うは易く、行うは難し」と良く言われます。本日の
> 外国人労働者派遣事業に関しても、まさにその通りと実感しました。
>
> 外国人労働者の派遣他4事業を展開中の株式会社ダブリューファイブ・スタッ
> フサービスは平成2年に名古屋で創業。
> 同社橋本桂子社長の起業のきっかけは、得意の英語力を活かし、翻訳通訳サー
> ビスからスタートした。しかし、この仕事は極めてポピュラーな仕事であり、多
> 数の個人、法人が参画している。又、極めて労働集約的であり、橋本社長は直に
> 限界を感じる。
> そこで、着目したのが英語教師の派遣事業。スタート当初は、英会話学校の英
> 語教師の昼間の空き時間に注目して、小学校の英語教師として派遣し、実績を作
> る。
> 英語教師の派遣事業のターゲットは各自治体の小学校。
> 当時実績のない同社は、事業戦略として、地元愛知県内の小さな自治体(足助町)
> にアプローチし、採用される。そちらでの成功を基に、豊田市を攻略していく。
> 英語教師派遣事業は、小学校の英語教育採用により、順調に伸びていく。
> 又、平成8年頃からインターネットが普及し始め、自治体への登録申請が電子申
> 請に切り替わり、事務作業が大幅に軽減し、同社の事業に弾みがついた。
> その後、外国人労働者の派遣事業は英語教師の他にSE、更には飲食業の分野に
> も進出する。
> 現在では、名古屋本社以外に東京、大阪に事務所を構え、180名の派遣スタッ
> フを抱え、売上は12億円にまで伸張した。同社は、既に上場も視野に入ってき
> たが、今後小学校の英語教育の法制化に伴い、同分野で大手企業を占める同社の
> 上場は堅いと言える。
> 橋本社長のプレゼンテーションを聴き、成長産業に進出し、事業として軌道に
> 乗せることの大変さ、特に外個人労働者の管理の難しさは容易に想像でき、その
> マネジメント能力に感心した次第です。
> 橋本社長のご主人は歯医者として活躍し、橋本社長は外国人労働者派遣事業で
> 既に勝者となった。
> 20年ほど前、評論家の草柳大蔵氏が、今後は女老外(女性、老人、外国人)
> の時代となると予測しました。
> 橋本桂子社長のケースなど、まさに女性の活躍と外国人を活用して大成功した
> 事例です。
> 今回の「新しい時代を創る経営者の会」も起業のタイミングと事業化、そして
> 成長軌道にいかに乗せていくかの経営能力を学ぶことができました。
> http://w5ss.com/pres.htm
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