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2007年10月17日 (水)

「マーキュリー通信」no.741【人生に勝利する方程式-12「渋澤榮一の論語とそろばん」】

 明治時代の大事業家渋澤榮一氏は我が母校一橋大学の創立にも深く関わった方で、一橋大学のOBの集いの場所如水会館にも同氏の胸像が設置されています。
 又、三井物産初代社長益田孝氏も同氏のサポートを受けています。そういう意味では、私自身にとりもっともっと知らねばならない偉人といえます。
 
 明治時代は、軍事力の強化と殖産興業により欧米列強に追いつけ追い越せというイメージが強いようです。
 しかしそのような風潮の中、渋澤榮一氏は陽明学を学び、知行合一を実践した方でもあります。渋澤榮一氏に新しい事業が持ち込まれた際に検討すべき事は、それが世の中の役に立ち、道徳的に考えて興すべき事業である事業かどうかをよく見極めた上で実行に移したそうです。利益は2番目と考えていました。

 渋澤榮一氏は当時の利益至上主義の風潮を憂えて、このままでは日本はだめになるとも憂慮していたそうです。明治の元勲がいなくなる日露戦争あたりから日本は徐々におかしくなり、ついには日華事変、そして太平洋戦争へと突入し、日本国を焦土と化してしまう愚挙に至らしめました。

 渋澤栄一翁が現代に生きていたら又同じようなことを言っていると思います。戦後の焼け跡の中、奇跡的な復興を日本を遂げたけれど、戦前と同じく、利益至上主義で突っ走り、今又様々な問題が顕在化しています。

 歴史は繰り返すとよく言いますが、戦前と同じ状況が繰り広げられています。
 近未来の日本の政治経済情勢を予測したときに、日中戦争が絶対に起こらないという保証はありません。又、財政破綻が顕在化している現在、日本国破産を憂慮している識者も多数います。
 政治家としてのキャリアも少なく、骨太の政治家に感じられない福田首相がこの難局をどう乗り切るのか心配ですが、福田首相はそこまでも考えていないかもしれませんね。

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