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2007年11月10日 (土)

「マーキュリー通信」no.762【私の異見・ひと言申す-53「接待、贈答品の本質」】

「接待、贈答品の本質」に関して今更ここで述べる必要はないことです。
 今回、防衛省元事務次官守屋氏が民間業者から200回以上のゴルフ接待を受け、贈収賄との関連性を調査中と報道されています。しかし、ここに法律を作ったときの政治家、官僚の狡猾さを感じます。

 民間業者が、見返りを何も求めず役人をゴルフ接待することはあり得ません。長年に亘る夫婦同士の友達づきあいならゴルフ料金は割り勘です。
 何故いけないのか。それはゴルフ料金が官庁への納入価格に上乗せされるからです。それは税金の無駄遣いとなるからです。民間人ならこんな簡単な論理すら役人、政治家には通じないようです。

 法律を定めるとき、民間業者からの贈答品、接待を受けたら、受けた金額に応じ、罰を規定しておけば良いわけです。今回の守屋氏の場合、当然懲役刑です。それを巨額の退職金の自主返納を促す等という生ぬるいことでは国民はとうてい納得しません。もちろん退職金は有無を言わさず没収、そして懲役10年程度の禁固刑を科すくらいの厳しさが無ければ、官僚、政治家の汚職は永久に無くならないでしょう。そして、国民はこれら特権階級の汚職は氷山の一角としか見ていません。だから何度も繰り返しますが、消費税の値上げ等国民が納得するわけありません。

 私ごとになりますが、15年ほど前三井物産勤務時代、看板業者から銀座4丁目の超一等地に看板広告を掲載する依頼を受けました。その業者から年末に高価なお歳暮(10万円くらい?)が届きました。私は受け取る筋合いがないと上司と相談の上お歳暮を返しました。
 結局、看板広告の掲載はできませんでした。期待を裏切られたその業者は三井物産を訴えてきました。筋の通らない告訴を全面的に受け、裁判で決着をつけることになりました。結局、裁判官もその業者の支離滅裂ぶりに呆れ、同業者は敗訴となりました。

 民間でも担当者が法外な贈答品や接待を受けることは禁じられています。それは正当な取引関係が歪み、本来会社にはいるべき利益が個人に帰属してしまうからです。度を超すと、業務上横領となるからです。

 「接待、贈答品の本質」とは、取引関係を円滑にするものであり、当然会社の利益のためにやっているわけです。特に接待やゴルフなど、会社の金を使っても、個人の時間を犠牲にするわけですから、仕事の延長です。中には接待そのものがが好きな人もいます。会社の金を使って飲み食いできるからです。銀座の高級クラブは個人では高嶺の花だからです。そして、中には歯止めが利かなくなる人もいました。しかし、民間企業の場合、交際費の枠を設け、歯止めをかけるような仕組みとなっています。

 今回の防衛省ゴルフ接待事件などは、完全に組織の問題です。チェック機能が働かなかったということは、組織の問題です。この種の問題が出る度ごとに、2度とこのような不祥事が起こらないよう気をつける旨幹部の答弁があります。しかし、一向に改まらないのは、そのようなチェック機能が働いていないからです。ここをいじらなければ、政治家、官僚の汚職事件は永久に解決しません。魚を目の前にした猫と同じです。つまり政治家や官僚は猫並みという訳です。モラルは猫並みでも、知能は猫以上なので、悔しければ汚職が起こらない仕組みを作ればよいわけです。こんな簡単なこと小学生でも分かりますよ。

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