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2007年11月25日 (日)

「マーキュリー通信」no.777【人生に勝利する方程式-21「2つの強さ」】

Kif_0426  安倍前首相に続き民主党小沢代表もぷっつんして民主党代表をいったんは辞任しました。大相撲では精神力強靱といわれた横綱朝青龍が2場所連続出場停止の謹慎処分にショックを受け、ぷっつんしてしまった。

 これら一見強そうに見えるリーダーがいとも簡単にぷっつんしてしまうのは何故でしょうか?
 実は、強さには2種類あります。1つは鋼のような剛(ツヨ)さです。鋼は硬くて剛いのです。少々のことでは壊れません。しかし、ある一定の限界を超えると折れてしまいます。そして、元に戻らなくなります。安倍首相がまさにそうです。小沢代表も民主党の利害で代表に担ぎ上げられているだけで、今回のぷっつん辞任劇で神通力は失せました。

 一方、もう1つの強さは、竹のような強靱な靱(ツヨ)さです。竹は風が吹けばしなります。しかし、決して折れません。大地震の際にも、竹林は根が張っていてびくともしません。以前、耐震診断調査でお客様の和室の畳を上げたところ、床下から小さな竹がしっかりと生えており、その生命力に驚いたことがあります。

 Kif_0433 私自身に関して言えば、外見上の剛(ツヨ)さはありません。しかし、幼少の頃から雑草のごとく逞しく生きてきた私には竹のような靱(ツヨ)さがあります。

 三井物産に入社して4年目に国内の鉄鋼営業に異動となりました。その時の上司が当時の梁瀬課長と土井課長代理でした。二人とも個性は全く違うのですが、甲乙つけがたい業界№1の営業マンでした。その2人から毎日のように怒られました。
 梁瀬課長からは、重箱の隅を突っつくような叱られ方です。箸の上げ下ろしまで注意されるようなそんな細かい叱り方でした。
 一方、土井さんは豪放磊落な性格で、口で叱るより毎日鉄拳が飛んできました。鉄拳が時には頭突きに変わります。そのうち、革靴の底で毎日殴られていました。多分、今の若い人なら3日と持たないと思います。
 私はこれだけ叱られてもけろっとしていました。20代後半にこれだけのしごきを受けたことで、思いっきり精神的に鍛えられました。

 情報産業部門に異動して30代後半から40代前半は、星崎治男元取締役(㈱もしもしホットライン初代社長)の下で7年間使えました。㈱もしもしホットライン、情報通信事業部の新規事業責任者として直接7年間仕えましたが、物産マン時代の上司としては1番長く仕え、一番影響を受けた方で、情報産業部門の中興の祖と言われた方です。
 星崎さんからも、毎日のように怒鳴られていました。100㍍先まで鳴り響く声で、「すがや~」と雷が落ちていました。元来ネアカの私はここでも平然としていました。そのうち、周りでは叱られることはそれだけ可愛がられている証拠と思い始め、「菅谷ばかり叱られてずるい」というような嫉妬心に変わっていきました。
 
 Kif_0442 もともと持っていた雑草のような逞しい性格に加え、物産時代の教育のおかげで、私自身かなり強靱な性格の持ち主となりました。そして、この2番目の靱(ツヨ)さ部分は現在でも日々鍛えています。

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