「マーキュリー通信」no.789【私のコミュニケーション論-50「信頼残高を築く」】
「信頼残高を築く」を本日はコミュニケーションの面で考えてみました。「信頼残高を築く」基本中の基本がコミュニケーションだと思います。コミュニケーションに関しては、非常に奥が深く、初心者レベルから相手への気遣い等も含めた上級者レベルまであります。今回は、ワンポイントアップの仕事術というタイトルなので、基本的なコミュニケーションについて話しますが、この基本的なコミュニケーションができていない人が意外と多いのには驚かされます。
電話をかけて不在なら折り返しコールバックをお願いします。このコールバックができない人が結構います。e-メールも然りです。そのたびにこちらは手間暇がかかります。その内忘れたりしてしまうこともあります。内容は些細なモノから重要なことまで様々です。そして、こんな小さなコミュニケーションを怠ることで大きなミスに発展することがあります。又、これが余り頻繁にあるとお客様や取引先なら不信感や怒りに変わってきます。
一方、コールバックの際に用件を伝えない人も多く、ただ単純に「電話を欲しい」だけ書いてあり、コールバックの繰り返しとなり、徒に時間を浪費することもあります。簡単な用件の場合、携帯なら留守録にその旨メッセージを入れておけばよいし、固定電話なら簡単な用件を一言伝えておくのも相手への配慮です。但し、携帯の留守録に不必要に長いメッセージを録音する人がたまにいます。時には長いメッセージを必要とすることもありますが、通常は迷惑のことの方が多いです。
当社の社員にも、コミュニケーションが全然だめな者が結構いました。彼の携帯メールに指示をしても一向に連絡がありません。取引先からも連絡がない事への苦情が頻繁にありました。彼に、「何故きちんと連絡を取らないのか?」と聞くと、ただ「面倒くさい」の一言。そんな彼も歯は磨いているようです。電話のコールバックは、歯を磨くより簡単なのですが、やはりこれも習慣になっていないのです。コミュニケーションも習慣化するとどんどんよくなっていきます。そして、「信頼残高」は増加していきます。
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