「マーキュリー通信」no.787【人生に勝利する方程式-22「信頼残高を築く」】
7つの習慣の第4の習慣として"Win-Winを考える"の体験談をお話しました。実は、第3の習慣までは私的成功の分野です。
第1の習慣 主体性を発揮する
第2の習慣 目的を持って始める
第3の習慣 重要事項を優先する
そして、第4の習慣"Win-Winを考える"からは公的成功に入ります。その架け橋として、「信頼残高を築く」があります。これは7つの習慣には入りませんが、人生で勝利する為の重要な要素です。
「信頼残高を築く」前提として、自立した人格が求められます。他人に影響を及ぼしていく時に、自らの内面を鍛える必要があります。これなくして他人への発信、影響力は出てきません。他人に影響を与えるということは、真に自立した人格を形成していくその過程といえます。「信頼残高を築く」には次の6つがあります。
1.相手を理解する
2.小さな事を大切にする
3.約束を守る
4.期待を明確にする
5.誠実さを示す
6.引き出してしまったら素直に謝る
最近友人M氏とこんな出来事がありました。彼は、私にあるビジネスを紹介したのですが、それが欠陥ビジネスと分かり、私は大いに迷惑を受け、経済的損失も受けました。自分の過ちに気づかないM氏に対し、私は、e-メールでそっとM氏に「一言謝ったら?」と伝えたのですが、彼から「自分は良いビジネスを紹介したと今でも思っているので、迷惑をかけたつもりはない」という返事が来ました。
もちろん私自身も、過去に友人知人にビジネスを紹介して迷惑をかけたことはあります。その場合、自ら反省し、迷惑をかけた人に自分の過ちを謝るようにしています。
M氏は今回の私とのやりとりで、私に対する信頼残高の口座から全額引き出しをしてしまいました。そこで、素直に一言謝ればこれまでの関係から信頼残高は直ぐに回復したのに、M氏は一向に謝る気配はありません。
私は、人生において「信頼関係」を最重要事項の1つと考える人間なので、私との信頼関係を壊したM氏とは暫く距離を置くことにしました。ただ、そのことをいつまでも根に持つ人間ではないので、M氏が自分のしたことを反省し、私に対し謝罪すれば信頼残高の口座を復活するつもりです。
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