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2007年11月 7日 (水)

「マーキュリー通信」no.759【私の異見・ひと言申す-52「民主党小沢代表の辞意撤回は政界再編成の布石?」】

自民党との大連立に賛同したときの小沢代表は、「民主党はまだまだ政権担当能力に欠けている」でした。この発言に民主党代議士は怒る。そして、小沢代表を代表の座から引きずり下ろそうとしたけれど、逆に民主党を離党して自民党との小連立を組まれることを恐れ、再度代表に担ぎ上げた。

 しかし、この時点で政界再編成の引き金が引かれたのではないでしょうか。「民主党はまだまだ政権担当能力に欠けている」という発言は、まさに国民の不安を的確に表した発言であり、もし今衆議院解散となれば民主党は敗北し、小沢代表は民主党を離党し、自民党と小連立を組み、政権を担うことになるだろうから。
 およそ元自民党の小沢氏と旧社会党出身の代議士が同じ民主党に所属すること自体おかしいし、だからこそ国民は民主党に全面的な信頼が置けず、政権担当能力にも疑問を持っている。

 いずれにせよ今回の辞任劇で小沢代表は民主党党首に戻っても、民主党から浮いてしまったことは事実だし、離党、そして自民党との小連立内閣を作る布石を打ったのではないでしょうか?
 主義主張、政治理念が水と油程違う旧社会党出身者が数あわせの論理で一緒にいること自体小沢氏の本音として許せないのではないでしょうか。
 却って大所帯の烏合の衆の民主党よりその方が小沢氏の政治信条を貫くことができると思っているのではないでしょうか。小沢氏の政治理念は基本的には小さな政府です。福田内閣になって大きな政府に舵取りを変えつつあるので、小沢氏が小さな政府のスパイスを振りかけ、時代に逆行する福田内閣に一石を投じれば、国民は歓迎です。 

 福田首相の父親である福田赳夫故首相は、今日の赤字国債の元凶を作った張本人です。又、狂乱物価の後に登場した福田赳夫首相は、財政の引き締めを極端にしすぎて、経済不況を招いてしまいました。
 息子の福田現首相は、消費税の大幅値上げにより、好調を持続している経済に水をぶっかけ、父親と同じ道を辿る危険性を孕んでいます。
 その意味で、政権担当能力に不安がある民主党に代わり、小沢氏が新党を旗揚げし、自民党との小連立内閣を作ることは国民にとってもプラスと考えます。

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