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2007年10月26日 (金)

「マーキュリー通信」no.749【私を育ててくれた元上司達-17「私と縁を頂いた50人の三井物産の社長・役員の方々」】

三井物産に25年間勤務しましたが、私が接した役員の数は約50名になります。若手の頃には、雲の上的存在だった役員も今や同期の出世頭は常務まで昇格しており、身近な存在に感じられます。
 サラリーマンの出世には多少運不運がつきまとい、もっと出世して然るべき人が出世しなかったり、逆にあんな人がよく出世したものだということが過去にはありました。
 しかし、三井物産という会社を考えた場合、私がよく知る人はやはりそれなりに出世をしています。同期で現在4名が常務で、全員私と何らかの縁がありますが、全員順調に出世して然るべき素材と思っています。現在は、外野席から役員の出世レースを見ていますが、知っている物産マンが出世するのはうれしいものです。

 さて、私が接した50名の役員の方からは、私自身有形無形の影響を受けています。三井物産の標語に「日本で生まれ、世界で育った三井物産」というのがあります。まさに、世界に雄飛した物産マンだけあって、それなりの見識と人格が備わり、それが風格となり、知らないうちに影響力を発揮しています。仕事が人を育てるとよく言いますが、まさに言い得て妙です。

 昨年、三井物産創業130年を記念して、「三井物産のこころ」という本(非売品)を出版しました。
 同書には、三井物産の創業者益田孝の挑戦と創造の精神が脈々と流れていることが同書を読むことで理解できます。益田孝初代社長は、弱冠27歳の若さで社長に就任しました。当時外国との貿易は不平等条約の下、外国人の貿易業者にいいようにあしらわれていました。その不平等貿易を変えようと益田孝は立ち上がりました。そして、興国のため、決して浮利を負わないというのが創業の精神でした。これは益田孝を支えた渋澤栄一翁の精神とも一致していました。
 しかしながら、三井物産自身制度上のひずみが出てきて不祥事を起こすようになり、今後2度のそのような不祥事を起こさないようにと益田孝の創業の原点に戻り、「三井物産のこころ」を出版しました。社友である私にもその気持ちが伝わってきます。

 本書を読むことで、三井物産というのれんを代々の物産マンが営々と築き上げ、その上に現在の我々が成り立っているのだとわかり、感謝の念が沸々とこみ上げてきます。
 私自身三井物産に入社の動機は、「資源小国の日本において、貿易を通じて日本に貢献したい。そのために世界に雄飛できるようなビジネスマンになりたい」であり、創業者益田孝初代社長の思いに通じるものがありました。
 金さえ儲かればよいという昨今の風潮に警鐘を鳴らし、商売、ビジネスの原点に立ち返り、三井物産並びに多数の物産マンから受けてきた恩義や縁に感謝し、本シリーズ「私を育ててくれた元上司達」を終えたいと思います。

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