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2007年11月20日 (火)

「マーキュリー通信」no.772【ワンポイントアップの仕事術-22「Win-Winを考える」

 「7つの習慣」の第4の習慣は「Win-Winを考える」です。「Win-Win」、即ち「自分も勝ち、相手も勝つ」という考え方は、私が三井物産勤務時代、1975年に開発会計課から国内鉄鋼商売(当時の鉄鋼建材部)に異動となり、その時の直属の上司土井貞夫氏から教わりました。私より丁度10年先輩の方で、国内の土木建材業界では№1と言われた方でした。
 土井さんは、常日頃「まず相手に儲けさせろ。利益は後からついてくる」と言い、実際にその通りにしていました。当時私は鋼矢板の担当者でしたが、粗利が少ないときにはトン当たり10円という超薄口銭のことも結構あり、伝票代もでませんでした。しかし、これで傘下の販売店は三井物産から鋼矢板を仕入れるようになりました。土井さんの営業戦略は、鋼矢板の販売店経由の商売では儲からなくて良い。その代わり新日鐵の鋼矢板取り扱いではトップになり、役所向け鋼矢板販売でトップを維持することでした。そして、その通りになりました。
 
 私の商売に関する基本的な考え方は、土井さんの考え方を20代後半以降ずっと引き継いでいます。現在、「家庭用生ごみ処理機が当社の主力商品のKif_11871つですが、販売店にはできるだけたくさん売っていただく為に、たくさん利益をとって頂いています。当社の利益は、できるだけ削り、事務経費も絞れるだけ絞っています。当社の基本的な役割は、販売網の構築と販売店のサポートです。後は注文が流れるような仕組みにしています。販売網構築の際には、パワーと手間暇がかかりますが、その後は注文が流れるような仕組みにして省力化を図っています。販売店に儲けさせることで、結果として当社も利益を享受できるような仕組みにしています。Kif_1190
<コーヒーブレイク>
都立神代高校の1年後輩石原直樹氏(エコー計測器㈱社長)が奥多摩の紅葉を撮ってきてくれました。居ながらにして紅葉をエンジョイすることができました(*^^*)
http://blog.campfield.jp/

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