「マーキュリー通信」no.797【来年のプロ野球】
今年のセリーグ最多勝投手ヤクルトのグライシンガーを巨人が獲得した。横浜の押さえのエース、クルーン投手に続き、先発、押さえのエースを獲得して、来年の巨人のリーグ優勝はよほどのアクシデントがない限り約束されたようなモノです。
一方、阪神も広島の4番打者新井を獲得した。これに引き替え中日は福留外野手のMLB入りが濃厚となり、これで来季セリーグの順位はAクラスは今季同様この3チームでほぼ決まり。
一方、今季Bクラスの広島はエース黒田がMLBへ、最下位のヤクルトはエース・グライシンガーと4番打者ラミレスを失い、来季のBクラスが内定したも同然です。
私は巨人ファンなので、巨人が優勝するのはもちろん嬉しいです。しかし、金にものを言わせ、他球団のエース、4番打者をどんどん獲得した上での優勝は何か感激を得られません。プロの一流選手で固めた星野ジャパンが素人のフィリピンチームを10対0のコールドゲームで勝ったけれど、何かアンフェアな感じがして嬉しくありませんでした。逆に、フィリピンチームを気の毒に思いました。
巨人ファンとしては、生え抜きの若手選手と他球団からトレードの力が渾然一体となって、若手選手の成長も楽しみ、わくわくしながら優勝の感激を味わいたいものです。
MLBとFAの2つの制度により、お金のない球団からMLBと金持ち球団に一流選手がどんどん流出する傾向が今後どんどん加速します。これに何とか歯止めをかけないと、エキサイティングなペナントレースを期待できなくなり、益々ファンのプロ野球離れが加速していくと危惧するのは私だけでしょうか。
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