「マーキュリー通信」no.729【人生に勝利する方程式-8「自分の強みを強化する」】
私は毎朝NHKの連続テレビドラマを楽しみに見ています。毎回ドラマを通じ大きな教訓なり、学びを得ます。本日で放映が終了した「どんと晴れ」も学ぶところが大でした。 盛岡の老舗旅館「加賀美屋」が現在流行りの敵対的買収に遭い、乗っ取られる危機に陥る。 しかし、この経営危機にこれまでばらばらだった「加賀美屋」の家族と従業員が一致団結して乗り切ろうとする。又、格式と伝統である「心からのおもてなし」を高く評価するお客様が協力して、この経営危機を見事乗り切るというストーリー。「加賀美屋」の強みである「心からのおもてなし」を発揮することで経営危機を乗り切ったわけです。 さて、私も長年に亘って自分の強みの部分を強化してきました。特に専門的能力がない私は、数字に表れない部分を強化してきました。 私が一番大事にしてきたものは、責任感、誠実さを基にした信頼関係の構築です。「責任」を英語でresposibilityと言います。つまり相手や周囲に対する応答能力の事です。自分の言動に対し、きちんと応答していく能力です。 一方、「誠実さ」は英語でintegrityと言います。こちらは言っていることが首尾一貫している、言行一致している。だから「誠実さ」となるわけです。もちろん相手を思いやる能力も誠実さの1つです。 何事を成すにおいても、責任感と誠実さが基本にあることが重要です。これが基本に人からも仕事を任されるわけです。 この責任感、誠実さをベースに、私の場合は「行動力」「交渉力」「対人調整能力」「判断力」、「決断力」を磨いてきました。 そして、これらの能力を磨いてきたおかげで、「リーダーシップ」、「経営能力」、「「営業力」、「マーケティング能力」を更に身につけることができてきました。 昨今、ハウツーや処世術が長けた人が脚光を浴びる嫌いがありますが、人間の基本はやはり責任感、誠実さを基にした人格作りにあるのではないでしょうか。この部分が欠落していたら、一時的な成功を治めてもやがては化けの皮がはがれ、いずれは転落していくのではないでしょうか。そのようなケースを実にたくさん目の当たりにします。
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