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2007年11月16日 (金)

「マーキュリー通信」no.768【人生に勝利する方程式-19「主体性を発揮する」】

P1010026   「7つの習慣」の私自身の実践編として、第1の習慣「主体性を発揮する」をお話する前に、第2の習慣「 目的を持って始める」からお話しました。「 目的を持って始める」から第1の習慣「主体性を発揮する」ことができると考えています。

 第2の習慣「 目的を持って始める」で述べたように、私自身の人生において高校2年生の頃から明確な目的、目標を持って生きてきました。その目標、目的が明確で強ければ強いほど強い意志とやる気が出てきました。そこから強い情熱が沸いてきました。この行動哲学は58歳になる現在でも変わっていません。

 三井物産には、若手社員用人材開発プログラムとしてCDP(Career Development Program)がありました。入社12年目の課長代理になるまでに管理部門も含め最低3部門を経験させるというルールです。私はそのCDP通りに営業会計、国内鉄鋼営業、石炭の輸入、カナダ駐在と4部門を経験することができました。
 私の目的としていた「世界を股にかける国際ビジネスマンになる」という夢の実現に向け、理想的なキャリアを積むことができました。

 一方、三井物産には人事考課制度の他に毎年12月に次の異動希望先を記入する自己申告制度がありました。私はこれをフル活用して、鉄鋼部門から新しくできたばかりの情報産業部門に異動することができました。慣れ親しんだ鉄鋼部門から情報産業部門に異動することは勇気の要ることです。商社では部門を変わるということは社内転職なので、部門間の異動には結構軋轢があります。私の場合も、「折角菅谷信雄の為に石炭部研修員として投資したのに情報産業部門に移るのはけしからん」という声もありました。しかし、できたてほやほやの情報産業部門でしたが、これからは情報産業は伸びるとの強い信念の下、情報産業部門への異動を決意しました。

 さて、現在の目的は、「これまで培ってきた経験を活かし、できるだけ世の為、人の為になるような仕事をしたい」と思っています。今、億単位のお金があれば、「ユートピア館」という低料金で入居できる老人ホームを建設して、高齢者社会に貢献していきたいと思っています。しかし、残念ながらまだその財力がありません。今は将来の夢に向かっての雌伏の時と考えています。

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