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2007年9月

2007年9月29日 (土)

「マーキュリー通信」no.729【人生に勝利する方程式-8「自分の強みを強化する」】

 私は毎朝NHKの連続テレビドラマを楽しみに見ています。毎回ドラマを通じ大きな教訓なり、学びを得ます。本日で放映が終了した「どんと晴れ」も学ぶところが大でした。 盛岡の老舗旅館「加賀美屋」が現在流行りの敵対的買収に遭い、乗っ取られる危機に陥る。 しかし、この経営危機にこれまでばらばらだった「加賀美屋」の家族と従業員が一致団結して乗り切ろうとする。又、格式と伝統である「心からのおもてなし」を高く評価するお客様が協力して、この経営P1010008危機を見事乗り切るというストーリー。「加賀美屋」の強みである「心からのおもてなし」を発揮することで経営危機を乗り切ったわけです。  さて、私も長年に亘って自分の強みの部分を強化してきました。特に専門的能力がない私は、数字に表れない部分を強化してきました。  私が一番大事にしてきたものは、責任感、誠実さを基にした信頼関係の構築です。「責任」を英語でresposibilityと言います。つまり相手や周囲に対する応答能力の事です。自分の言動に対し、きちんと応答していく能力です。 一方、「誠実さ」は英語でintegrityと言います。こちらは言っていることが首尾一貫している、言行一致している。だから「誠実さ」となるわけです。もちろん相手を思いやる能力も誠実さの1つです。  何事を成すにおいても、責任感と誠実さが基本にあることが重要です。これが基本に人からも仕事を任されるわけです。 この責任感、誠実さをベースに、私の場合は「行動力」「交渉力」「対人調整能力」「判断力」、「決断力」を磨いてきました。 そして、これらの能力を磨いてきたおかげで、「リーダーシップ」、「経営能力」、「「営業力」、「マーケティング能力」を更に身につけることができてきました。  昨今、ハウツーや処世術が長けた人が脚光を浴びる嫌いがありますが、人間の基本はやはり責任感、誠実さを基にした人格作りにあるのではないでしょうか。この部分が欠落していたら、一時的な成功を治めてもやがては化けの皮がはがれ、いずれは転落していくのではないでしょうか。そのようなケースを実にたくさん目の当たりにします。

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2007年9月27日 (木)

「マーキュリー通信」no.728【ワンポイントアップの仕事術-18「渋澤榮一式記憶力アップの法」】

 渋澤榮一氏は一生の間に500もの会社の設立に関与し、約600の社会事業の団体、学校などの設立、運営に深く関わり、文字通り明治時代の実業界で№1の偉人といえます。我が母校一橋大学も渋澤榮一氏のおかげで設立の運びとなりました。又、我が三井物産の初代社長益田孝氏も渋澤榮一氏と仕事の上で深く関わっています。

 さて、渋澤榮一氏は、毎晩床にはいると、毎日できたことを寝床の中で思い出し、記憶にとどめておいたそうです。これを毎日繰り返すことで記憶力が抜群だったそうです。渋澤榮一氏は、このやり方を「言行省察の法」と言います。(「渋澤論語を読む」p.91参照深澤賢治著 明徳出版1500円)
 私も、毎晩寝床で毎日の振り返り、まずかった点は反省するようにしています。そして、相手を傷つけるような言葉を言った場合には、その場でお詫びしておきます。
 さて、渋澤榮一氏の「言行省察の法」を知り、私も反省+本日の出来事を思い浮かべ心に刻むようにしています。これで記憶力が多少はアップしているようです。

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2007年9月26日 (水)

「マーキュリー通信」no.727【私のコミュニケーション論-43「教導の怒り」】

普段私は余り怒らないタイプなのですが、本日、生まれて初めて大激怒しました。
 お客様との問題発生に対し、取引先の担当者が問題からの逃避、責任逃れ、自己保身に走ったためでした。問題解決のために全力投球し、それでもだめな場合にはお客様に事情を話し、了解を頂くのがビジネスマンとしてとるべき態度ですが、具体的に詰めようともせず、最初から逃げ腰、及び腰です。
 そんな官僚的態度に私は激怒し、その担当者に携帯電話越しに「ふざけるな!バカヤロウ!」と怒鳴り、雷を落としました。そんな言葉を面として使ったのは、生まれて初めてのことでした。

 私が怒るときには、それは私憤から来ているのかどうかチェックします。一日を振り返り、反省するときに、もし私憤から来ているような場合には反省し、相手にわびます。私憤でなく、公憤の場合でも、もっと別の言い方ができなかったかどうか振り返ってみます。
 又、公憤の場合でも、自分が怒ってもどうしようもない場合には引っ込めます。マスコミに登場する政治家、官僚の汚職がそれに当たります。
 ビジネス上でも、怒ってもどうしようもない場合相手の場合には、怒りを途中で抑えるか、敢えて何も言いません。言っても仕方がない相手に言っても、お互いに関係が悪化するだけですから。
 本日の場合、まだ相手が多少更正の余地があると判断したので、雷を落としました。顧客に対し、こういう誠意のない対応をしていたら、いずれ顧客は離反し、その会社の先行きはなくなると思ったからです。こういうのを「教導の怒り」と言います。
 結局、こちらの雷が効いて、その担当者とは来週会って、問題解決のための打ち合わせをすることとなりました。

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2007年9月24日 (月)

「マーキュリー通信」no.726【人生に勝利する方程式-7「人生に成功する3条件」】

 人生に勝利した人に対し、その勝利した部分には「凄いなあ」と素直に尊敬できる部分があります。しかし、その反面何か欠けている部分を感じています。
 Kif_0921 ホリエモンが絶頂期の時にホリエモンの著書を読みました。そこに私が感じたものは「天狗になっている」でした。そして、いつか凋落が始まると思っていました。なぜなら、マスコミは、良いことも悪いこともセンセーショナルに取り上げる性癖があるからです。成功すると、本人が思っている以上に持ち上げる一方、負の部分が露見すると、今後はバッシングが始まります。その実像が実態と離れていても、その方が新聞や雑誌が売れ、テレビでは視聴率が上がるからです。ホリエモンなどまさにその典型例でした。

 さて、人生で成功するには、又は本物の成功とは私は下記のように考えています。
1.成功することによって、心ますます穏やかとなり、心ますます平静となり、心は常に豊かさを含み、多くの人々の事を考えることができるようになる。
 つまり、成功すればするほど謙虚になることで、慢心を防ぎます。天狗になったときが、凋落の始まりです。

2.人の妬みをかわない
 真なる成功は、自然と周りの人によって押し上げられていくものです。
 福田康夫氏が新たに自民党総裁となり、首相にも指名されます。私は福田康夫氏の今後首相としての采配ぶりに注目しています。
 いかに多くの人から感謝されるようなリーダーシップを発揮できるか。局面局面では大きな批判を浴びるかもしれない。しかし、後生評価されるような実績を残せるかがポイントです。
 安倍首相の祖父岸信介元首相は周囲の猛反対を押し切って安保条約を締結しました。そのおかげで現在の日本の繁栄と平和があるわけです。

3.真の成功者には、魂の輝きが見られる。一種の悟りのような香りが漂う。
 戦後の政治家の中で、中曽根元首相などは、そのような感じがします。国鉄と電電公社を民営化し、それが日本の産業発展に大きく貢献しています。郵政民営化とは次元が違います。中曽根元首相を時々テレビで拝見しますが、80代後半の今でも矍鑠と見識の一端を披露されるその姿には一種の悟りのような香りを感じます。

 最近の日本の風潮を見ると、拝金主義一辺倒の反省から、それ以外の精神性、信頼関係や徳とかいったものが見直されるようになってきました。これはよいことです。
 戦後体制の見直し、反省の機運が出てきているのは良いことです。安倍首相がそれを掲げていたのですが、自分の弱さに負け、志半ばで失脚しました。後任の福田康夫氏がこれまでの反動で戻らなければよいと祈念しています。

 人生100年時代を考えたとき、私などもまだまだ人生の半ば、上記のような成功の3条件を肝に銘じながら、日々努力精進していき、真の成功者の仲間入りをしたいと考えています。

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2007年9月23日 (日)

「マーキュリー通信」no.725【最近のメール事情】

 今年の6月から1ヶ月半当社で受信するe-メールが極端に減りました。取引先等から「e-メールを送ったけれど」という連絡を多数頂きました。
 
 そこで、当社のITコンサルタントに調べてもらったところ、なんと5000件ものメールがセキュリティ上問題ありとしてサーバ側(当社の場合Nifty)に溜まったたまま当社に送信されませんでした。この中には、お客様からの注文メール等重要メールも多数含まれており、業務に支障を来しました。
 サーバに溜まっていたメールをはき出してもらい、何とか事後処理をしました。その後、サーバ側にメールが溜まったままにならないようにしてもらいました。
 しかし、最近、又お客様よりメールを送ったけれど当社からの返事がない旨連絡がありました。

 ITコンサルタントに相談したところ、spam mail対策として、各プロバイダがセキュリティレベルを更に上げており、送信メールを拒否しして送らないケースや、受信を拒否するケースがも出てきたそうです。
 この対策としては、当社の場合ベッキーを使用しており、その中のリモートメールボックスの「受信済みのメールも含め全て受信」をクリックします。その中に送信先のe-メールがなければ、送信側のプロバイダ側で送信メールをはじいた可能性が高くなります。
 
 e-メールという非常に便利なツールも、これを悪用する人間が増えるといろいろな制約が出てきます。現在、メールの90%以上はspamと言われています。
 spam根絶に向けて、国がこのような悪質な利用者を罰する法律を早く制定する必要が早急に求められます。

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2007年9月22日 (土)

「マーキュリー通信」no.724【人生に勝利する方程式-6「自分に正直に生きる」】

Hamanako52  「人生に勝利する方程式」のシリーズでは、お金も大事だけれど、お金よりもっと大切なものがあることを訴えています。
 村上ファンドの村上代表が、「お金を儲けて何が悪いんですか?」「たまたまその情報を知ってしまったんです」という迷言をはきマスコミからバッシングされました。これなどいくら頭が良くても、お金に翻弄された人生であり、自分に全く不正直な人生を歩んでいるといえます。

 私が調布中学3年生の時に、同学年でS子さんという子が美人で人気がありました。ある時、S子さんがこれまでの長い髪を2つにまとめたヘアースタイルに変えました。ちょっとださい感じがしました。私には、「その髪ださいよ」とアドバイスする勇気はありませんでした。そこで、親友のI君の名前でS子さんに「その髪ださいよ」といった内容のはがきを送りました。私はそのはがきを見てS子さんが髪型を変えてくれたらと思っていたのですが、事態は思わぬ方向へと発展して行きました。
 S子さんは、私の担任のK先生にそのはがきを持って、「こんなひどいことをされた」と泣きながら訴えてきました。I君はK先生から叱られました。それを傍らで見ていた私は、「実は僕がやったんです」と言い出す勇気がなく、不正直な自分に心は傷みました。
 
 その後、調布中学卒業30周年の同期会でS子さんと再会しました。私はS子さんにその時のことを謝罪しました。S子さんはそのことはすっかり忘れていたようで、お互いに笑いながら談笑しました。

 最近親しくさせて頂いている白木大五郎氏(日立電子サービス元専務)は、現在ベストセラー中の企業リスク・マネジメント「あなたの会社は大丈夫?」(丸善プラネット 1470円)の中で、「性悪説」の代わりに「性弱説」を唱えています。元来悪い人間はいないのだ。「人生生きていく中で、様々な誘惑、しがらみ、会社の縛り等により本来自分の心には反していることでも、ついついやってしまうものだ。人間とはそれらに勝てない弱い人間なのだ。」ということを説いています。
 
 私の周りにも人をだまして平然としている?人間が多数います。人をだましていることに気づき、内心傷ついているときは、まだ心の状態が正常です。しかし、心の傷みすら感じなくなったとき、人生のどこかで大きな蹉跌に見舞われます。
 ホリエモンのように、一世を風靡した時代の寵児も、自分に不正直に生きていると、逮捕されるという結末となります。
 だから「自分に正直に生きる」ことの重要性を私は訴えたいのです。そして、これが「人生に勝利する重要な方程式」の1つなのです。

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2007年9月21日 (金)

「マーキュリー通信」no.723【私の異見・ひと言申す-47「何かおかしいぞ」

 世の中にはおかしいことがたくさんあります。仕事柄時々ポスティングをします。するとたいていのマンションでは「チラシの投函お断り」と書いてあります。中には、「迷惑条例により訴えるぞ」と張り紙をしてあるマンションもあります。
 管理人のいるマンションでは、チラシのポスティングをしているところを見ると、忠実な番犬のように、「この張り紙が見えぬか!」と怒りを露わにして退去を命令じます。

 しかし、チラシはその地域のミニコミ情報であり、出前のチラシ、美容院のチラシ、車、不動産のチラシ、光ファイバーの勧誘チラシ等種々雑多です。中にはいかがわしいチラシもあります。
 従って、チラシの要る要らないは居住者の選択に任せれば良いわけで、そのマンションで一律にチラシを追放するのは、個人のミニコミ情報を絶つことになります。そういっても現実には、管理人の目をかいくぐってチラシ情報は氾濫しているのが実情です。
 業者側も、チラシを投函して費用対効果が得られなければ、投函しないわけです。日本は自由主義国家なのだから、チラシの投函まで官僚のごとき規制は不要と考えます。

 私の住むライオンズシティ池袋では、管理会社(大京管理)が管理規則に則り「チラシの投函お断り」という張り紙がしてあったので、私が初代理事長の時に、「個人のミニコミ情報収集源を絶たないで欲しい」旨大京管理に指示して、張り紙を撤去させました。その代わり、「青少年に有害なチラシお断り」というステッカーを希望する家庭では、そのステッカーをポストに貼っています。
 一方、投函されたチラシの散乱を防ぐために、郵便受けの近くに要らないチラシを捨てる箱を用意しました。それ以来12年、当マンションではその慣習が続いています。

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2007年9月20日 (木)

「マーキュリー通信」no.722【21世紀のIT戦略はデジタルネイティブを狙え!】

 昨日の田内ゼミ情報交遊会は、日経BPクリエーティブ鈴木浩編集委員の話でした。
 田内ゼミ情報交遊会とは、22年前に一橋大学商学部田内ゼミのOBが田内先生を囲んで毎月勉強会をやろうという趣旨の下に集まった異業種交流会です。私が10年間世話役を務めた後、先生が他界されたのを機に、りそな銀行辻氏が2代目の世話役をやっています。
 デジタル・ネイティブという発想は、2000年頃から米国メディアに登場している。デジタルネイティブとは、16歳以下の生まれながらにしてITを使いこなす世代をいう。一方、それ以降の年代をデジタル・イミグラントという。

 16歳以下というと中高生の年代。この年代は携帯メールよりむしろパソコンを使いこなす。一方、大学生は携帯メール中心の生活だそうで、パソコンに関しては中高生にかなわないそうだ。
 10年後、20年後にはデジタルネイティブが社会の第一線で活躍している。ITを駆使しして仕事で活躍するデジタルネイティブ世代がいる一方で、この世代をターゲットにしたIT戦略が重要となってくる。そのキーワードはポータルであり、ポータル戦略に勝つ者がIT時代の勝者となる。現時点では、その最有力はグーグルといえる。

 一方、携帯電話は全世界で10億台普及しているが、2011年には50億台に急膨張する。携帯のコンテンツは、パソコンと比べ遙かに進化している。最近ではおサイフ携帯も登場し、決済手段にも躍り出た。
 そして、その主役がデジタルネイティブであり、デジタル・イミグラントの世代でもある。携帯の待ち受け画面はいずれポータルサイトが主流となろう。デジタル・イミグラントの大半はネットショッピングを携帯から行う。
 先日も、品川インターシティのフリーマーケットで、若い女性が自分の着た物や身の回り品を売りに出していた。彼女たちは、ネットショッピングでどんどん品物を買うが、ちょっと気に入らないとすぐに売りに出す。こういう性癖を持っている。この消費性向を把握しておくのがIT戦略に欠かせない。私のように物を大事に使う世代には理解できない消費性向であり、とうていついて行けないが現実にはそうなっている。

 いずれにしろ、各世代、年代の消費性向とIT能力を把握した上でのIT戦略の確立が21世紀のIT時代の勝者の決め手となるといえる。

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2007年9月19日 (水)

「マーキュリー通信」no.721【私の異見・ひと言申す-46「敬老の日に思う」】

 厚生労働省が9月末現在の100歳以上の高齢者の人数を32,295人と発表した。男女比で見ると、女性が86%を占め、男性は僅か14%です。前年比伸び率は女性14.1%に対し、男性は11.1%と長生きに関しては女性優位が続き、超高齢者はほとんど女性が占めることになります。この比率で推移すると、27年後の2034年には100歳以上の超高齢者は100万人を突破することになります。但し、増加率は年々加速し、我々団塊の世代が控えており、100歳以上の人口が100万人以上となるのは更に早まる可能性があります。5年前日経ビジネスは、4人の内3人が100歳まで生きるという記事を発表しました。その記事の通り、現実にはその方向に向かっているようです。

 昔は、お年寄りの長寿を祝い、敬老の日が祝日として制定されました。しかし、100歳以上の高齢者が100万人以上になる時に備え、政府としては様々な施策を打っておく必要があります。

 その中でも、私は一番重要なのが死生観と考えます。
 戦前の反動として、戦後宗教教育が日陰に追いやられ、宗教を公に論じることがタブーとされる風潮が長く続いてきました。
 日本人は、今こそ宗教の重要性に目覚めるべきです。幸い日本には仏教があります。仏教では、死後の世界を明確に説いています。人間は、死ぬ時に全員三途の川を渡ります。生前良いことをした人は、天国へと導かれます。善人にとって、この世より、あの世の天国の方が遙かに暮らしやすく、楽しいところです。気のあった仲間と一緒に暮らすことができるので、楽しいことだらけです。ここを理解しておくと、生きることへの執着がなくなり、死への恐怖がなくなります。
 一方、悪いことをした人は三途の川を渡りきれず、地獄へと堕ちていきます。
 これは釈尊の作り話でも何でもなく、事実だということを再認識する必要があります。過去に死後の世界を多数の霊能力者が実証しています。
 従って、高齢者の生き方としては、老後を心穏やかにいき、これまでの自分を振り返り、反省すべき点は反省し、周りの人に感謝することが大切と考えます。あの世に持って還れるのは心だけなんだと肝に銘じることです。それ以外の金、地位、名誉等に執着すると、執着の重みで三途の川を渡れなくなります。

 一方、人間は何のために生きるのか?
 人間は、永遠の向上を目指して、「魂を磨く為にこの世に生まれてくる」と釈尊は説いています。そのために、人間は時と場所を変え、何度も何度も生まれ変わります。これが釈尊の説いた転生輪廻の思想です。
 自殺は、人生修行を放棄したことになるので、地獄行き又は地獄へいけず、浮遊霊として死後もも苦しみ続けます。
 
 敬老の日に、このような観点から超高齢社会を考えることも意義あることと思います。

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2007年9月18日 (火)

「マーキュリー通信」no.720【タリーズコーヒー松田公太社長の記念講演会を聞いて】

 丸の内起業塾の塾生200名突破記念パーティが9月14日丸ビルで行われました。
私も丸の内起業塾の講師として招待され、お祝いに駆けつけました。

 さて、当日ゲストスピーカーとしてタリーズコーヒージャパン㈱創業者の松田公太社長の記念講演会を聞きました。

 丸の内起業塾須賀等塾長が、三井物産㈱勤務時代にベンチャー・キャピタルの会社MVCの初代社長として数百に及ぶベンチャー企業社長と面談しました。

 通常、ベンチャー企業から投資の話が持ち込まれ、事業企画書を審査するのが手順です。しかし、須賀MVC社長は、当時29歳の松田公太社長に初対面で惚れ込み、まだ会社の体をなしてない段階で、周囲の猛反対を押し切り、タリーズコーヒージャパンに出資しました。

 そして、須賀社長の鑑識眼の通り、その後スペシャルティコーヒー部門で急成長を遂げ、現在は300店のチェーン展開する大企業にまで成長しました。

 さて、須賀社長が惚れ込んだ松田公太社長とはいったいいかなる人物なのか、記念講演会を聞くのを楽しみにしていましたが、松田公太社長の話を聞いて、私自身納得しました。

 松田社長は、父親が水産会社に勤務していたので、子供の頃から海外生活が長かった。

 小学生の頃、アフリカのセネガルのダカールに5年間程住んでいました。両親と一緒にウニを食べたときのエピソード。

 見かけがグロテスクなので、食べる気がしなかったのだが、母親からこれは日本では高級食材で、天然のウニを食べる機会など滅多にないからと勧められ、食べたところそのおいしさに感動した。

 しかし、これを見ていた現地の人たちに囲まれ、目茶苦茶馬鹿にされて、カルチャーショックを受ける。幼少の頃に、食文化の違いに気づく。

 ボストン近郊のレキシントンで暮らしていたときも、あれほどおいしい刺身に現地の人は気味悪がって食べない。しかし、食文化の違いを幼少の頃に体験した松田少年は、そんなこと気にせず将来は回転寿司を開こうという夢を高校生の時に持った。
 

 さて、海外生活が長かった松田少年は、日本のことをよく知ろうと思い日本の大学に進学した。大学では、先輩後輩の上下関係の厳しいアメフトに入部し、日本文化を思い切り体験した。

 そして、大学生の頃に企業家の道を目指そうと思う。ただし、知識も経験も乏しい若者がいきなり起業するのはリスクが大きいので、まずは会社に勤め、基本的ビジネスマンとしての知識、経験を身につけようと思う。

 そのため、中小企業の経営者と仕事上接点のある三和銀行に就職した。そこで、200社の社長と出会い、経営者の考え方を学ぶ。このことが現在の松田公太社長の原点となっている。

 銀行マンとなった松田公太氏は、給料の5倍稼ぐという目標を立てた。そのぐらいの力のないやつが脱サラして、起業しても成功はおぼつかないと判断したからだ。

 松田公太氏は、若いときから目的と目標を明確にして生きてきた。起業家になろうという目的のために、給料の5倍は稼ぐという身近な目標を設定した。

 94年に、友人からスターバックスの日本進出の話が持ちかけられたが、既に日本ではドトール始め多数のコーヒーチェーン店が店舗展開していたので、今更と思い関心を持たなかった。

 しかし、先入観や思いこみはまずいと思い、スペシャルティコーヒー事業を研究した。初めて飲んだカフェラテに感激し、ドトールとは味も雰囲気も全然コンセプトが異なり、スタバの事業展開に関心を持った。しかし、そのときは時既に遅く、大手企業と約4億円で共同経営会社を設立し、日本で事業展開をすることとなった。当時の松田公太氏には4億円の金はどう転んでも無理だった。

 その後、シアトルのタリーズを発見。タリーズは当時まだ20店程度の小さな会社だった。松田公太氏は、タリーズのコーヒー店の事業展開を日本でやりたい旨頼んだ。しかし、タリーズ側は20代の若者には関心がなかった。当然大手と事業展開をしたかった。しかし、松田公太氏の情熱に根負けし、とりあえず1店だけオープンすることを認めた。

 開業資金は7000万円。半分を国民金融公庫、残り半分は親類縁者を駆け回り、かき集めた。

 第1号店は自分の足で探し回った。そして、銀座三越の近くにオープンできた。1997年8月7日、当時松田公太氏29歳の時だった。最初は自分一人ですべてやった。2号店は神谷町だったが、周りから反対された。しかし、松田公太社長の信念が通じ、神谷町店も成功。

その後、須賀社長の尽力により、三井物産㈱大手町本社ビル1階に立ち飲みコーヒーショップをオープンした。これが大ヒットし、会社の資金繰りも良くなり、成長軌道を描いた。
 

 そして、食品・外食業界最短の2年半で上場できた。その後、ベンチャーリンクが出資したが、経営方針が合わず、ベンチャーリンクが株主から降りることになった。

 ベンチャーリンクは効率化、収益性を優先した。しかし、松田公太社長は、あくまでもタリーズの生命線である味を主張して譲らなかった。

 提携解消後株価は4分の1に下落し、地獄を味わった。その後、初心に戻り、MBO(Management Buy Out)をかけ、上場を廃止した。

 さらには、今年伊藤園が過半数の株式を買い取り、親会社となった。今後は、タリーズコーヒーを店舗以外の場所、自販機、コンビニ等で販売していくことになった。この点に関しては、バッティングしないことを市場調査済みなので、問題ない。

 さて、タリーズコーヒー成功の要因は、「人」に尽きる。ただし、今を思えばスペシャリストがいたなら、株主対策等もっと円滑に対応できたのではないかと思っている。しかし、初期のタリーズコーヒーにそれを求めるのは酷な話。今後は、企業の成長に伴い、必要とするスペシャリストも採用していきたい。

 本日の話を聞いて、是非松田公太氏に続く若者がどんどん出てきてほしい。松田公太社長は、事業に失敗しても、命を取られるわけではないと言っている。

 そして、目的と目標を明確に掲げ、それに向かい努力精進していくことが、事業に成功する秘訣ではないでしょうか。

 本日の松田公太社長は、コーヒー色に日焼けし、コーヒーの香りが漂ってくるようなすがすがしさを感じたのは私だけでしょうか?

 ホリエモンのような金の亡者でないところに一服の清涼感を感じました。

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2007年9月15日 (土)

「マーキュリー通信」no.719【第62回「新しい時代を創る経営者の会」リスク・マネジメント】

  Kif_1984 今回の白木大五郎講師は、これまで日立時代の長年に亘る労務、人事、総務畑の
ご経験を活かし、リスク・マネジメントを1冊の著書「あなたの会社は大丈夫?」
(丸善プラネット 1470円)に纏めました。現在、ベストセラー中で、先月
上旬に発売し、初版本3500部の在庫が丁度なくなったそうです。
 Kif_1983 今回は、リスク・マネジメントというお堅い内容を、川柳という肩の凝らない
形に変えて解説して戴きました。更にマンガも加え、親しみやすくしています。
本書には、白木講師ご自身が作られた川柳が312選も納められています。
 川柳にすると語調がよく、覚えやすくなります。更には、スクリーンセイバー
に川柳が流れるようにしたのも白木さんのアイデアです。
 「もうケッコー とんと気付かず 偽装ギュー(牛) ミートホープ社
ミートホープ社は、これが原因で企業倒産に追い込まれました。

 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の諺の如く、人間は時間が経つと共に、事件、
事故が風化していきます。ホリエモン事件など随分昔の感さえします。

 人間にとっての最大のリスクは「生きていることです」。従って、リスクをゼ
ロになるのは死んだときです。
 企業も同様に、企業が存続している限り、リスクは続きます。「人、物、金、
情報」の経営の4要素全てにリスクが発生します。よって、経営者の最重要の仕
事の1つにリスク・マネジメントがあります。

◆ダスキン社が賞味期限切れの食べ物の存在に気付き、店舗から撤収しました。
お客様に被害が及ばなかったので、取締役会で特に公表しなくてよいだろうと
の結論となりました。
 しかし、これが外部に漏れ、株価が下がり、株主代表訴訟で敗訴し、5億5千万円
の賠償金を支払う羽目になりました。中でも、監査役には2億円の賠償金が
命じられました。監査役としての義務不履行が理由です。監査役は、昔は閑査役
といわれ楽な仕事でした。しかし、今は重要な業務に変わり、報酬も大幅アップ
しています。Kif_1982

 白木講師の熱弁は続きます。
◆「コンブライアンス教育の真の目的は自分と家族を守るためである」
◆「座標軸の変化に対応する力が経営力である」
◆「リスク対処の基本は正直、迅速対応である」

 又、白木講師は、リスク・マネジメントに関しては、米国流の「性悪説」に立
つのではなく、「性弱説」に立つべきとの新説を主張しています。
 人間は、弱い存在であり、最初から悪事を働こうと思ってやる人はごく一部で
す。ノルマが厳しかったり、会社に隠蔽体質があったりすると起こりやすくなる。
そのような前提でリスク・マネジメントをしていくことが重要と説く。

 先日も、ある企業研修の最後に、担当役員が、「白木先生のお話を聞いて、明
日から事故ゼロを目指して頑張ろう!」と檄を飛ばした。白木講師はすかさず、
「役員がそういうことを言うから隠蔽の原因となるのですよ。今日、私が言った
ことを理解できていないようですね。人間は弱いもので、そのような弱い人間に
いかに配慮して、事故を無くす社内の仕組みを作ることが重要なんですよ」と再
度力説されました

 最近、社会保険庁のウミがどんどん公表されています。これは国を挙げて、全
力で膿を出そうとしている意欲、意気込みにより積年の膿がどんどん出ているわ
けです。
 従って、企業もトップがリスク・マネジメントの仕組みをしっかりとつくり、
隠蔽体質を排除するようにしていけば、事件、事故の撲滅を図ることができるわ
けであり、まさにリスク・マネジメントとは経営者の重要なマネジメント業務で
あると実感しました。

 尚、本書には著者の長年に亘るノウハウが箇条書きで分かりやすく記載されて
いるので、自社の該当項目を中心にピックアップして読むと、リスク・マネジメ
ントの貴重なヒントとなります。Kif_1985

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「マーキュリー通信」no.719【第62回「新しい時代を創る経営者の会」リスク・マネジメント】

  Kif_1984 今回の白木大五郎講師は、これまで日立時代の長年に亘る労務、人事、総務畑の
ご経験を活かし、リスク・マネジメントを1冊の著書「あなたの会社は大丈夫?」
(丸善プラネット 1470円)に纏めました。現在、ベストセラー中で、先月
上旬に発売し、初版本3500部の在庫が丁度なくなったそうです。
 Kif_1983 今回は、リスク・マネジメントというお堅い内容を、川柳という肩の凝らない
形に変えて解説して戴きました。更にマンガも加え、親しみやすくしています。
本書には、白木講師ご自身が作られた川柳が312選も納められています。
 川柳にすると語調がよく、覚えやすくなります。更には、スクリーンセイバー
に川柳が流れるようにしたのも白木さんのアイデアです。
 「もうケッコー とんと気付かず 偽装ギュー(牛) ミートホープ社
ミートホープ社は、これが原因で企業倒産に追い込まれました。

 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の諺の如く、人間は時間が経つと共に、事件、
事故が風化していきます。ホリエモン事件など随分昔の感さえします。

 人間にとっての最大のリスクは「生きていることです」。従って、リスクをゼ
ロになるのは死んだときです。
 企業も同様に、企業が存続している限り、リスクは続きます。「人、物、金、
情報」の経営の4要素全てにリスクが発生します。よって、経営者の最重要の仕
事の1つにリスク・マネジメントがあります。

◆ダスキン社が賞味期限切れの食べ物の存在に気付き、店舗から撤収しました。
お客様に被害が及ばなかったので、取締役会で特に公表しなくてよいだろうと
の結論となりました。
 しかし、これが外部に漏れ、株価が下がり、株主代表訴訟で敗訴し、5億5千万円
の賠償金を支払う羽目になりました。中でも、監査役には2億円の賠償金が
命じられました。監査役としての義務不履行が理由です。監査役は、昔は閑査役
といわれ楽な仕事でした。しかし、今は重要な業務に変わり、報酬も大幅アップ
しています。Kif_1982

 白木講師の熱弁は続きます。
◆「コンブライアンス教育の真の目的は自分と家族を守るためである」
◆「座標軸の変化に対応する力が経営力である」
◆「リスク対処の基本は正直、迅速対応である」

 又、白木講師は、リスク・マネジメントに関しては、米国流の「性悪説」に立
つのではなく、「性弱説」に立つべきとの新説を主張しています。
 人間は、弱い存在であり、最初から悪事を働こうと思ってやる人はごく一部で
す。ノルマが厳しかったり、会社に隠蔽体質があったりすると起こりやすくなる。
そのような前提でリスク・マネジメントをしていくことが重要と説く。

 先日も、ある企業研修の最後に、担当役員が、「白木先生のお話を聞いて、明
日から事故ゼロを目指して頑張ろう!」と檄を飛ばした。白木講師はすかさず、
「役員がそういうことを言うから隠蔽の原因となるのですよ。今日、私が言った
ことを理解できていないようですね。人間は弱いもので、そのような弱い人間に
いかに配慮して、事故を無くす社内の仕組みを作ることが重要なんですよ」と再
度力説されました

 最近、社会保険庁のウミがどんどん公表されています。これは国を挙げて、全
力で膿を出そうとしている意欲、意気込みにより積年の膿がどんどん出ているわ
けです。
 従って、企業もトップがリスク・マネジメントの仕組みをしっかりとつくり、
隠蔽体質を排除するようにしていけば、事件、事故の撲滅を図ることができるわ
けであり、まさにリスク・マネジメントとは経営者の重要なマネジメント業務で
あると実感しました。

 尚、本書には著者の長年に亘るノウハウが箇条書きで分かりやすく記載されて
いるので、自社の該当項目を中心にピックアップして読むと、リスク・マネジメ
ントの貴重なヒントとなります。Kif_1985

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2007年9月14日 (金)

「マーキュリー通信」no.718【人生に勝利する方程式-5「本当の自分を知る」】

 人間は、誰でも無垢な心で産まれてきます。赤ちゃんの時から、やくざの親分のような性Hamanako1 格で産まれてくるわけではありません。
 成長するに従って、様々な環境、境遇に遭遇します。その中で、人によってはその環境、境遇に負け、悪の道に走ることになります。
 現在ベストセラー中の「あなたの会社は大丈夫?」(丸善プラネット 1470円)の著者白木大五郎氏は「性弱説」を説いています。もともと悪い人間はいないのだ。企業、官公庁で不正、汚職、隠蔽等相変わらず続いています。これも人間の弱さから来ています。
 さて、「本当の自分を知る」とこのような事ができなくなります。「本当の自分」とは、本来自らが持っている長所です。自分の好きな性格の部分です。
 それでは「本当の自分」は、どのようにして発見できるのでしょうか?
 まず自分の子供の頃の光り輝いている部分を見つめてください。子供の頃、こういうことをして嬉しかったとか、そういう部分を思い出してみてください。丁度、砂金の中から金を見つけ出す作業と似ています。それを手のひらに乗せて見つめてください。それが各人の持っている「本当の自分」です。

 私の場合、「本当の自分」を中学生の頃の自分の中から発見しました。
 中学生の頃、頭の良い子とも、悪い子とも、悪ガキとも、落ちこぼれ組とも分け隔てなく付き合いました。中学2年生の時には、孤児院に入居していたS君が一番の親友でした。S君に参考書や雑誌をプレゼントしました。又、勉強の相談にも乗りました。S君が都立砧工業高校に合格した時、一緒になって喜びました。
 中学3年生の時には、学級委員長として、クラスのみんなを纏め、級友のために放課後補習授業を行い、受験勉強について行けない級友の受験勉強のお手伝いもしました。
 人の面倒を見る、友達の喜びを我が喜びとして受け止める自分を発見し、これが「本当の自分」だと気付きました。
 
 現在の自分も、中学生の時の自分を原点として、「世の為、人の為になれるような自分」となれるよう日々努力精進を積み重ねています。この日々の努力精進の連続帯、結果が自己成長に繋がります。そして、自己成長を感じたときに、それが喜びに変わります。

「人生に勝利する方程式」では、人生戦略や、MVP(Mission,Vision,Passion)が重要と言いましたが、その前に「本当の自分」を知ることが前提となります。「本当の自分」を知ると、人生との取組方が変わってきます。もちろん、「性弱説」ともお別れです。

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2007年9月13日 (木)

「マーキュリー通信」no.717【人生に勝利する方程式-4「判断力、決断力:タイミングの重要性」】

昨日安倍首相が、首相辞任を表明してから、案の定「無責任、お坊ちゃま、タイミングが悪い」等々非難の嵐が吹き荒れています。
 健康上の理由が主なら参院選敗北の時に辞意表明をすべきでした。そうでないなら「テロ対策特別措置法」成立に向け、本人の決意の通り「政治生命を賭して」闘うべきでした。その結果、法案が廃案となり、その責任をとって辞めることになれば、風向きが変わったかもしれません。
 しかし、今回の辞任劇は判断力も悪く、決断の時期も最悪のタイミングでした。これで安倍首相の再登板の目はなくなったことでしょう。安倍首相には、ひ弱なお坊ちゃま首相のレッテルが貼られ、一生この汚名がつきまとうでしょう。「美しい国へ」の冒頭で書いた、「闘う政治家」を貫きたいという意志は一体どこへいってしまったのでしょう。

 人生、毎日毎日判断と決断を迫られます。通常の判断業務においては、取り返しのつかないようなことはありません。判断ミスを取り戻すことが可能です。
 しかし、今回のように、人生の重大な局面で判断ミスをし、決断の時期を間違えると一生取り返しのつかないことになります。
 私自身経営者として、今回の辞任劇は、判断ミスと決断のタイミングを間違えることの恐ろしさをしり、良い教訓となりました。

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2007年9月11日 (火)

「マーキュリー通信」no.716【私を育ててくれた元上司達-14「一橋大学田内幸一教授」】

200798000002    田内幸一先生は、一橋大学マーケティングゼミの先生で3~4年生の時にお世話になりました。マーケティング学会では、学習院田島義博教授、慶応村田昭治教授と並び、学会御三家といわれた学会の重鎮で、大店法制定にも大きな貢献をした方です。
 
 田内先生の講義はユーモアを交え受講生には人気の講座でした。その中で今でも記憶に残っている言葉として「認知的不協和」があります。
 「認知的不協和」とは、消費者は購買金額が大きければ大きいほど、商品購入後に不安に陥ってくる。消費者の商品購入後の行動として、自分の意思決定に間違いがなかったかを確かめたくなり、その行動を起こす。
 例えば、マイホームを購入後、同様のマンション、一戸建てのチラシを見て、自分の判断は間違っていないかを確認したがる。従って、販売側は、その不安をぬぐう努力が重要という理論です。
 この理論は今でも通用するマーケティング理論です。100円ショップで購入した商品には認知的不協和は起こらないけれど、高額商品を購入すると自分の判断が正しかったか消費者は確かめたくなります。

 田内ゼミでは、私は、「消費者行動の分析及びそのコンピューターシミュレーション」という卒論を書きました。"Consumers behavior and its computer simulation"という洋書を基に、消費者の行動を衝動買いも含めコンピューターシミュレーションを行いました。毎日電算室に入り浸り、富士通Facom 23025という汎用コンピュータを独り占めしていました。プログラム言語はFortranでした。

 卒業に際し、田内先生から、「これからは人の時代、機械は廃棄処分しない限り変われない。しかし、人はいつでも変わることができる。だからこれからは人を中心とした企業に勤めると良い」というアドバイスを戴きました。
 もともと総合商社希望だった私は、この一言がだめ押しとなり、三井物産が第一志望となりました。

 あれから40年近く経ち、現代はまさに知の時代、田内先生のアドバイスは当たっています。しかし、人間は歳を取ると頑固になり、変わることができなくなります。機械は不要となれば除却処分できるけれど、人間は使い物にならなくても廃棄処分できません。

 さて、田内先生とのお付き合いは、一橋大学を卒業してからの方が多くなりました。私が23年前にカナダから帰国した際に、田内ゼミのOBで勉強会を開こうと提案しました。 以来毎月1回「田内ゼミ情報交遊会」の名称で私が世話役となり10年100回以上に亘り続きました。先生も毎月生徒からレクチャーを聴くのが楽しみでほぼ毎月参加されていました。
 時々先生を囲んで旅行にも出かけました。100回目の時は、韓国に記念旅行に出かけました。しかし、その後、田内先生は、終戦直後の衛生状態が悪いときのC型肝炎のウィルスが潜伏して、それが素で他界されました。
 最後、病院に電話をしたときに、先生は、「菅谷君、苦しいよ」とひと言かすれた声を発せられたのが最期でした。

 田内先生は、マーケティングゼミの後継者として私に継いでもらいたいような話を他のゼミテンから聞いたことがあります。学生時代の私はまじめで学究肌タイプの学生でした。もし、先生が強く薦めていたら、ひょっとしたら私は一橋大学のマーケティングの教授に今頃はなっていたかもしれません。

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2007年9月10日 (月)

「マーキュリー通信」no.715【私の異見・ひと言申す-45「第4の権力マスコミの脅威」】

シドニー出張中の安倍首相に対し、日本の記者団が「テロ対策特別措置法」に関し質問をしました。その際、「もし同法案が通らなければ、首相退陣もあり得るのか」と強く詰め寄り、結局は安倍首相は、首相退陣を明言したわけではないけれど、そのような状況に追い込まれ、「政治生命を賭してやっていく。職責にしがみつくことはない」という発言を引き出しました。
 そして、本日の夕刊(日経)には安倍首相、「継続できねば退陣」という大見出しで報道されました。
 このような取材攻勢、そして記事発表は、読者の興味を引くためには面白いかもしれないけれど、極めて危険なやり方です。
 今後、民主党小沢代表が安倍退陣に追い込むための格好の材料を提供したことになり、安倍首相退陣に向けてのレールが敷かれたと言えるかもしれません。
 
 マスコミは、国会、内閣、司法の三権分立についでの4番目の権力とよく言われます。しかし今や、先の参議院選でも、マスコミ各社の安倍バッシング、自民党バッシングにより自民党は大敗したように最大の権力に躍り出た感があります。だから記者並びに報道姿勢に関しても、もっと見識のある対応をしなければなりません。
 しかし、マスコミの報道姿勢を見ていると視聴率優先、購読率優先の路線が見え見えで、後先を考えない配慮の無い暴走が目につきます。こんなマスコミを憂慮するのは私だけでしょうか。

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2007年9月 6日 (木)

「マーキュリー通信」no.714【人生に勝利する方程式-3「MVP人生を生きる」】

 MVPとは、Mission,Vision,Passionの略です。
 私の人生を振り返ったときに、MVP人生で生きてきて、今そのような人生を送りたいと思っています。
 Mission=使命感。私は高校2年生の時に、「世界を股にかけるビジネスマン」を夢見ました。日本は資源小国なので、貿易立国として生きていく必要がある。その為の人材となろうと決意しました。
 その為にはどうしたらよいのか。ここからがVisionです。総合商社がよく、その為には一橋大学商P1010021学部が良いとの結論に至りました。そこで、一橋大学商学部1本に受験を絞り、全力投球しました。Mission,Visionがあるから次のPassionが出てくるのです。受験勉強自体は大変でしたが、将来は「世界を股にかけるビジネスマン」で日本に貢献しようと思っていたので、決してめげることなく、受験勉強をやり抜き、一橋大学商学部に現役で合格できました。
 そして、三井物産に就職が決まりました。三井物産に入社後も、国際ビジネスマンとして活躍するためには語学力が必須と英語学習に力を入れました。初任給が47千円の時に、当時25万円もする英語教材を分割で購入しました。毎日帰宅すると最低15分間の英語テープを反復練習しました。現在の私の英会話はこのカセットテープが基本形になっています。更には、ILCという英会話学校にも通いました。やはり、「世界を股にかけるビジネスマン」になりたいというVisionがあるから、頑張れたわけです。
 そして、2年で海外勤務に必要な語学力ILCのグレード5を取得しました。ここで私が国際ビジネスマンのスタートを切ることができました。物産マンは英語ができる人がたくさんいると思ったのですが、意外にそうでもなく、私は31歳の時に石炭部北米研修員、そして海外駐在(カナダカルガリー店)となりました。
 
 さて、10年前に25年間勤務した三井物産を退職しました。現在のMissionは、自分の経験を活かし、「世のため、人のための人材になること」です。Visionとしては、「心と身体の予防医学の普及により寝たきり痴呆老人ゼロの社会実現」です。このVisionがあるから、58歳の現在、「菅谷さん、元気だね」というパワーの源泉Passionとなっています。

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2007年9月 5日 (水)

「マーキュリー通信」no.713【祝イチロー7年連続 200本安打達成!】

 イチローが7年連続 200本安打達成という快挙を遂げました。メジャーでは元レッドソックスのボッグス以来3人目のタイ記録だそうです。イチローの偉業に改めて経緯を評したいと思います。
 プロ野球選手には、松井選手の大けがに見られるようにケガはつきものです。それを7年連続継続することは並大抵の努力ではできません。ボッグスもイチローも、毎日同じ時間に練習し、毎日鶏肉を食べるというルーティーン、日常のリズムを極端なまで大事にしているそうです。

 Bwme 私もイチローにあやかっているわけではないですが、ビジネスマンとして、経営者として、日常の健康管理を重視しています。心と肉体の管理を大事するために、規則正しい日常生活をしています。深酒やはしご酒はリズムを壊すのでやりません。心と身体が不健康だったら良い仕事ができないことを身をもって知っているからです。仕事に集中できなくなるからです。

 私は、私が住む9階建てのマンションの階段を9階まで毎朝1段おきに駆け上っています。最近、タイマーを使い、どの位かかるか計っています。10日前に初めて計測したときは52秒でした。 今朝計ったら8秒早くなり44秒に上がっていました。タイマーを使うと、「よし、頑張るぞ」という気持ちが起こります。当初、目標は47秒でした。しかし、毎日継続していると、足取りがしっかりとしてきて、タイムアップに繋がるようです。もし、40秒を切ったら自分に「あっぱれ」を上げたいと思いますo(^▽^)/"Skif_0282
そして、日頃足腰を鍛えることで、夏ばても知らずに真夏を乗り切ることができました。(左の写真はマンションの9階から見た景色}
 スポーツ選手だけでなく、経営者、ビジネスマンにとっても健康は重要です。健康だから良い仕事ができるんだと言い聞かせながら階段を駆け上がると、毎朝のトレーニングが苦ではなくなり、快感に変わってきます。Kif_0279

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2007年9月 4日 (火)

「マーキュリー通信」no.712【私のコミュニケーション論-41「幸せを呼び込む祝福力」 】

昨日のNHK「クローズアップ現代」で、最近切れる大人が増えていることを取り上げていました。自制心のあるはずの大人が、他愛もないことで直ぐに切れてしまうのです。これはうつ病と関係があることが最近の研究で分かってきたそうです。

 先日、バスに乗っていた際、携帯に電話がかかってきました。私は、「今、バスの中なので、後でかける」と言って電話を切りました。
 すると近くにいた70歳前後の高齢者が、「バスの中では心臓のペースメーカーを付けている人もいる。そういう人に対する配慮がないのか!」と突然叫んで怒鳴り始めました。私はその怒り対し無言でいたのですが、その高齢者はなおも怒りをぶつけてきます。
 直後、バスは終点の京浜上大岡駅に到着したので、私は直ぐにその高齢者から離れました。するとその高齢者は私に罵詈雑言を浴びせながら追っかけ始めました。私は、無言で走り去りました。
 
 確かにその高齢者の言っていることは正しいのかもしれませんが、問題は言い方、態度にあると思います。このような言動では、折角の高齢者の知恵と経験が活かされず、何かぎすぎすとした世の中になってしまいます。

 一方、こういう世の中ですから、他人のちょっとしたことをほめる習慣をつけたらいかがでしょうか。
 私は、妻が作った食事に対し、結婚して以来まずいと言ったことがありません。いつも感謝の気持ちで食卓に向かいます。いつも私が「おいしいよ」と言うので、妻は、私の雰囲気で食事の評価を決めているようです。

 今朝も、妻が、鶏そぼろと卵の炒ったもの、それにサヤインゲンを小さく刻んだ3色ご飯を作りました。「私がセンスがとってもいいよ」と言って妻の食事をほめました。妻は、喜び、それだけの我が家の食卓、食事空間は幸せ空間に包まれました。相手に対するちょっとした気遣い、ほめることで場が和みます。自ら進んで祝福力を付けることで自分の周りが明るくなっていきます。

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2007年9月 3日 (月)

「マーキュリー通信」no.711【ベストセラー書「天国と地獄」を読んで】

 19世紀半ばから後半にかけて、霊的な現象を伴う精神運動が、欧米各地で巻き起こりました。そのフランスにおける中心人物がアラン・カルデックでした。日本でも現在「スピリッチュアル・ブーム」が起きていますが、その最大の淵源は同氏だそうです。

 同氏は、もちろん霊界通信ができます。同氏が、死んでからあの世に旅立つ時の様子を死者と交信した様子を本書「天国と地獄」(浅岡夢二訳、幸福の科学出版1680円)で克明に表しています。

 面白いのは、死んだときの死者の心の状態により、交信内容が多様なことです。即ち、生前死後の世界を信じ、あの世へと安らかに旅立つ人の交信内容は穏やかです。そして、その死者は天国へと旅立ちます。

 一方、死後の世界を信じない死者は、自分が死んだことを認めません。数日後にアラン・カルデックが再びその死者と交信すると自分が死んだことを多少認め始めます。しかし、彼、彼女の心の状態は地獄的なので天国へは行けません。暫く地獄で反省となります。
 さて、死後のの魂のあり方を示す法則集があるそうです。その一部をご紹介します。
第1条 霊界において幸福になるか不幸になるかは、地上生活を通して、どれだけ心の浄化を果たしたかによって決まる。
第5条 地獄とは、魂が苦しんでいるその場所といえる。一方、天国は幸福な魂がいるところに存在する。
第9条 あらゆる過ち、あらゆる悪は、債務となり、必ず、それを償わなければならない。ある転生でそれが返済されなかった場合には、次の転生に持ち越される。
第10条 地上で経験している苦悩、不幸の性質を分析してみれば、自分が、今世あるいは過去世でなした過ちの性質が分かるし、その過ちの原因となった自分の欠点の性質も分かる。
第20条 霊がどれほど未熟であろうと、神が見捨てることはない。
第21条 自殺は常に罰せられる。
第25条 犯罪者は、犠牲者が味わったのと同じ痛みを経験させられる。
第28条 死後の霊の境涯は、生前の心境に正確に対応したものとなる。やがて、新たな転生輪廻の機会を与えられるが、それは新たな試練を通して償いを果たすためである。
第29条 神の慈悲は無限である。だが、神は一方で極めて厳格でもある。罪人は、その罪を償わない限り、神の許しを得られない。
第32条 各人は、努力することにおいても、しないことにおいても自由である。但し、一生懸命努力する者は早く報われる。

 さて、本書は、現代日本の超高齢社会に対する福音書といえます。死後の世界があることを知れば、死後の恐怖が消えます。高齢者は、人生の晩年に自らの人生を振り返り、反省すべき事は反省し、穏やかな晩年を送るように努めることがその人に幸福をもたらします。死後の世界は、素晴らしい世界なのです。但し、自分に正直に、心清く、正しく生きてきた人間が行く世界です。そうでない人が行く世界は地獄です。つまり生前の心境、生き様がそのまま天国、地獄行きとなります。天国、地獄はあの世の世界のものではなく、現在の各人が心の中に創り出している世界そのものがそのまま死後の世界へと繋がってゆきます。
 この法則を知ったなら、人生観が変わってきます。いかに生前、世のため、人のために生きる人生を送り、死後天国に行くことができるか。こう思えれば、死後の世界は恐怖から、楽しみへと変わってきます。

 現在、終末医療をどうするとか、寝たきり痴呆老人が増加の一途を辿っていますが、この法則を知ったら、もっともっと違った取組方となります。

  私にもし終末医療が必要となった場合、それは安らかな旅立ちへの妨げとなるので断固拒否します。又、寝たきり痴呆老人になった場合も、延命のための治療等は一切お断りです。逆にあの世への旅立ちを早める治療を施して欲しいです。なぜなら私のこの世での任務は終わったものであり、早くあの世に還りたいからです。そして、天国での楽しい生活が待っているからです。
 超高齢社会のますますの進展に伴い、今後はこの死ぬ権利も尊重されるべきではないでしょうか。名称も、「旅立ち権」としたらいかがでしょうか。

 こういう死生観を高齢社会で、もっともっとマスコミ、識者が中心となり、進めていくべきと考えます。

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